- ashitanoshiokar
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そもそもコンプレッサーというものは音を小さくして均一します。例えば画像のような波形があって、音の小さい部分と大きい部分がばらつきがあるため一部の声が聞き取りづらい。でもボリュームを少しでも上げてしまうと音割れしてしまう状態です。 pic.twitter.com/H9TEz58KDT
2015-04-25 17:48:22そのため指定した音量を圧縮して均一化してききやすく、かつ余裕があればボリュームを上げて音を整えるのがコンプの実際の機能になります。 pic.twitter.com/ovBBS9sxCi
2015-04-25 17:53:22さっきの状態からボリュームをできるだけ上げてみました。全体的に均一になった上で音量も上げたので、最初の画像よりもばらつきがないのに波形が太くなってるのがわかります。これがコンプの基本的な使い方です。 pic.twitter.com/5RhrjHtqyV
2015-04-25 17:56:43っていってもコンプが敷居高いのは設定が難しいからで。そもそもその設定でなにをすればいいのかを説明していきます。
2015-04-25 17:57:41実際のコンプの動きとして、音量が指定のdbを越えた時に圧縮する量を決めるのがスレッショルドです。これが実際に音を小さく均一化させている設定です。
2015-04-25 18:05:35コンプを通った結果、圧縮を完成させる時間を決めているのがアタック。間違えやすいのですが、コンプがかかり始める時間がアタックではなく、かかりきった状態になるのがアタックです。
2015-04-25 18:07:52最後に音量が指定のdbを下回った時に圧縮を解除する時間を指定するのがリリースです。この時間を長くとっておくと、ずっとコンプがかかった状態になり、均一になりすぎて音がのっぺりとした感じになってしまいます。
2015-04-25 18:09:37スレッショルドは指定したdbを上回った時に音の圧縮をします。画像だと-12dbにしています。赤線を越えた音が入った時にレシオで指定した圧縮をします。レシオは2.0です。越えた音量を半分に圧縮してます。 pic.twitter.com/ILZmqrg55x
2015-04-25 18:15:17アタックは音の圧縮を完了する時間を指定するのですが、例えば早めにアタックを指定すれば一気に圧縮されます。音がギュってなる感じといえばわかりやすいかも。遅めに指定すればかかってるのかがわかりにくいのですが、ソフトな感じに圧縮されます pic.twitter.com/Kr3A0nCU35
2015-04-25 18:31:11リリースについては音の圧縮をやめるまでにかかる時間です。重要な点として、遅めに設定しておくとずっとコンプのかかったままになるという点です。必要以上に設定を遅めにしておくとコンプが二重にかかった状態になってしまう事になります。 pic.twitter.com/knGQLD7Mm6
2015-04-25 18:36:36で、最後にGainとかMake-upとかの音量を上げる部分で音量を上げて適切な音に仕上げてくというのがコンプの一連の仕組みです。
2015-04-25 18:38:08まあはっきりいって文章だとわかりづらいので実際にコンプを使ってみるしかないです。アタックとかリリースとか本当にいつも悩んでますので。
2015-04-25 18:38:56常にってわけではないですが、基本はふわっとした感じのボーカルの処理をするときはアタックは遅めリリースは早め、歯切れのいいアグレッシブなボーカルはアタック早めリリース早めでやってます。
2015-04-25 18:41:17まあなんども設定しては聴いてを繰り返すので、絶対にコレというのはないですが、とりあえずコンプの仕組みがわかると音に対するアプローチも見えてきます。
2015-04-25 18:42:45まあとにかく一番の挫折ポイントなんでがんばって仕組みを覚えてください。自分もイマイチうまくコンプが使えてなかったりするので、コンプに関しては常に勉強しています。
2015-04-25 18:43:46