渡辺芳之先生ynabe39の「「耳がいい」「目がいい」というのはある種の比喩であって、そこで比較されているのは聴覚システム、視覚システム全体の性能である。」
前にも書いたように、人間の「耳」そのものは人間の作るマイクロフォンより特に高性能ではないが、人間の「聴覚」はマイクロフォンやそれが接続される各種の測定器や録音機よりはるかに分解能やダイナミックレンジに優れる。「耳」以外も含めた聴覚システム全体でそれが実現されている。
渡邊芳之
@ynabe39
千の風になって。
北海道帯広市 · twilog.org/ynabe39
渡邊 芳之(わたなべ よしゆき、1962年4月22日 - )は日本の心理学者。帯広畜産大学人間科学研究部門(人文社会・体育学分野)教授。博士(心理学・東京国際大学)。 佐藤達哉、尾見康博との共同研究を中心に心理学論、心理学史、人格心理学や血液型性格分類の批判的検討などの分野に論文・著作を持つ。趣味はレコード蒐集。
http://ja.wikipedia.org/wiki/渡邊芳之
渡邊 芳之 -帯広畜産大学-
http://www.obihiro.ac.jp/ichiran/watanabe_yoshiyuki.html
渡邊芳之
@ynabe39
感覚受容器としての鼓膜以降の機構の「性能」は人間の聴覚の能力の一部しか構成していない。耳の穴や耳たぶ、動かすことのできる頭や体全体が聴覚のシステムを構成していて、それら全体が「聞こえる音」の分解能やダイナミックレンジに貢献している。
2015-03-16 05:18:50
渡邊芳之
@ynabe39
前にも書いたように、人間の「耳」そのものは人間の作るマイクロフォンより特に高性能ではないが、人間の「聴覚」はマイクロフォンやそれが接続される各種の測定器や録音機よりはるかに分解能やダイナミックレンジに優れる。「耳」以外も含めた聴覚システム全体でそれが実現されている。
2015-03-16 05:22:04
渡邊芳之
@ynabe39
味覚だともっとわかりやすい。「おいしい食べ物を味わう」というのが「味覚の感覚受容器としての舌の機能」だけでなく歯触りや口触り、噛みごこち、香りや見た目など他の知覚システムとの連携も含めた「大きなシステム」の働きであるというのは誰でも気づくだろう。
2015-03-16 05:28:06