2013年8月アニメスタイルイベント「少女革命ウテナを語る」
見つかった。アニメージュ1990年11月号でした。 pic.twitter.com/R9dyDqrTXW
2013-08-14 10:40:46@animesama 「手に入らないから、欲しい。欲しいからこそ、手に入らない。それが、あなたの大事なもの」LD9巻。
2013-08-14 23:18:57@animesama 「この「世界」は残酷で満ちており、残酷は「百万本の剣」となって人を貫く、世界の厳しさから顔をそむけて生きていくのはたやすいことだが、それは、本当に大事なものを放棄することでもある。世界に挑め。慰めで自分を欺くな。曖昧を否定しろ。(続く)
2013-08-14 23:25:39@animesama 読み返してみると、11巻のテキストなんて、もはやキャッチコピーではないなあ。それから、世界を革命することに対する熱意より、それを貫くことの辛さの方に書き手(=僕)の気持ちがいっているなあ。
2013-08-14 23:31:18企画書持ち込み当時、(東映とかの)後ろ盾の無い監督や小黒さんへの持ち込み相手の態度は冷ややかで、あるところでは「そんなことやってると業界に居られなくなるよ」と脅されたこともある。そんなとき小黒さんたちは「世界の果てを見た!!」と言ってたそうな。
2013-08-15 00:05:55当初キングの大月さんには持って行くつもり無かったけど、どこか会社を紹介してもらうつもりでアフレコスタジオの向かいの喫茶店にて大月さんに企画書を見せたところ、パラパラめくって殆んど読みもせず「良いよ、ウチでやろう」と決断してくれたらしい。
2013-08-15 00:15:59ウテナ企画は小黒さんの中では「もーれつア太郎」の頃、SDの佐藤順一監督に「幾原という新人が見所あるのでアニメージュで取り上げてやってくれ」と頼まれ(とはいえまだ2本しか演出してなかったので)雑誌の端っこにすこし名前の紹介とコメントを入れた所から始まっている。・・・
2013-08-15 00:37:53次の「きん注」ではからまなかったが「セーラームーン」からガッツリ組んだ。放送前から雑誌の企画でキャラクターのキメ台詞を募集したが、それでも募集の結果が反映されるのは24話頃、よりによってネフライトが死ぬドシリアスな回で使われることになった(以後サトジュンコンテ回がしばらく無い為)
2013-08-15 00:49:09幾原監督のオリジナル企画はセラムンRの頃から始まっていて、その頃から主人公の名前がウテナである事と胸から剣を出すという設定は変わらない。その後しばらく経て榎戸洋二が入りハセシンが入り、マイナー企画はイヤだ、メジャーがいいと「女玩モノ」の企画にして、それと前後してさいとうちほが入る
2013-08-15 01:06:23また、ウテナの憧れる男性の名は鳳で、当初このキャラは監督の想像しうる完璧な男性像であったと(何でこうなった…)その後監督が突然「敵は世界の果てにしよう」と言い出す。アンシーが生まれたのはずっと後、当初このキャラは監督の想像しうる完璧な萌えキャラであったと(何でこうなった…)
2013-08-15 01:11:38ウテナはギリギリまで女の子が憧れて変身セット買うような作品を作るつもりであった(すでにドールやおもちゃの企画も作ってたらしい)が、監督の手による第一話のコンテが異様に遅く、描き上がるまでに半年近くも掛かっており、その間に影絵少女やシーザーの合唱曲が入りこんで現在のウテナになった。
2013-08-15 01:30:10「ウテナという作品が売れない理由」というのを小黒さんが挙げていた。(売れなかったわけでもないとフォローしてたけど)その一つが影絵少女であると。普通の作品ではウテナが決闘を申し込まれ、決闘場へ赴くまでの間に彼女の困惑や葛藤そして決意等を描く。これが「ドラマ」なのだが・・・
2013-08-15 01:45:57今日のアニスタイベントは小黒さんの「このあいだ『惡の華』の長濱監督にインタビューを行ったが、彼は今でもデュエリストで、世界を革命するつもりでアニメを作っている。かつては僕もデュエリストだった……。」という導入トークの神感がやばすぎた。
2013-08-15 01:06:16ストーリーは制作が始まった頃?には黒薔薇編まで構想は出来ており、悪い理科教師(もしかして西園寺?)が学校の地下にある百体の美少年の死体を操って毎話ウテナを倒そうとする・・・みたいな話だった。(セラムンSの土萠教授見たいな感じ?)まあ、大まかな印象としては黒薔薇偏と変わってないか。
2013-08-15 02:09:59小黒:幾原さんは、アニメーションが作ってる人や見てる人のキャラクターへの思い入れまで含めたところに成り立っている……といったことを『セーラームーン』と『ウテナ』の間くらいの時期にサトジュンとの対談で語っていた。当初その意図が分からなかったが、影絵少女を見て腑に落ちた。
2013-08-15 01:47:01小黒:『ウテナ』という作品はキャラクターへの感情移入以外の部分で成り立たせようとして作られた。作中、ウテナが「決闘」に対してどう思うかが実はドラマになっている。彼女がどのような葛藤をして、それが決闘においてどのように結実するかが肝。しかし……
2013-08-15 01:47:28小黒:しかしウテナの葛藤は決闘前の「影絵少女」により茶化され、うやむやになり、視聴者の感情移入が阻まれる。幾原さんは演出上、ウテナに殆ど本気で泣いたり笑ったりさせていない。
2013-08-15 01:47:41