【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 津田敏秀氏による「県民健康管理調査」検討委員会の甲状腺がんデータ分析結果の紹介です。
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島薗進 @Shimazono

1【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】『科学』4月号iwanami.co.jp/kagaku/yokoku.… 「2015年2月12日第18回福島県「県民健康調査」検討委員会発表の甲状腺がんデータの分析結果」。「先行検査」と「本格検査」の双方の分析だが、後者のみ紹介。

2015-03-27 08:15:40
島薗進 @Shimazono

2【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】本格検査で2014年12月31日現在、B判定611人の内、262人が確定の段階。穿刺吸引細胞診が22人に実施され8例ががん(疑い)症例。第1次検査確定数7万5311人を分母として、原発災害以前の全国平均と比較。

2015-03-27 08:16:11
島薗進 @Shimazono

3【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】全国の0-19歳の年間甲状腺がん発生率(2003~7年)を根拠に100万人中3人と設定。本格検査8例の割合は、第1次検査確定数7万5311人を分母として11.80倍。まだ検査途中の対象者が多いので、だいぶ控え目の計算。

2015-03-27 08:16:30
島薗進 @Shimazono

4【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】以下、どういう対策をとるべきかについての津田教授の叙述を書き抜く。「検診は繰り返せば繰り返すほど受診割合が下がり、症例把握ができなくなるので、他の症例把握方法を早急に検討すべき時期である。具体的には、広島・長崎の」

2015-03-27 08:16:51
島薗進 @Shimazono

5【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「被ばく者において行われている「被爆者手帳」(名前に抵抗があるのならば、「県民手帳」や「絆手帳」など名前を変えればよい)に相当する制度を始め、これに加えて全国のがん登録制度の充実とその中の福島県民を抽出する。」

2015-03-27 08:17:10
島薗進 @Shimazono

6【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「これらのシステムを早急に構築するべきである」。以上は受診者の減少への対処法。以下は本格検査での、統計的に有意な多発の結果を受けて必要な対策。2巡目なのでスクリーニング効果ではまったく説明できない。だとすれば…

2015-03-27 08:17:26
島薗進 @Shimazono

7【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「福島県は、もうこれ以上、根拠もなく無意味な時間の浪費を続けるのではなく、県民の信頼回復を図るために、科学的に妥当な分析を行い、その知見と現実とに対応し対策に結びつく発表を適宜行う姿勢へと修正を始めるべきである」

2015-03-27 08:17:46
島薗進 @Shimazono

8【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「現在の無為無策の状態から早く抜けだし、症例把握を拡大し、2011年に19歳以上であった県民の甲状腺がん症例把握や甲状腺がん以外のがんや、非がん疾患の症例把握に力を入れるべきである。同時に、特に南の方に隣接する各県も」

2015-03-27 08:18:06
島薗進 @Shimazono

9【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「また、これらの疾患の症例把握を始めるべきである」。最後に、WHOの予測にふれ、さらに対策を充実すべきと唱えられている。「現在の甲状腺がんの発見状況は、WHOによる15年リスクの予測(2013)を、すでに4年目にして」

2015-03-27 08:18:24
島薗進 @Shimazono

11【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「この経緯はもっと詳細に明らかにされるべきであろう。この経緯の反映は、白血病などの他の放射線関連疾患の予測に非常に重要である。現在までの甲状腺がんの発生はヨウ素131曝露の影響が主であるように思われる一方」

2015-03-27 08:19:22
島薗進 @Shimazono

12【津田敏秀氏による県民健康調査甲状腺がん2/12データ評価】「最小潜伏期間を3年近く過ぎた白血病に関しては人口動態統計上では上昇傾向が見られつつある。引き続き、福島県内の空間線量率の高い地域においては、妊婦や若年者を優先させた、避難を含む一層の放射線防護対策が望まれる」了

2015-03-27 08:19:42