備忘録5

自分用。三姉妹本丸のつらつら書いたネタ。
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▼三姉妹本丸の三姉妹のお話*

三女(兎/偽名):近侍は一期一振
備考:過去に遭った神隠しの影響でイケメン恐怖症

次女(ルナ/偽名):近侍は小狐丸
備考:生まれつきのほぼ全盲

夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「小狐。手を引いてくれ。庭を歩きたい」 「ぬしさま、よろしければお姫様抱っこなど如何でしょう」 「足を使わないと駄目になるからなぁ。地球の重力は重くていかん」 「成程、足が萎えると。――そうなれば、ぬしさまはどこにもいけなくなりますなぁ」と楽しげな小狐。

2015-03-28 20:10:28
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「籠に入れたら飽きるだろうに、お前達は」 「身に覚えがあるような物言いですな」 「私ではなく、兎がな。だから神ってのは好かないんだ」 「私めもお嫌いで、ぬしさま」 「お前さん、私と油揚げどっちが好きだい」 「おや。はぐらかされましたね」

2015-03-28 20:13:25
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「それでぬしさま、今日はどちらに?」 「姉さん達が何やら花が咲いたって言ってたんだけど、見られるかな」 「木蓮ですな。あれは香りませぬが」 「構わないよ。触ることくらいは出来るだろうさ」

2015-03-28 20:14:49
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 冷静になれ、木蓮は香るよ。何言ってんだ。

2015-03-28 20:15:30
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「そういえばこの間、三日月に刀を触らせてもらったんだ」 「ほう。――本丸に戻ったら三日月とはよぉく話し合う必要がありそうですな」 「(何で怒ってるんだろう…)ああ、後でお前のも触らせてくれないか。お前の姿もきちんと確かめておきたいからね」

2015-03-28 20:18:09
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「ぬしさまがお望みとあれば。しかしぬしさま、他の者にそういった我儘を申されてはなりませんよ」 「うん? 何で?」 「これは私どもの身体の一部ですゆえ。余程の事が無ければ他人に預けはいたしませぬ」 「あ、そうなんだ。…三日月が触らせてくれたのは何だったのあれ」

2015-03-28 20:19:37
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「兄上のことですから、気紛れか、戯れか。あの方の考えることは小狐めにも推し量れませぬ」 「兄弟なのにね?」 「ぬしさまは他の姉妹のお考えがお分かりと?」 「はは、それ言われちゃ辛いな。そうか、気を付ける。でもお前のは触らせてくれるのか?」 「それは勿論」

2015-03-28 20:20:47
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「それだけの信を私が得られているのなら、幸いだよ。…ああ、良い香りがする」 「ぬしさまは鼻が利きますなぁ」 「小狐ほどじゃないよ。ね、ここからだと、何が見えるのかを私に教えてくれる、小狐?」 「ぬしさまのお望みとあれば」

2015-03-28 20:23:23
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 小狐のもふもふに顔を埋めて「お前はホントに触り心地がいいなぁ」「ぬしさまは本当に小狐の毛並がお好きですな」「私、動物触ったことがあんまりないんだが、イヌ飼ってたらこんな感じかなぁ」って言われてそのまま寝落ちされて「犬…」ってショックを受ける小狐

2015-03-28 20:38:57
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 翌朝目が覚めていつもだと小狐が隣に居るのに居ないから布団をもぞもぞ手探りしながら「こぎつねーこぎつねー」って呼んだところで、しょ気た小狐に「ぬしさま、私は犬ではございませぬ…」って言われて「???」ってなる次女。

2015-03-28 20:41:26
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「いや小狐は小狐だろう。何言ってるんだ」 「昨夜!昨夜犬と仰いました!」 「イヌみたいだなとは思ったし何かでかいイヌに懐かれてる気分だなとは今でも思う」 「ぬしさまは小狐をもてあそんだのですか…!」 「どうしてそうなる」

2015-03-28 20:42:44
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL ハイパードライで神様不信な次女と小狐丸の場合、プロポーズがどう考えても 「ぬしさまの全てをくださいませ」 「…小狐、離婚したくなったらどうすればいい?」 「…うぐ。出雲にでも参って他の皆様がたに調停していただきましょうか」 「ならばよし。応じよう」になる

2015-03-29 12:42:14
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「兎のイケメン恐怖症(神様が原因)が治らん限りは私は神様を信じられないからなぁ」 「一期一振…おぬしに全てがかかっておるのだぞ…」 一期(どこからか重圧を感じる…!?)

2015-03-29 12:45:04
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「そういえばぬしさま」 「何、小狐」 「ぬしさまの眼を、見えるようにすることが叶うとして」 「小狐そんなこと出来んの?」 「いえさすがに我らでは無理ですが。神の世ゆえそうした力もつ者も居りましょうや。瞳の癒しを望まれますか」 「目の見える私を、お前は望む?」

2015-03-29 13:05:21
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 「小狐が望まなければ、治癒も望まぬと?」 「馬鹿を言う。一度でいいから空も月も星も、花も、ついでにお前の顔も見てみたいぞ」 「とんだ殺し文句ですな。しかし、そうですな、眼の見えるぬしさまは想像がつきませぬ」 「そういうもんさ、これが私なんだから」

2015-03-29 13:07:03
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 乱「一兄ー、末の主様から伝言です。これからお買い物に行くから」 一期「分かりました、ご一緒しましょう!」 乱「ううん、御手杵さんと行くから留守番してて、って…一兄!? 一兄どうしたの膝から崩れ落ちて!」 一期「矢張り顔に疵でもつけた方がい…」 乱「薬研ー!」

2015-03-29 17:50:58
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 薬研「落ち着けって一兄…末の大将も悪気があってじゃないんだろうけど、5m以上近づけないってなると外出の護衛にゃ向かねぇって一兄も分かってんだろ」 一期「それは分かるんだが、近侍を仰せつかっているのに情けない…!」 薬研「(どうしよう凄くめんどくさい)」

2015-03-29 17:54:37
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 兎「あ、あのー、一期さーん(5m先から)」 一期「主! 戻られたのですか」 兎「あ、はい、あの、それでこれ、お土産です…いつもお世話になっていますので…」 一期「主…むしろこちらがいつもご迷惑をおかけしていると言うのに」 兎「一期さんは悪くないんですよ!?」

2015-03-29 17:56:59
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 兎「悪いのは私です…いつまでたってもイケメン恐怖症が抜けなくて一期さんが近付くと眩暈がしてしまう私が悪いんです…!」 一期「何を仰るのですか主!主は何も悪くありません!」 薬研(どうしようすごくめんどくさい) 乱(どうしようすごくめんどくさい)

2015-03-29 17:58:26
夜狐 @minori_1201

@tkhime_TL 次女「騒がしいなぁ。また一期一振と兎がお互い謝り続けて収集つかなくなってるのか…」 小狐「…ぬしさま、止めないので?」 次女「お前さんが私の髪の手入れに飽きたら、かなぁ」 小狐「それでは当分お放しできそうにないですな」

2015-03-29 18:07:37