噴火速報は登山者の命をむしろ脅かす。

噴火警報を登山者にいかに迅速に伝達するかの模索なら、まだわかる。噴火が起こってから、中央が現場に情報伝達してなんになる。とっさの避難行動のじゃまになるだけだ。
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登山者に噴火速報は必要ない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

九州の9火山、噴火速報に難 携帯電波届かず nishinippon.co.jp/nnp/national/a… 「御嶽山の噴火では、気象庁が8分後にウェブサイトや自治体などに「噴火に関する火山観測報」を出した。迅速な情報発信と、山中でも即座にそれを受け取れるシステムの構築が課題となっている。」

2015-03-26 05:17:39

九州の9火山、噴火速報に難 携帯電波届かず

2015年03月26日(最終更新 2015年03月26日 00時39分)

 気象庁が常時観測する九州の9火山のうち、山頂の全域で携帯電話大手3社すべての電波が受信できる火山はなく、防災行政無線のスピーカーが山頂にあるのは阿蘇山(熊本県)のみであることが総務省消防庁の調査で分かった。気象庁は噴火直後に危険を知らせるため、登山者らに「噴火速報」を新たに提供することを検討しているが、速報が伝わらない可能性がある。
 消防庁は昨年10月、常時観測対象の全国47火山がある23都道府県159市町村に、情報の伝達手段の整備状況を聞いた。無線スピーカーの設置は16火山にとどまり、NTTドコモ、ソフトバンク、KDDIのいずれもが山頂の全域でつながるのは有珠山、アトサヌプリ(北海道)、箱根山(静岡県)の3火山だけだった。
 九州9火山のうち、離島の3火山と桜島(鹿児島県)を除く5火山で3社ともつながるのは山頂の一部地域にとどまる。離島の3火山のうち、口永良部島(同)と諏訪之瀬島(同)ではドコモが受信できるが、他2社は通じない。薩摩硫黄島(同)は3社とも通じない。桜島は立ち入り規制のため把握できていない。
 3社は電波が通じるエリアをウェブサイドで公開しているが、山地は天候や季節により環境が変化しやすく実際にはエリア内でも通じない場合もあるという。
 また、市町村からの情報が届く防災行政無線のスピーカーを山頂に設置しているのは阿蘇山のみ。途中の山道にあるのも阿蘇山と霧島山(宮崎、鹿児島両県)だけで、携帯電話以外の情報伝達手段が乏しいことも分かった。
 御嶽(おんたけ)山(長野、岐阜両県)の噴火では、気象庁が8分後にウェブサイトや自治体などに「噴火に関する火山観測報」を出した。迅速な情報発信と、山中でも即座にそれを受け取れるシステムの構築が課題となっている。
=2015/03/26付 西日本新聞朝刊=

早川由紀夫 @HayakawaYukio

そんなこと課題になっていません。去年の御嶽山では、気象庁が情報出すずっと前に登山者は噴火に気づいていました。火口直近にいる登山者にとって、気象庁からの情報は不要です。むしろ、登山者からの情報を気象庁がいかにすみやかに受け取るかが課題です。

2015-03-26 05:20:18
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「気象庁は噴火直後に危険を知らせるため、登山者らに「噴火速報」を新たに提供することを検討しているが、速報が伝わらない可能性がある。」 始めの一歩を間違えると、こうやって無駄な検討がどんどん拡大していく。

2015-03-26 05:25:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴火速報が必要だの気象庁主張は、噴火予知ができないことをみずから告白しているに等しい。ならば、気象業務法13条を元に戻して噴火警報システムを廃止しなければおかしい。

2015-03-26 05:27:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

活火山の山頂にいる登山者が携帯電話で気象庁からの噴火速報を待っている姿は、大きな地震を感じたあと海岸から避難することなくテレビ画面を注視して津波警報が出るかどうかを確認している姿と重なる。

2015-03-26 05:37:25

噴火速報を受信しようとして避難が遅れる。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

去年の御嶽山の場合は、噴火に気づいたあと携帯電話にかじりついた時間が長かったひとほど高い確率で命を落とした。避難行動に移るまでの時間がかかった。噴火速報を創設して携帯電話でそれを通知しようとする企ては、その自己埋没行為に拍車をかけるものだ。

2015-03-26 07:09:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

突然の噴火から登山者の命を救う役目は果たさない。避難行動を遅らせて、むしろ死者を増やす。

2015-03-26 07:12:52
早川由紀夫 @HayakawaYukio

山に登ったことがないひとたちが机上で考えるから、こういうことになるんだろね。

2015-03-26 07:13:50
早川由紀夫 @HayakawaYukio

2001年7月23日、浅間山の登山規制を28年ぶりに緩和するときに委員として参加した私は、それ以来毎年かかさず登山して、浅間山の様子と登山者の様子を把握している。 elekitel.jp/elekitel/serie… pringles.blog23.fc2.com/blog-category-…

2015-03-26 07:24:16
早川由紀夫 @HayakawaYukio

火山に登山中に噴火に遭遇したら、すみやかに物陰に隠れるなり高所に這い上がるなりしたあと、時機を見て噴火口から離れる。これしかない。携帯電話なんか操作してると死ぬ

2015-03-26 07:33:15
早川由紀夫 @HayakawaYukio

噴火速報:噴火した過去の事実を伝える。 噴火警報:噴火しそうだと未来予測を伝える。 同じ組織が(防災目的で)この両方をやるというのはどう考えてもおかしい。いったい噴火予知できるのか、できないのか。はっきりしろ。

2015-03-26 07:36:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

現行法では、噴火予知できるとして噴火警報システムが運用されている。それなのに噴火速報出すのは屋上屋でおかしい。予知できるのだから、いらないはずだ。

2015-03-26 07:37:30
早川由紀夫 @HayakawaYukio

じっさいには噴火予知は未成熟な技術であって、ほとんど当たらない。的中率は1割程度だ。噴火警報を廃して噴火速報だけにするというなら、一応納得できる。噴火速報は、居住地域では役に立つだろう。山では、すでに書いたように、役に立たない。むしろ害毒。

2015-03-26 07:41:35
早川由紀夫 @HayakawaYukio

津波にさらわれても助かるようにライフジャケットを配備しようの考えと同じだ。噴火速報。

2015-03-26 07:43:28
ヘルメットをかぶった猫・東日本回遊中 @neko3no3te

災害時や事件の時に携帯を見たり写真をとることで「他人事感」が増すと思う。 避難の初動や決断を遅らせると思うが、一方でパニックの抑止にもなると思う。それが吉とでるか凶と出るか。

2015-03-26 07:43:38

火山観測技術の向上はない。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

気象庁がいま計画している「噴火速報」は、すでにある「噴火に関する火山観測報」を data.jma.go.jp/svd/vois/data/… 監視技術は変えることなく、情報流通だけを変えて広く一般に通知しようとするものだ。火山監視技術の向上を伴うものではない。

2015-03-26 08:23:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

「噴火に関する火山観測報」は、いま実際には、(桜島や阿蘇などしょっちゅう噴火していて機器観測が整備されている火山を除けば)監視カメラの画像を担当者が見て出している。監視カメラ画像より現地の登山者のほうがより多くの情報をもっている。当然だ。

2015-03-26 08:34:07
Prof.Nonnderu.YAMA @mayamasa

携帯を見てたり、写真を取ったりしてたら死ぬ。異変を眼で見て逃げるのが最速。 RT @HayakawaYukio: 突然の噴火から登山者の命を救う役目は果たさない。避難行動を遅らせて、むしろ死者を増やす。

2015-03-26 09:23:38

気象庁は、むしろ登山者から情報をもらう側だ。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「「登山者を守れ」新たな火山防災対策」 News i - TBSの動画ニュースサイト news.tbs.co.jp/newseye/tbs_ne… 携帯電話で登山者を噴火から守ろうと本気で考えているらしい。

2015-03-26 18:36:36
早川由紀夫 @HayakawaYukio

Reading:「御嶽山教訓に早期に改善策」気象庁長官 NHKニュース nhk.jp/N4IS4Ct9

2015-03-26 18:40:35