しおいミュージアム

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

しおいミュージアム(年齢ごとのしおいが水槽に入って展示されている。案内人はしおい)

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

しおい「これは生まれた直後のしおい。この頃はまだ日焼けしてないんだねー。それから、これは3歳のしおい。バッチリ日に焼けて、元気そうだね。これは10歳のしおい。このころ初潮が来たんだよねー、あの頃はびっくりしたなぁ」

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しおい「これは15歳のしおい。この頃提督さんに出会ったんだよね。それから、これが18歳のしおい。花嫁衣裳、自分で言うのも何だけど、別人になったみたいに綺麗になれたんだ……」

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しおい「21歳のしおいは、赤ちゃんと一緒。次の年の初めに、女の子が生まれたんだ。それから、24歳のしおい。二人目の女の子がお腹にいるよ。そして、30歳のしおい。肌のハリはなくなってきたけどそれはそれで別な魅力があるんだって。へんなの。」

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

しおい「ここから先、見る？未来を知っちゃって、面白くないと思うんだ。それでも……見たい？」

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しおい「……おつかれさまでした。長い長いしおいの旅も、これでおしまい。えっ？聞いてなかったの！？ひどーい！……ま、そのほうがいいかもね」

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しおい「この扉を出たら、元の場所に帰れるよ。多分、もう一度ここに来ることはないと思う。ここはどこにもない場所だから……」

かげひと(ΦωΦ) @KGHT_2

しおい「そんな顔しないで、向こうに戻ったら、あなたのしおいに会えるから。それじゃあ、『さようなら』」