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フワンテのおさんぽ
風の吹くままぷわぷわしていると、どこからかピンク色したきれいな花びらが飛んできたよ。しばらくするとまた飛んできて、そのうち花吹雪に巻き込まれちゃった!
2015-03-04 18:23:35でも楽しい時間はあっという間に終わっちゃう。フワンテは突風にあおられて、ひゅーんと飛ばされちゃった
2015-03-04 18:32:24空はもうオレンジ色の夕焼け空。巣に帰っていくチルットやチルタリスの群れに不時着して、ふわふわの羽毛で一眠り
2015-03-04 18:36:09頭のあたりを触ってみると、もらった冠は落ちてなかったみたい。連れて帰ってこらたし、よかったね。フワンテ
2015-03-04 18:47:03ヒトモシのおつかい
ヒトモシはおつかいを頼まれました。知り合いでシェフをやってるおじさんに、今日使う分の材料を届けに行くのです
2015-03-05 20:41:45てくてく森を歩いていると、お腹をすかせたメラルバと出会いました。もう三日も何も食べていないというので、ヒトモシはバスケットから木の実を出して、メラルバにあげました
2015-03-05 20:45:13お礼に「ぎんのこな」を貰って、ヒトモシはまたてくてく歩いていきました。森を抜けて湖の近くを歩いてると、これまたお腹をすかせたスワンナに出会いました。怪我をして魚が取れなくなってお腹がぺこぺこだというので、ヒトモシはバスケットからお魚を出して、スワンナにあげました
2015-03-05 20:48:53お礼に「きれいなハネ」を貰って、届け先のホテルの近くまで乗せてくれました。濃霧を抜ければホテルはすぐそこです。
2015-03-05 20:54:40霧の中を歩いていると、オニドリルに出会いました。オニドリルはヒトモシを見つけるなり襲い掛かってきて、バスケットの中にあったお肉をむしゃむしゃ食べてしまいました。そのまま飛び立とうとしたので、ヒトモシはおにびを何発かぶつけてやりました
2015-03-05 21:00:21やけどを負ったオニドリルは「するどいくちばし」を落としましたが、どこかへ飛んで行ってしまいました。どうしましょう、バスケットにはもう食べ物がありません
2015-03-05 21:03:02とりあえず貰ったものと拾ったものをバスケットに入れて、ホテルに向かいました。どことも知らぬ場所にあるそこは、入口にかけられたろうそくが怪しく揺らめく、グレイブビューが自慢の素敵なホテルです
2015-03-05 21:11:04シェフは調理場でヒトモシが来るのを待っていました。道中を説明する間もなく、バスケットを受け取るとシェフは調理を始めてしまいました。こうなるともう聞く耳を持たないので、ヒトモシは料理が出来上がるのを待つことにしました
2015-03-05 21:15:42しばらくすると料理が運ばれてきました。しかしどうしたことでしょう、シェフはとってもご機嫌なのです。
2015-03-05 21:17:40なんとヒトモシが持ってきたものが、今作っている創作料理に必要なものばかりだったのです。普通の食材を使う料理にマンネリ気味だったシェフは、ちょうどいいものを持ってきてくれたと喜んでいたのです
2015-03-05 21:19:44