偽聖杯黒化企画/三日目/龍之介の夢

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmr黒い太陽が泥の中に落ちててさ。 黒い雨の降ってる中に佇む、夢を見たんだ。 とても気持ちよかったよ。 #nh_03

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmr昏い昏い深い黒い泥の穴の底に堕ちて呑み込まれてそして、新しい世界を知った。 ――……嗚呼、やっぱりカミサマはいるよ？　旦那。 きっとさ、旦那が海魔に呑まれてた時もこんな気分じゃなかったかと思うんだ。 #nh_03

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmr生きながら食べられて、それでまた中から世界を見てる。良いね、発狂しそうに気持ちいいよ。満たされているのに、満たされ足りない。 ……なんで？ たったひとり、俺を解ってくれた盟友…長い爪に出目金のような眼、ピエロのような服装…だれ？だんな、って誰だっけ。#nh_03

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmr掴もうとする手は宙を舞って、泥に沈む。 ただただ思い出すのは……夕日に沈むキミが切なかったコトだけ……… #nh_03

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmrまどろみから覚醒する。何か　とてつもなく　永い夢を見ていたような…どうあっても思い出せない、だけれど、胸の奥が熱くなるこの感覚は一体？ 気付けばぽろぽろと、何やら目から透明な液体が――泥色じゃなくって？#nh_03

雨生龍之介(移動したよ) @cool_015

@b_fmr…まあ、いいか。また眠れば思い出すかもしれない。 目尻を拭うとふぁ、と欠伸をひとつ…猫のように丸まって横になる。 ――　叶うのならば　また　夢の続きを。 #nh_03