桜島大丈夫か?

現在の桜島の活動状況について私の考えをまとめました.
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Ryusuke IMURA @tigers_1964

連投します.あくまで私の考えです. 現在の桜島の活動は,1946年に昭和溶岩を流出させた活動にたいへんよく似ていると思う.昭和溶岩の流出は’46.03.09ころだが,現在のような小規模で爆発的な噴火は'39から頻繁に起こっていた.戦時中のため細かい記録は残っていないが,(つづく)

2015-03-27 23:57:15
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)鳴動,火柱や赤熱した噴石など,今とよく似たような現象が記述に残る.そのような活動が数年続いたのち,溶岩が流出した.大正や安永クラスの噴火では噴火前に有感地震が頻発したことが知られているが,昭和噴火では溶岩流出前後で有感地震ほとんどなかった.この点もよく似る.(つづく)

2015-03-27 23:57:41
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)現在の桜島は,上昇してきたマグマから分離した火山ガスが,轟音を立てながら,あるいは爆発を伴って放出されており,うまくガス抜きがされている状態だと思う.マグマが揮発性成分の抜けないまま早く上昇してくると急激に発泡し,激しい軽石噴火になる.桜島大正噴火はそれだ.(つづく)

2015-03-27 23:58:12
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)今の爆発連発程度のガス抜きでは,ガスは抜けてもマグマはほとんど外に出ていかない.気の抜けたマグマがどんどんたまって,火口の浅いところまでせり上がってきている.山体の膨張が止まらないということは,爆発に伴って出る火山灰の量よりマグマ供給量が多いということ.(つづく)

2015-03-27 23:59:15
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)このままいけば,気の抜けたマグマが火口の縁を超え,溶岩として流れ出すだろう.溶岩は地形に沿ってゆっくりと流れるから,怖くはない.昭和噴火でも溶岩による死者はない.現在の爆発でも火砕流が発生することがある.昭和噴火の時にもあった.あまり流れないと思うが,(つづく)

2015-03-27 23:59:38
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)桜島島内で平成火口丘が直接望めるところは注意が必要.ただし,予測不可能だし,起こってしまうと逃げようはないから,注意しようがないのも事実.結局,火山弾のことも含めて,規制されている範囲の中には入らないことが重要.風下になった時には火山レキと火山ガスに注意する.(つづく)

2015-03-28 00:00:34
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)風下にいて,爆発がドンと起こると,火山レキが降ってくる.降ってくるまでには島内でも数分あるから,慌てずに建物や車の中に入る.ガラスからは離れて身をかがめる.火山ガスは常時出ているので,呼吸器系に疾患のある人は近づかないのが一番良い方法.(つづく)

2015-03-28 00:00:46
Ryusuke IMURA @tigers_1964

(つづき)爆発の規模が大きいと多量の火山灰を降らせる.その時には道路が通行止めになったり,電車が動かなくなったりすることがある.しかし,噴火で直接命が取られるわけではない. と,いうわけで,現在の桜島の活動では,桜島島外にいれば,深刻な状況が生じることは,私はないと思ってます.

2015-03-28 00:01:35