マンガ原作を持ち込みして、得た結果と教訓まとめ

Kitune Onion @Konoha_Tanashi

【マンガ原作持ち込み】0 所謂、マンガ原作の持ち込みをここ数週間行ってきましたので、 1人でも多くの原作志望者に参考になる用、ここでまとめておきたいと 思います。 現状、仕事にはなりませんでしたが、行って発覚したことが とても多かったです。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】1 持ち込んだ原作＝2種類 ①王道ジャンルのパロディ路線系。ギャグやシリアス両方可能。 作画の方を1人用意し、完成稿例試作３ｐとネーム例32ｐ用意。 原作者の絵ネーム例が更に＋32ｐ

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】2 ②原作者が専門家として監修ストーリーテリングできる系の原作。 専門分野に許諾も絡んでくるが、そこ関係とは縁があり、世間的にも 認知がある専門題材。 別の作画の方を1人用意し、その方のキャラデザ例と 原作者の絵ネーム32ｐ

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】3 ・原作者の特徴 絵はキャラが判別できる程度ならラフで描ける。 キャラデザ原案も行う。 現在は退職して余暇の間、平日に持ち込み。 少年系、萌系の方が長けている。 都内に住んでおり、都内出版社にすぐ対応できる。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】4 ・作画担当の特徴 ①の作画担当は、マンガ連載経験がWEBのみで、実質新人に近いが、 オールマイティな作画。美少女から乗り物まで一定のクオリティで仕上げる。 ②の作画担当は、数十年連載歴のあるベテラン。マンガマニアなら知られている。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】5 ・持ち込み雑誌の傾向 大体ですが、大手から少し反れた月刊誌で、多ジャンルある所や 萌え系列が多い箇所。そこで原作者も持ち込み可能なところに絞って 10社ほど持ち込みました。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】6 ・原作①に関する総合的な評判（良点） ＝パロディだが色々挑める原作で、テーマ性もある。 ＝TVアニメの原作のようで、単純明快で分かりやすい。 ＝アクの強い主人公が笑える。 ＝理想と現実のギャップが良い。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】7 ・原作①に関する総合的な問題点 ＝面白いが、原作者が必要なほどではない。作画だけで 考えられる題材。 ＝作画の方の絵が読者層を絞りきれていない。 （オタク向けに特化されすぎていないなど） ＝パロディ元の王道ジャンルの方で十分。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】8 ・原作①に関する総合的な問題点2 中でも困ったのが『原稿料』でした。 新人漫画家と新人原作者なのでまだ印税が持続しておらず、 原稿料は平均で『1枚1万円前後』これを分けるのだそうです。 会社によっては担当毎別枠もあるそうですが。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】9 ・原作①に関する総合的な問題点3 また原作者が32ｐ絵ネーム出来て見せれるのは大変有利でしたが、 全部読まない編集の人もいました。 結末まで読んでないのに総評と、既に愛想尽きている感じでした。 作画担当の手間を補うためでしたが。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】10 ・原作①の総評 担当が付かなかったが、売れるため王道ジャンルに挑むのに 原作者付きは蛇足になるケースがあると知る。 これが一番愕然としました。 こういったケースの場合は、ソロでラノベやるか、作画の方に 原案提供する形が良いとも。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】11 ・原作①の総評2 またパロディ派生路線なので、分かりやすい分、元になった 王道原作で十分という視点もたまに指摘されました。 賛否も非常に多く、この編集はこれが良くて、あの編集はこれがダメと、 好みが激しく、添削しづらかったです。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】12 ・原作①の総評3 選んだ作画に関しても、編集によってOKとNGが激しく、萌系だと 編集によっては（個人的に女性だと厳しい）かなり厳しく否定される方が 多かったので、ジャンル特化したタイプの作画を見つけて組んだほうが 良いと思います。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】13 ・原作②に関する総合的な評判（良点） 保留的ですが、2度担当が付きました。 ただし、編集側が仕事確定と考えない限り動けないタイプで 実質名刺を貰っただけともいえる？ 原作者の専門性はどこも評価。専門でみつけたストーリーも評価。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】14 ・原作②に関する総合的な評判（良点）2 また私が専門分野で見出した話の派生も期待されました。 正直全体的な結果では、原作②の方が大きかったです。 その分問題点も①より目立ちましたが…。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】15 ・原作②に関する問題点 専門分野監修でも新人原作者で話全体までは慣れてないので 担当が難しく思われる。 確かに作画担当はベテランだが、今風の絵柄にはなりきれていない。 他の作画の人を探すことを推薦される事も。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】16 ・原作②に関する問題点2 専門分野に関わる費用の問題。詳しくは言えませんが、専門が 第三者も絡む題材なので、そこへの金銭の負担を嫌悪する編集も いました（逆に気にしない編集もあり）

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】17 ・原作②に関する問題点3 専門分野のオマージュにして、原作の負担を薄めた方がいい との指摘。ただし、それだと原作①のように原作者の存在意義が揺らぐ。 ごもっともですが、編集は原作者をなるべく用意したくないかも？

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】18 ・原作②の総評 原作者の特殊な事情とそれを売りに進めるパターンですので、編集の方も 戸惑う方が結構いたのですが、原作①より概ね好評でした。 ただ作画の方をもっと売れてる方でやらせたいという意見や、 連載時の手間の指摘が多かったです。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】19 ・原作②の総評2 また原作②の専門をあまり知らない編集もおり、説得の難しさや それのマンガ化に無名原作者では難関だと、そもそもで否定する方も ２人いました。 完璧なマンガ原作ってのも無いものかもしれません。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】20-1 ・原作持ち込みの総評 結論から申しますと、新人原作者はかなり不利です。 作画候補の選出、ネームが描けないと見せるのも困難、 原作者の意義として専門分野のウリを要求されるなど、 マンガそのものが出版不況に立たされてるので、

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】20-2 １つでもいいから、少数、または自分でしか監修できない マンガにする面白さがウリな所が強くなれると思い、運が良ければ 連載できると思います。 それでも最大の問題で印税までの原稿給与面がありますが まだそこまでは達してないので…。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】21 ・原作①と②に似た傾向のマンガ 原作①『キン肉マン風にダメだけど凄味のある王道題材』 原作②『前例がないので難しいが、海底2万マイルがふしぎの海のナディア になったように、専門分野から古典を飛躍した題材』

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】22 ・最後に まだ完全に諦めたわけではありませんが、原作①はその後 作画の方が独自で改良してWEB連載を想定中とのこと、 原作②も声がかかったり、新たに作画候補探しを検討すれば チャンスがありえるので望みはまだあります。

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@MamproKT 【マンガ原作持ち込み】23 何より、私そのものが無名で原作者という、マンガでは永遠の半人前 なので、そこに全ての問題がありますから、こういうものだと思いました。 原作者志望の皆様も商業に挑めそうな需要が見込める題材なら 挑まれてもいいと思います。