フェイスブックで超面白そうな本が回ってきた。緊縮財政は人の命を奪うって内容らしいけど、冬コミの医療統計学本にも関わりそうな内容。買おうか。>経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策 デヴィッド スタックラー amazon.co.jp/dp/4794220863/…
2014-10-15 15:49:39経済政策で人は死ぬか? ―― 公衆衛生学から見た不況対策 | 話題の本 | 書籍案内 | 草思社 soshisha.com/book_wadai/boo…
2014-12-14 12:04:09今朝の朝日新聞書評に、「経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策」が取り上げられていた。内容は科学・医学的見地から、各国の経済・財政政策を検討するもの。
2014-12-14 12:07:41抜粋すると、人の生命と健康に悪影響を及ぼすのは、不況そのものよりも不況のときに無謀な緊縮政策を採ること。世界経済危機の後のアイスランドとギリシャを対比し、医療費などの削減を行ったギリシャで不況は悪化し、福祉を維持したアイスランドは不況から脱出したという。
2014-12-14 12:08:49さっきまとめたように、朝日新聞は不況下に増税を主張するマゾヒストだが、たまに反対の意見も載る。朝日新聞も多少揺れているようで、それはいいこと。
2014-12-14 12:11:23金融緩和か緊縮財政か 『経済政策で人は死ぬか? 公衆衛生学から見た不況対策』 (デヴィッド・スタックラー、サンジェイ・バス 著/橘明美、臼井美… | 今週の必読 - 週刊文春WEB shukan.bunshun.jp/articles/-/4602 @shukan_bunshunさんから
2014-12-14 12:18:42IMFの財政緊縮案がデタラメなものであり、それに従って緊縮財政を行った各国はひどい目にあった、というのはスティグリッツ「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」でもすでに指摘されていることである。しかし「国民の健康」という側面から、データで裏付けた本の意義は大きい。
2014-12-14 17:01:27イギリスとかは無料(外来処方薬、歯科医療などは一部有料)だったが、しかし近年有料化が進んでいる? とかどこかで聞いたので、確信が持てなくなっていた。ベーシック・インカムを提唱しながら、医療の無償化については腰が引けた意見になってしまった。
2015-03-18 14:08:23これからゆっくり読むところだが、スタックラー、バス「経済政策で人は死ぬか?」によると、第二次大戦後、イギリスは戦争で巨額の債務を抱えながらも、医療の無償化に踏み切ったわけ。
2015-03-18 14:09:08しかし保守党のキャメロン首相率いる政権は、2012年に医療の民営化、民間委託を進める法案を可決した。「民営化ではない」と言っているが、事実上の民営化である。早速苦情が次々と寄せられ、問題が発覚しているようだ。
2015-03-18 14:13:23政府予算から医療費を削減すれば、死亡率が上昇し、平均寿命が縮まり、要するに人が死ぬ。明々白々たる事実に見えるが、緊縮財政論者はこれを否定し続けている。さすがに、「財政赤字のほうが大変だから、人が死んでもいい」と言い切る勇気のある人は居ないようだ。
2015-03-18 18:05:13しかしおかげで、「市場に任せれば効率的」「民営化が医療を活性化する」というイデオロギーだけの政策論が跋扈している。日本もTPP交渉で医療分野の規制緩和などを求められているから、決して対岸の火事ではない。
2015-03-18 18:05:46昔「イギリス人は理想がお好き」というちょっと話題になったエッセイで、イギリスの医療制度は無料のため、診療の予約が満杯で数ヶ月治療を待たされる・・・、という恐ろしいことが書いてあったが、データのほうは、イギリスがうまく行っていたことを示しているようだ。
2015-03-18 18:07:34言ってること悪魔ですね。 インフレ期待より成長期待 須田美矢子・元日銀審議委員 - 朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASH3C…
2015-03-18 19:40:55