欠落している討論力:住民投票の対象と・判断材料の違いについて
橋下徹が、現在の日本の教育の問題点から発して、都構想に関する報じられ方の問題の原因を解説します
- changeosaka517
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橋下徹
@hashimoto_lo
日本において討論の教育が必要だ。まあうちの息子もディベートで、立論、批判、反駁のルールを学んできたけど、今のメディアの中堅幹部はこういうことを全く分かっていない。大阪都構想について討論番組や討論会を企画している僕と同世代くらいの連中はディベートについて学んだことがないのだろう。
2015-04-23 01:02:57
橋下徹
@hashimoto_lo
討論なのか質問大会なのか、もうぐちゃぐちゃ。メディア、主催者側の言い分は、「今回は都構想=協定書の賛否を問うものなので都構想の主張とそれに対する批判で議論をする」というもの。それは討論ではなく、質問大会。おそらく都構想=協定書が賛否の対象だから、協定書だけを議論するというのだろう
2015-04-23 01:04:44
橋下徹
@hashimoto_lo
今回の住民投票の対象は協定書。しかし対象と判断材料は全く異なる。ここをメディアや主催者は分かっていない。住民投票の対象は協定書なので、仮に賛成多数となっても、協定書に書かれていないことは賛成になったわけではない。維新が都構想に絡んで色々主張していても賛成の効力を持つのは協定書のみ
2015-04-23 01:07:17
橋下徹
@hashimoto_lo
しかし住民が賛成か反対かを判断する材料は協定書だけではない。判断の対象と、判断するための材料が異なるのは当たり前なのに、メディアも討論会主催者もごっちゃにしている。判断対象が協定書だから、判断の材料も協定書だけだと。こりゃ、一からディベートのルールを教えてあげなきゃならない。
2015-04-23 01:08:50
橋下徹
@hashimoto_lo
大阪都構想は大阪の問題の解決策。ゆえに大阪都構想のメリット・デメリットの比較だけでは、大阪都構想の賛否は判断できない。大阪都構想のメリット・デメリット議論は、大阪都構想研究の議論。質問大会。この場合は、大阪都構想の説明(立論)と、それに対する批判は、同時間配分とはならない。
2015-04-23 01:10:36