集英社インターナショナルさんの「都条例で『社会の敵』を作り出す石原都政」

@Shueisha_int さんによる12/18の一連のツイート。 改正都条例は「切断操作」であることの指摘。
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集英社インターナショナル @Shueisha_int

反対者や敵対者を含めて集団を代表するということ、それが「公人」の仕事であって、反対者や敵対者を切り捨てた「自分の支持者たちだけ」を代表する人間は「公人」ではなく、どれほど規模の大きな集団を率いていても「私人」にすぎない。”(内田樹氏)

2010-12-18 16:50:51
集英社インターナショナル @Shueisha_int

先ほどの引用は内田樹『子どもは判ってくれない』の「たいへんに長いまえがき」より。

2010-12-18 16:53:18
集英社インターナショナル @Shueisha_int

要するにアニメやコミックの表現を守ろうとするのは変態なのだ、というのが石原都知事の見解なのですね。変態だから自由を剥奪して、社会が監視していかないといけない。要するに我々は排除され、監視されるべき存在だということですな。

2010-12-18 16:57:18
集英社インターナショナル @Shueisha_int

石原さんの世界観の中で、私たちは異物であり、非国民である。そういうふうに理解しても、そんなに間違いがないのかも。

2010-12-18 16:59:44
集英社インターナショナル @Shueisha_int

でも、そのように「敵か味方か」「愛国者か非国民か」という二分法で見る人こそが最大の差別主義者であり、社会の紐帯の破壊者である。

2010-12-18 17:00:54
集英社インターナショナル @Shueisha_int

なぜならば石原さんは日本社会の中に「敵」を見つけ、「隣人の中にモンスターがいる」と警鐘を鳴らして、人々の危機意識を煽っている。それは愛国的でも何でもなく、社会を分裂させて、解体していこうという危険発想です。

2010-12-18 17:04:59
集英社インターナショナル @Shueisha_int

都条例がアニメやコミックを排除しようとしたことに、多くの人が怒りを感じたのは「お前たちは我々の仲間ではない」と言われているのだと直感的に受け止めたからに他ならないのではないでしょうか。

2010-12-18 17:09:42
集英社インターナショナル @Shueisha_int

「お前たちは仲間ではない」と言われたときに、「いや、私は変態でもなく、オタクでもないです」「エッチなマンガは作っていません」と言い訳するのは、結果として差別主義者、社会の破壊者の仲間入りをするようなもの。他人を売って、自分が助かろうというようなもの。

2010-12-18 17:13:43
集英社インターナショナル @Shueisha_int

そうじゃなくて、「いったい何の権利があって、あなたは人を仲間はずれにしたり、変態呼ばわりするのか」と詰め寄らなくてはいけない。「恥を知りなさい」と言わないといけないです。

2010-12-18 17:16:31
集英社インターナショナル @Shueisha_int

そういえば、都知事はかつて女性たちをバカにした発言もしたし、三国人発言もした。敵を作ることで「闘う知事」というイメージ作りをしたいと思っているのでしょう。それで今度はアニメや漫画を叩く。身内に敵を見つけては大声で騒ぐ、粛清の発想。

2010-12-18 17:19:01
集英社インターナショナル @Shueisha_int

そうやって「身内の中に『敵』を作り出したいだけなのか」と判れば、なるほど、それならば理論的な検証も要らないし、ましてや出版社や作り手を参考人として呼ぶ必要もないですね。あ、そうか、こういうのをスケープゴートというのか!(今頃気付く私)

2010-12-18 17:32:45
集英社インターナショナル @Shueisha_int

都条例問題ってイジメと同じ。ある少数の人間を「変態」扱いして、仲間はずれにして喜ぶバカがいる。で、「そういうイジメをするのはよくないよ」というと、「そか、お前も変態か~、じゃ、お前も仲間はずれね!」。一方、「僕はあいつらとは違うから(虐めないでね)」と言う奴らもいたりする。

2010-12-18 18:06:05