西村博之 氏 (株式会社ニワンゴ取締役) 「ニコニコ動画は動画コンテンツをどう変えるのか?」

TOKYO CONTENTS PRODUCERS LAB 3/5(金) 西村博之 氏 (株式会社ニワンゴ取締役) 「ニコニコ動画は動画コンテンツをどう変えるのか?」 http://www.tcpl.jp/news/2010/02/35-36.html 続きを読む
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東京コンテンツプロデューサーズ・ラボ @tcpl_info

講義が始まります。タイトルは「ニコニコ動画は動画コンテンツをどう変えるか」

2010-03-05 19:34:40
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小野打「ニコニコ動画はサービスインしてどのくらいか。理想とのギャップはどうか」

2010-03-05 19:36:10
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西村「3年程度。まだ赤字ではある。トントンになりそうだったが、結果的にはまだ赤字だ」

2010-03-05 19:36:40
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西村「サーバー関連、人件費、最近はコンテンツ制作費が掛かる。帯番組の制作費が高い。内容に比べて、ということだが。」

2010-03-05 19:37:38
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西村「収入としては広告が付き1億円程度、ユーザーからが付きに3億5千万、いずれにしても5億には満たない」

2010-03-05 19:38:14
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西村「広告モデルと決めて始めたわけではない。いまのコストは予想外。人件費やサーバー関連が増えている。新しいサービスなどで黒字化を計る必要があり、その設備投資が増えている」

2010-03-05 19:39:23
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西村「制作コンテンツを絞り、コストを下げれば続けていけると考えている」

2010-03-05 19:40:00
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西村「ニコニコ動画内では動画そのものは飽きられつつある。注目されているのはニコニコ生放送だ。殆どが素人で放送時間もまちまちだが、放送開始を知らせるアラートの仕組みもある。今現在は2400人程度。最初は同時放送100人キャパで始めたが、今は1200人でも枠がいっぱいだ。」

2010-03-05 19:42:48
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西村「生放送視聴も無料だ。発信側は月に500円だ。いまご覧いただいているのはニコ生クルーズ。短時間で各生放送が切り替わる仕組みだ。」

2010-03-05 19:44:19
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西村「ユーザーにどんなサービスがウケて、馴染んでいくかは予想はできない。数を打っている状態だ。」

2010-03-05 19:45:43
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西村「プロになりたいというユーザーばかりではないので、気軽に使えるサイトを目指している。スキルのない人手も使えるように。テレビでも、特に面白いと思えない人でもゴールデンタイムに出たりしている。特別面白い人でなくても視聴するというのが世の中の答えだろう。」

2010-03-05 19:47:51
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西村「高いスキル、強い個性の映像を見たい人ばかりではない。長寿番組の中で、惰性として見られているし作られている作品もある。コンテンツの面白さと、視聴者の数はリンクしていない。ユーザーの生活に組み込まれるかどうかがポイントだ」

2010-03-05 19:49:11
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西村「ニコ生クルーズで面白い人がいるとする。その時放送している人と、視聴している人は生活時間帯が合致していると考えている。夜中の3時などに話している人を、夜中の3時に見ている人がいる。」

2010-03-05 19:50:25
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西村「問題は、スキルの高いユーザーが多すぎることだ。ランキング入りする動画はもはやスキルがないと作れない。生放送のほうがWebカメラひとつでできるという敷居の低さがある」

2010-03-05 19:51:32
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西村「沖縄国際映画祭に応募してくるのはやはり自信がある人だ。しかし、自信を押し出しすぎている映像もあり、楽しめないモノも多い。素人映像の新鮮な面白みを大事にしたい」

2010-03-05 19:53:02
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西村「例えばblogは作家希望者が書いていないのに読まれている。作家の作品は本屋に行けばいい。プロの映像は映画館で見ればいい。そうでない視聴ニーズがある、ということだ」

2010-03-05 19:54:40
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西村「電車男も実は珍しい話ではない。昔からあったことだ。電車男はまとめサイトがあり、まとめサイトが伝播したことが成功要因だ。しかしいま語られる電車男は映画とTVだ。本来の電車男の姿はあまり見られていない」

2010-03-05 19:56:18
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西村「ニコニコ動画の映像がもとに映画やTVになったとしたら、オリジナルのつまらなさが際だってしまうかも知れない。目新しいが、素人の雑談だ。視聴者は親近感・共感を求めているんだろう。オフ会も活発だ。しかしコンテンツ業界の人の視聴に耐えるモノではない」

2010-03-05 19:57:41
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西村「コンテンツ業界人がやらないことを素人がやっているということだろう。いま一番人気は深夜3時の暗黒放送だ。有料会員1000人で視聴枠が埋まる。しかし一般ウケする面白さはない。その面白さを説明出来る人も僅かだ。つまり、特殊な面白さだ」

2010-03-05 19:59:00
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西村「ツールとしてのTV、伝送路としてのネット、に関わらず、親近感を生むコンテンツというのは有望だろう」

2010-03-05 20:00:15
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西村「コメントがyoutubeとニコニコの差ではない。見た人が見た足跡を残すかが大きな違い。youtubeでコメントを残す人はすくない。反応の足跡が作り手に伝わりやすい仕組みがカギだ。ニコ動のコメントは作り手にとってモチベーション維持につながる」

2010-03-05 20:02:25
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西村「有料会員は5%にみたない。プレミアム会員は再生が速いといった特典だが、毎日見るユーザーにとっては時間節約の利便性がある。ヘビーユーザーほどコストパフォーマンスが高いわけだが、正直あまり儲かってはいない・・・」

2010-03-05 20:04:22
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西村「いま店舗で音楽パッケージを買うユーザーは、ネットで検索することが面倒というのが真実ではないか。」

2010-03-05 20:05:43
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西村「友達が多ければCDを買わないという人もいるだろう。ユーザーの気分からいえば、コンテンツの正当な対価として払っていたわけではないと思える。ずっとその対価を得られると思うのは間違いだろう。」

2010-03-05 20:06:56