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ライスのアニメ感想:#207 ユリ熊嵐(8)

ユリ熊嵐8話の感想です。周回遅れも常態化してきてる、まずいなあ。
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テリー・ライス @terry_rice88

ユリ熊嵐 EPiSODE:08「箱の花嫁」 人間って言うのは不自由な生き物だね。何故って? だって、自分という「箱」から一緒出られないからね。 その「箱」はね、僕たちを守ってくれるわけじゃない。 僕たちから大切なものを奪っているんだ。 (輪るピングドラム23話EDより抜粋)

2015-03-10 22:46:39
テリー・ライス @terry_rice88

例え隣にいても、壁を越えてつながることも出来ない。 僕らはみんな独りぼっちなのさ。 その「箱」の中で僕たちは何かを得ることは絶対無いだろう。 出口なんてどこにもない、誰も救えやしない、だからさ。 壊すしかないんだ。 箱を、人を、世界を! (輪るピングドラム23話EDより抜粋)

2015-03-10 22:49:38
テリー・ライス @terry_rice88

とまあ、引用が長くなっちゃったけど、「箱」にまつわるエピソードなのでとりあえず挿入してみました。が、これってユリ熊嵐の根幹なのかもしれないなと思う。お話の方はユリーカさんがメイン。彼女自身が「箱」でありクマであり、クマも人も学校も一種の「箱」なんだろうなあと思う。

2015-03-10 22:57:06
テリー・ライス @terry_rice88

「箱」というのの、解釈は多分いろいろあると思うけども。「箱」と「断絶の壁」はやはりイコールで結べる舞台装置なんじゃないかと思う。引用の台詞にもあるように、「箱」に閉じこもってしまえば、四方の壁によって、「断絶」するし、誰も乗り越えてくるものもいないだろう。だから居心地の良い世界だ

2015-03-10 23:01:58
テリー・ライス @terry_rice88

「箱」を大きく拡大すれば、ユリ熊嵐の「断絶の壁」となる。つまり人とクマを隔てるもの。しかし、そこで大きく括った「箱」の中では「透明な存在」は排除される宿命にあるというのはクマでも人でも同じ事として、これまでの話で表現されている。紅羽と銀子はその隔てられた壁の前に立っている。

2015-03-10 23:07:23
テリー・ライス @terry_rice88

一方、ユリーカはこの世に産み落とされた瞬間より、心が空き箱だったということだ。彼女に純粋なものを箱にしまっておかなければならないと言ったオズの魔法の靴を履いた「彼」は踵を二回鳴らすも、ユリーカによって三回目は鳴らず、彼女の空疎な「箱」に消え去った。それでも隙間は埋まらない。

2015-03-10 23:14:15
テリー・ライス @terry_rice88

ユリーカは度ある毎に「見つけられている」。彼女そのものが「箱」である以上、純粋さは失われないが、彼女を見つけた者は移ろいでゆく。「彼」も紅羽の母親、澪愛も。ユリーカの存在を残しつつ他の者も入り込む。それはどうしようもない事実と経過で。永遠にユリーカでいっぱいに満たされることはない

2015-03-10 23:21:13
テリー・ライス @terry_rice88

だからユリーカはミスリードする。自分の「スキ」が別の誰かに移ってしまうという極めて子供じみた思考によって。おそらく「スキ」は作中において、誰にでも分け与えられるものとして、「約束のキス」となって伝わるのだと思うのだが、ユリーカはそれがわからない。彼女が「箱」であるからだ。

2015-03-10 23:26:25
テリー・ライス @terry_rice88

空虚な「箱」は中身を入れなければならない。だがしかし、「スキ」はそのように埋めるものではなく、奥底から湧き上がるものであり、誰かしらから与えられるものなのだろうと思う。「箱」が「箱」である以上、湧き上がるものもなければ、生み出されるものでもないの自明の理。

2015-03-10 23:30:18
テリー・ライス @terry_rice88

それが引用した部分のように「箱の中では何も得るものはない」というわけだ。だからユリーカの「箱」の飢餓感はおそらくいつまで経っても消え去らないものだと思う。紅羽を「箱」へ入れられたとしてもだ。ユリーカが「箱」という状態を脱却しない限り、残り続ける「呪い」でもあるんだろうなあ。

2015-03-10 23:34:20
テリー・ライス @terry_rice88

んで、紅羽と銀子は「断絶の壁」という「箱」にお互い向き合っている状態で、先の童話のように、鏡合わせで自分と対峙しているという構図。構図自体はウテナを見ている人なら、ウテナとアンシーの表裏一体の関係性を思い浮かべる人もいるだろう。お互い壁を隔てて、自分を見つめあっている。

2015-03-11 00:00:54
テリー・ライス @terry_rice88

紅羽がクマを許さないのも大切な人を助けられなかった自分が何より許せないという裏返しでもあるし、銀子が紅羽を私のクマリア様と信じて疑わないのも彼女が見つけた新しい自分でもあるからなのだと思う。だからモノローグの「最初から大好きで、最初から大嫌いだった」というのも自分に跳ね返ってくる

2015-03-11 00:06:33
テリー・ライス @terry_rice88

これらの「箱」と「壁」を乗り越えるために「約束のキス」が存在していて、紅羽と銀子にまつわる物語として、ユリ熊嵐が機能してるんじゃないだろうか。今回引用した、ピンドラの台詞を肯定的に認め、先へと乗り越えるという形を見せてくれているのは興味深く見ることが出来るんじゃないかと。

2015-03-11 00:09:29
テリー・ライス @terry_rice88

さて、そこで問題なのがるるか。彼女は既に約束のキスを諦めているわけだから、紅羽と銀この物語に入り込む余地が既にない以上、彼女たちの物語の外側からサポートすることになるのかどうか。彼女の立ち位置がこれから鍵となっていきそうな予感も少なからずあるが果たして。

2015-03-11 00:12:05
テリー・ライス @terry_rice88

というところで、8話の感想は以上。ではまた9話の感想でお会いしましょう。それでは。

2015-03-11 00:12:50

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まとめ ライスのアニメ感想:#206 ユリ熊嵐(7) 大幅周回遅れのユリ熊嵐7話の感想です。遅れて申し訳ないです。 1074 pv 3

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