「境界のないセカイ」連載中止騒動を受けての黒猫亭(chronekotei)さんの連続ツイートまとめ。
- tikuwa_zero
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解同の活動で、勝手な自主規制に対して抗議したって話は聞いたことがあるな。機械的な自主規制は差別問題に対する無関心でしかないと謂うような理由だったかと思うが。
2015-03-15 11:07:00何が問題であるかを理解せずに、機械的にマニュアルやリストで対応して、先回りして過剰な自主規制を行うことは、それ自体が差別問題に対する無理解や無関心の表出だって話だが、その言い分自体は正しいと思ったな。まあ、他の動機もあったんだろうけど(笑)。
2015-03-15 11:16:52たしかに過剰な自主規制や機械的で硬直した解釈って、差別問題を不可視化するだけなんだよな。でも、この件でLGBT界隈が動くかと謂ったら多分動かないんだろうね。何か講談社側と同じことを言って批判しそうな気がする。
2015-03-15 11:19:38問題になったとされる場面の画像を見る限り、オペレータの台詞が作中で肯定的に扱われていないことはわかると思うんだけどな。/「境界のないセカイ」マンガボックス連載終了のお知らせ ikuya.sblo.jp/article/115089…
2015-03-15 13:00:05「境界のないセカイ」で一つ明らかになったのは、 「出版社は面倒ごとを極力避けるし、自分たちの保身のためなら(よほど儲かってないと)作家も作品も切り捨てる」 「ってか、そもそも消耗品である作家や作品を守る意思も意図もない」 ってことかな。
2015-03-15 13:00:29勿論ストーリーのコンテクストがあるから一ページ見ただけで判断出来るのかと謂うことはあるけど、こう謂う台詞が出てきて普通の読者が「そうですね、その通りですね」って受け取るとも思えないんだけどな。
2015-03-15 13:02:11あと、伝聞のさらに要約だから実際はどう言ったのかと謂う問題もあるが、「クレームを回避したい」と謂う言い方をしているのが志が低いと謂うか何と謂うか。性差別だから問題だ、じゃないんだよな。
2015-03-15 13:04:30この表現を性差別と認識してクレームを入れてくる人がいるかもしれないと謂う想定の下にそれを回避したいから連載を中止すると謂うのが何重にもひどいんだよな。
2015-03-15 13:06:11ややこしいのは、ホントにクレームを入れてくる人がいないとも限らないってことなんだよな。幾ら「ボクの、私の周りのLGBTの人はマトモな人ばかりです」って言ってみたって、あんたらの周り以外ではマトモじゃない人だってたくさんいるわけなんだよ。
2015-03-15 13:07:59表現と性差別の問題では、これまでも難癖としか思えないようなくだらない批判が湧いて出たことが何度もあったわけだけど、フェミやLGBTの論者があんまりそれを批判しなかった、むしろ少なからず乗っかった人がいた、そう謂う状況を考えると、面倒だから避けようって企業判断に文句が言えなくなる。
2015-03-15 13:10:29@chronekotei それで云うと、 急進的フェミニズム論者やLGBT界隈の人々の行動原理って単にヤクザと同じラインになりますね (^_^;) 実際圧力団体としての方法論はほぼ同じなんだろうけど。
2015-03-15 13:14:35@u23mjag キチンと主張の筋を通さずに社会の関心を惹けばいいと謂うようなやり方をしていれば、いずれ社会の側はヤクザと同一視するでしょうね。
2015-03-15 13:15:39そうやって、フェミニズムやLGBTの議論を進歩させるには一ミリも役に立たないようなくだらない騒動があり得ることを想定した上で、理解もしていなければ関心もない人々が「くだらないトラブルは避けたいから」と謂う理由で表現を自主規制する。それが何重にもくだらないんだよな。
2015-03-15 13:17:37「境界のないセカイ」の出版社側自主規制で連載中止が話題になってるけど、山本英夫先生の「おカマ白書」は、実際にLGBT団体に抗議されて回収騒ぎにもなってる前例があるらね(その後、団体監修で完全版発行)リスクを背負いたくないのもあるかも。 pic.twitter.com/xLm7etPhw6
2015-03-15 13:18:10アタマ痛いのは「男(女)が好きなら女(男)になれば良いのでは?」と謂う台詞を読んで、ホントにそのまんま「性役割の圧し附けだ!」って批判する人がいそうだってことなんだよなぁ。そしてその難癖を批判する人がいるとしたらフェミやLGBTの問題から距離のある人だろう。
2015-03-15 13:20:54そうやって堂々巡りをしている間は性差別の問題は全然進展していないわけでな。何か役に立つことをしているつもりの連中がそうやって無思慮に問題をかき回すことでむしろ退行したりするわけだ。
2015-03-15 13:22:45@chronekotei これだといずれ「しょうもない奴が作中でだんだん意識改革していくような話」は連載作品では出来なくなっちゃいますね。はじめから正しいことしか言ってない作品でないと打ち切られちゃう。
2015-03-15 13:28:39@masyuuki 作者の方が「背景世界の提示はそれが必要となる直前まで後回しにすることもできましたし、連載中の打ち合わせの中で回避することもできたはず」って言ってますが、そこまで痛くもない腹を探られることを警戒する必要があると、それ自体表現の枷だよなぁと思いました。
2015-03-15 13:33:29だって、問題にならないのなら背景世界の提示をどの段階で行うかってのは作劇の問題であってそこに作者の裁量があるわけじゃん。それがクレーム回避の為に制約されるってのがすでに表現の萎縮ではあるんだよね。
2015-03-15 13:34:54そう謂うふうに外的な要因に配慮して叙述の手順を変えたら、それによって「唐突にいきなり真面目なことを言い出した」「問題意識が軽いよね」って感じるかもしれないじゃないか。それは本当に社会的公平性に益することなのか、政治的に正しい表現のあり方なのか、もっとよく考えようぜ。
2015-03-15 13:37:40@chronekotei 人工知能学会への批判がまさにその「後出し批判」でした<いきなり真面目だとか。もはや批判のための批判。
2015-03-15 13:42:58@tk2193 もう何度も言ってますけどね、誰か悪い奴がいるから悪いことが起こる式の考え方は社会を一ミリも進歩させないんですよ。悪い奴にはそれなりの責任を負わせればいい。しかし、社会の問題の大半は社会のあり方の問題です。
2015-03-15 13:45:11何かを糾弾することで社会を変えようとするのではなく、社会の歪みを構造として捉えて歪みの根本を是正しようと考えなければ社会なんて変わらないんだよ。
2015-03-15 13:46:08