【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。 牧野淳一郎氏の『被曝評価と科学的方法』に関するまとめの第一弾です。
原発 震災 科学 被曝
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島薗進 @Shimazono
1【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】 iwanami.co.jp/moreinfo/02963… 福島原発事故による放射線被曝の健康影響をどう見て行けばいいか。堅実な科学的評価に基づき分りやすく(難しいところは少しあるが)解説されていて、わたし的には信頼度「高」なのでまとめて紹介。
島薗進 @Shimazono
2【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】まえがき「本書では、被曝量や健康被害の公式推定はそのように行われているのか、それは科学的な方法といえるのか、ということを検討します。」なぜ専門ちがいの牧野氏がやるのか?「政府や福島県の委員会などで専門家であるはずの人々がする主張や」
島薗進 @Shimazono
3【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「専門家というわけではない物理学者たちがする主張にはどこからみてもおかしいとしかいいようのないものが数多くあり、そういった主張が一般向けの本にも述べられているのが現状です。」まちがっていることはそう示していく必要がある。
島薗進 @Shimazono
4【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「そのようなおかしな主張がなされる構造自体は、「原子力発電は安全である」「事故は決して起きない」という主張がなされていた構造と相似です。またこの「事故は決して起きない」という主張は基本的には現在も繰り返されています」
島薗進 @Shimazono
5【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】危険の指摘が無視されて事故が起こり、それでもさらに無視を続ける。非科学的な主張がなされ続けている。前著、『原発事故科学的方法』でもしたように非科学的なものをどう非科学的であるのか示し、科学的であろうとする人の助けになればと思う。
島薗進 @Shimazono
6【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】第1章「過小評価について―鼻の被曝について」環境省環境保健部は2014年5月「鼻血がでるのは非常に大量に被曝したときだけだが、福島ではそのような大量の被曝はしていないため、被曝が原因で鼻血が出ることはない」との文書を出した。
島薗進 @Shimazono
7【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】6月に放医研が出した文書は「放射性物質の付着により鼻血が出ることは考えにくいといえます」、「鼻での局所被曝としても、かなり大量の放射性物質の吸入が必要であり、そのようなことは起こったはずがない」と述べる。しかし、放医研の文書は
島薗進 @Shimazono
8【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「吸入量の推定根拠がおかしい、核種の想定がおかしい、そもそも、症状がどのようにでるかの理解がおかしいなど、とても専門家が書いたものとは思えないようなものになっており、定量的な結論は何桁も数字がちがう、意味のないものになっています」
島薗進 @Shimazono
9【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「環境省や放医研がこのような問題の多い文章を公開してしまい、それに対して適切なチェックを行うメカニズムが存在しない、ということは、被曝の影響に関する専門組織や「権威」の機能不全を示しているように思います」「単純化してしまうと」
島薗進 @Shimazono
10【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「ここにある問題は利益相反ということになります」。利益がからんでしまうために測定や評価を誤るということ。「被曝による被害については、政府の側の利害に国立の研究所の見解が左右されるようなことがあっては本来いけないわけですが」
島薗進 @Shimazono
11【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』を読む①】「被害の補償といったことを考えると政府の側は被害を小さく見積もることにメリットがあるわけです。このことが明らかに現われているのは原爆症認定裁判で、原爆投下後70年近くたっても、まだ健康被害が被曝によるものかどかについて」
島薗進 @Shimazono
12【牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』…①】「被爆者と国の争いが続いています」「利益相反の問題は、危険性の過小評価が意図的かどうかではありません。利害関係があると、意図的かどうかはともかくとして、バイアスが発生することが問題なのです」では、福島原発災害の影響をどう捉える?(続)

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