【腐向け】こぎなきbotのエイプリルフール

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お供「遅ればせながら、本日の……19時か20時頃から、少しだけ手動になるとのことですぞ！」鳴狐「苦手な人は、ミュートしてね。日付が変わる前には、また自動に戻るよ。」小狐丸「はぁぁー……。」

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小狐丸「えー……再度の通知です。本日19時、もしくは20時から少しばかり手動となります。遅くとも日付が変わる前には戻りますので、苦手な方は各自ミュート等、お願い致します。」

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小狐丸「……本当に、やるのか。」鳴狐「うん。」小狐丸「……気が進まぬ。恐ろしいほどに、気が進まぬ。」鳴狐「楽しみに、してる。」小狐丸「あぁ……いつにないほど輝いておる……。」

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【今から少しばかり手動になります。】

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「よぉ、鳴狐。こいつを、お前にやろう。」「……？」「ああ、万屋でな。"イタズラのための薬"として売られていた。」「……。」「そう疑るような目を向けるな。もちろん実験済みだぜ。それな………………ってことになるんだ、驚きだろ！？」

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「……！」「副作用とかもないし、一錠なら効果も数時間で切れるみたいだしな。……どうだ、あいつに飲ませてみたいとは思わないか？」「……うん。」

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鶴丸「……で、こっそり稲荷寿司にでも混ぜてやるつもりだったのに、あっさりバレてこのザマだぜ。」小狐丸「鳴狐が何やらそわそわとしていたからな。わかりやすく。こう……壁ドンで迫ればすぐに吐いたわ。」鶴丸「……俺は鳴狐が心配だよ。」小狐丸「……それには同感よ。」鳴狐「？」

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鳴狐「小狐丸。」小狐丸「だめじゃ。」鳴狐「……どうしても？」小狐丸「……だめじゃ。」鶴丸「いいじゃねぇか、減るもんでもない。」小狐丸「だとしても、そのような得体の知れない物、」鳴狐「……（ぱくっ）」小狐丸「！？」鳴狐「こぎつねまる、」小狐丸「んんん！？」

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鶴丸「わぁお、こりゃ随分熱烈な……」小狐丸「んんっ、なきぎつ、んむぅ！？」鶴丸「口移しだ。」小狐丸「（ごくんっ）げほっ、げほ……はぁ、お主、」鳴狐「ぷは……ふふ、隙あり。」

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ぼふんっ☆

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？？？「う、お……！」鳴狐「……！！！」鶴丸「お、こりゃあ……」"子"狐丸「な、何が……」鳴狐「かわいい……」"子"狐丸「な、なな！？」鶴丸「はっはは、可愛い子狐だな！」子狐丸「！！！！？？？」

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【なんと、大きな小狐が小さな子狐になってしまいました！ええ、お察しの通り、いわゆる"しょた化"にございます。苦手な方は暫く"みゅーと"による対処をお願い致します。遅くとも、日付が変わる前には戻るゆえ……】

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子狐丸「じ、地面がちかい……」鳴狐「かわいい。」子狐丸「こ、これ。ほっぺをつつくでない。」鳴狐「ふにふに。……お菓子、食べる？」子狐丸「なきぎつねよ、私はこどもになったわけでは、」鳴狐「あーん？」子狐丸「……あーん。」

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鶴丸「抱っこ？抱っこするか？ん？」子狐丸「ぐぬぬ……。」鳴狐「……だめ。」子狐丸「なきぎつね？」鳴狐「（ぎゅーっ）」鶴丸「……ああ、なるほどな。驚いた小狐丸も見れたし、お邪魔虫は退散するかね。」鳴狐「……鶴丸。」鶴丸「ん？」鳴狐「ありがとう。」鶴丸「ふはっ、どういたしまして。」

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子狐丸「どうでもよいが、なきぎつね、ちょっと締めすぎては……いや、本当にどうでもよいが……くるし、」

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鳴狐「……ごめんね。いつもと同じ調子で、抱きついた。」子狐丸「よい、もうよい……。」鳴狐「……。（なでなで）」子狐丸「毛並みがみだれる……仕方が無い。（ぎゅっ）」鳴狐「……！」

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子狐丸「まんぞくか？」鳴狐「うん。」子狐丸「……なきぎつねよ。」鳴狐「うん。」子狐丸「なぜ、口吸いまでして私をこのすがたにしたがったのだ。」鳴狐「……。」

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鳴狐「……いつも、甘やかされてばかりで。頼ってばかりで。嬉しいけど、ちょっと悔しくて。たまには、頼られるような存在になってみたかった。」子狐丸「なきぎつね……」鳴狐「……なんちゃって。」

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子狐丸「なきぎつねよ。私は、だれかに背後にたたれるのは好まぬ。いくさのなかに身をおくゆえ。みな、少なからずあるものじゃろう。おぬしだけじゃ、私が背をゆるすのは。かみに顔をうめられて、むしろ愛しいとおもうのは。」

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子狐丸「私はいつもおぬしを頼っておる。背をあずけておるのだから。それだけでは、ふまんか？」鳴狐「……ううん。十分。……でも、」子狐丸「うん？」

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鳴狐「せっかくだから。やっぱり、可愛がりたい。」子狐丸「ぬあ！？こ、これ、やめぬか。くすぐった……顎の下は……」鳴狐「小狐丸、かわいい。」子狐丸「（ぷちっ）」

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鳴狐「っ？」子狐丸「なきぎつね。」鳴狐「こぎつね……まる……？」子狐丸「わらしのすがただからと、あなどられては困る。」鳴狐「ぁ、」子狐丸「――覚悟。」

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【というところで、お開きと相成ります。あとは二人の世界。この少し後に、子狐は元の小狐へと戻れたようですが……さてはて、どのようなたいみんぐで戻ったというのでしょうなぁ。とはいえ、そこを詮索するのも野暮というもの。】