何故か「周産期死亡率だけ」で赤ちゃんの死亡を語る「宝島」の偏向報道:またも出ました統計のつまみ食い
- parasite2006
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発端
【宝島】福島県の汚染地帯で新たな異変発覚!「胎児」「赤ちゃん」の死亡がなぜ多発するのか? ~誰も書けなかった福島原発事故の健康被害 【第6回 前編】~(宝島) dlvr.it/95KDG8
2015-03-24 17:57:37【宝島】福島県の汚染地帯で新たな異変発覚!「胎児」「赤ちゃん」の死亡がなぜ多発するのか?~誰も書けなかった福島原発事故の健康被害 【第6回 後編】~(宝島) dlvr.it/95wShz
2015-03-25 12:10:37(↑以上2件の記事は宝島の2015年4月号の記事で、3月25日に同誌の5月号が発売されたのでYahooニュースの雑誌コーナーに転載されてきた模様です。紙版雑誌の発売時とネット転載時の2度おいしいわけですか↓)
(記事を鵜呑みにした反響はあまりに多すぎて省略、今も増え続けています)
早くも検証記事、有り難うございます
何故か「周産期死亡率だけ」で赤ちゃんの死亡を語る「宝島」の偏向報道 ・・・「乳児死亡率」や「新生児死亡率」が全国平均より低いのは無視です(笑) 死産率も周産期死亡率も事故前と殆ど変わらないんだけど・... mixi.at/a5fyuZ9 #mixipage
2015-03-25 13:18:09「宝島」の記事について検証しなきゃ、と思っていたらベレッタさんが丁寧な検証をしてくださっていた。多謝。→何故か「周産期死亡率だけ」で福島県の出産リスクを語る「宝島」の偏向報道page.mixi.jp/run_page_apps.…
2015-03-25 18:31:26この筆者の名前は覚えておいて、今度見たら眉につばをつけて読むに限る:明石昇二郎(ルポルタージュ研究所)bit.ly/VMQCSq 去年秋から月刊宝島に連載を続けてきたがデータつまみ食いと統計誤用の連続に終始。検証例bit.ly/1CQfs6B
2015-03-26 10:33:28@parasite2006 おッ、流石はnaoさん!既にベレッタさんが検証されてたんですね。気が付きませんでした。ありがとうございます。 2014年の周産期死亡率データはどこからかどこから持ってきたのか分かりませんが、 しかし、相変わらず不安を煽り隊の人達がいてがっくりします。
2015-03-26 11:04:27(以下データの出どころについてちょっとだけ補足、今度同じようなことがあったときにお役に立てていただければ幸いです)
@kazooooya 厚労省HPの人口動態調査コーナーbit.ly/12cEqcP へ行くと、一番下に「人口動態統計月報」という項目があり、ここの最新版が2014年10月まで出ています(月報は調査月の約5ヶ月後に公表だそうで)。
2015-03-26 11:19:57@kazooooya 厚労省HPの人口動態調査コーナーbit.ly/12cEqcP の上から2つ目にあるのが「人口動態統計(確定数)の概況」でこれが最終版。現在平成25年度版まで。宝島の記事はここを見ただけで、その後の変化を「人口動態統計月報」で追跡しなかった
2015-03-26 11:24:24@parasite2006 おッ、ありがとうございます。では確定データではなく、年途中までのデータでグラフ化したということでしょうか? もしそうだとすると印象操作みたいな気がしないでもない ^.^; まぁ統計の範囲内だからどうでもいいんですけどね。
2015-03-26 11:25:48@kazooooya 厚労省の人口動態調査のプロセスは月報(概数、調査月の約5ヶ月後に公表)→月報年計(概数、調査年の翌年6月上旬頃公表)→正式版の人口動態統計(確定数、月報年計に修正を入れ、調査年の翌年9月上旬頃公表)の順に進みます。(続く)
2015-03-26 11:32:33@kazooooya (続き)平成25年度版のデータが2014年3月の月報で締められて(確定版公表は2014年9月)以降の傾向を追跡するには2014年4月以降の月報を使う以外に方法なし。暫定版の月報年計と確定数の正式版の違いと言われても、傾向がひっくり返るほどの差は考えられません
2015-03-26 11:40:27参考まとめ
こちらのまとめはデータの探し方についても非常に勉強になりますので、目を通しておかれることをおすすめします。
死産率のデータは厚生労働省の人口動態統計の第1表〜第3表に集計されている自然死産数と人工死産数を出生数で割って計算することができ(出生1000件あたりで出すのがお約束)、都道府県別の比較は第3表に出ています。
乳児死亡率は人口動態統計の第5表で死因別内訳(先天性奇形を含む)まで見ることができます。
こちらは人口動態統計月報の統計表一覧ですが、何番の表にどんなデータが掲載されているかは月報でも年報でも全く同じなので覚えておくと便利です。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/m2014/10.html
流産率の統計(できれば都道府県別に見て比較できるもの)をどこで見ることができるかは現在調査中です。
5年経っても性懲りもなく、今度は胃癌ですか