シンギュラリティはくる?こない?どっちだ!

シンギュラリティがくると思っている専門家とそうでない専門家で意見が分かれている。その二つを眺めながら、思ったことをつぶやいてみた。
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「何をもって知能とするか」 rekken.g.hatena.ne.jp/murawaki/20150… 「シンギュラリティは的外れ」と書かれている。その根拠が凄く弱い気がする。この人はノイマン型コンピュータしか想定していない。それにシンギュラリティの火付け役であるカーツワイルの主張の反論には全然なっていない。

2015-04-30 11:20:41
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『2011 年にジェパディというクイズ番組でIBMの Watson が人間に勝った。その頃から、SF か何かから出てきたシンギュラリティ業界が騒ぎ出した』と書かれているが、「SFか何かから出てきた」って書き方が妙に恣意的だな・・・主に数学者ヴィンジと発明家カーツワイルが火付け役。

2015-04-30 11:35:31
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『ディープラーニングというバズワードが流行りだして、ますます楽しそうにしている (らしい)。「らしい」というのは自分で深く追いかけていないから。人工知能の実際の研究と関わりのないところで展開されている』 深く追いかけてないのに一方的に的外れと決めつけるのは良くないと思うけどな。

2015-04-30 11:40:38
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『Michael Jordan や Yann LeCun のような大御所もこの話題には冷淡』って書かれているけど、それを根拠にシンギュラリティは的外れっていうのは違うと思うが。どんなにある種の専門分野でトップを走っている人たちであっても、未来を予測する能力があるとは限らないし。

2015-04-30 11:52:09
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

技術の流れってのはどんな天才でも予想が難しいから、大御所の名前を持ち出されてもなぁ。例えば「ティコブラーエが肉眼で天体の観測データを取っていたら、それを見たケプラーが法則を見つけ、それを知ったニュートンが天と地の共通した法則を見つけ、それが技術に使われる」というような流れもある

2015-04-30 11:56:01
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

現在の工学は「古典力学」を基礎にしている。もちろん量子力学を用いた技術もたくさんあるが、その基礎になっているのはやはり古典力学だろう。その基礎方程式であるニュートンの運動方程式が科学技術の基盤になっているが、このような使われ方はティコブラーエの時代では予想できなかったはず。

2015-04-30 11:58:24
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

この意見に対して、批判があるとしたら「それはかなり長い時間の話だ。何百年もかけてそのような流れを辿る」という意見か。しかし情報伝達の速度が現在と当時では格段に違うし、情報の共有化・蓄積化も当時は起こっていなかった。現在では早く科学技術が組み合わさり、新たなパラダイムが生まれている

2015-04-30 12:03:05
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

例えば確率微分方程式は生まれてから応用されるまでの期間は何百年というスパンではなく、かなり早かった。それにコンピュータの発達によって仕事で数学を使う人口もティコブラーエの時代から比べればはるかに多く、国民の知識レベルも段違いだろう。そのような状況では応用までの時間も段違いだ。

2015-04-30 12:05:58
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

そして確率微分方程式の数学的な基礎を与えたのは伊藤清先生だが、伊藤清先生自身が金融の世界で応用されるとは思ってもみなかった、と述べている。このことから分かるように、大御所の名前を持ち出して「シンギュラリティは的外れ」と言われてもなぁ、という印象を持った。

2015-04-30 12:10:39
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「シンギュラリティ業界は人工知能の現状を知らない」というのもレッテル貼りだよな・・・ちゃんと知ったうえでシンギュラリティについて主張している人もいるし。結局は「シンギュラリティを騒いでるのは現状を知らない奴」ってレッテル貼りをして自分の意見を強めたいだけじゃないのか?

2015-04-30 12:12:11
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

「シンギュラリティを喧伝している人の中には、人工知能の現状を知らない人も知っている人もいる」が正しいしな。

2015-04-30 12:14:09
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『人工知能は何ができて何ができないかという現状認識について、研究者と世の中の間で大きな断絶がある』という意見に関してはその通りだと思う。ただ、シンギュラリティはくると考えている研究者も少なくはない。

2015-04-30 12:18:14
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『singularity 業界は人工知能の現状を知らない』という意見は、せめてシンギュラリティがくると主張している人たちの「意見」に対して批判するべきであって、その人たちに対してレッテル貼りをするのはなぁ・・・

2015-04-30 12:20:53
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『日本でも、人工知能業界の有名研究者が一般紙に出て、期待を煽り立てている』と書かれているが、この有名研究者というのは例えば東京大学の松尾豊先生のことだろうか。

2015-04-30 12:24:54
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『自分で煽り立てながら火消しもする、因果な商売である』と日本の有名研究者に対して意見を言っている。たぶんこれは松尾豊さんのことだと思うが、正しい部分と間違った部分を区別して喧伝するのは研究者として当然のことであって、それを「煽り、火消し」と表現して世論誘導してるのはどっちなのか。

2015-04-30 12:30:30
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『Michael Jordan や Yann LeCun もそうだが、長く研究を続けてきた人は冬の時代を経験している』と書かれていて、有名研究者(憶測では松尾豊さんのこと?)を批判しているが、松尾豊さんの本を読んだがこの人も「冬の時代」の経験者だが。

2015-04-30 12:32:05
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『シンギュラリティ業界は、計算機の知能が人間を上回る可能性ばかりを考えている。特に、計算機が自身よりも知的な計算機を複製できるようになれば、知能が加速度的に増幅する、と思っている』と書かれているが、それは違う。例えばカーツワイルは「科学技術」が指数関数的に発展していると述べている

2015-04-30 12:40:03
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

なので「計算機が自信よりも知的な計算機を複製できるようになれば、知能が加速度的に増幅する、と思っている」のではなくて、科学技術の進歩そのものが、もっと言えば宇宙が始まってから今に至るまで、そのダイナミクスが指数関数性を持っているとカーツワイルは思っている。

2015-04-30 12:42:06
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

ソースはカーツワイルが書いた「ポスト・ヒューマン誕生」という本(かなり分厚い本)とTEDのレイ・カーツワイルの講演。例えば 「加速するテクノロジーの力」 ted.com/talks/ray_kurz…

2015-04-30 12:45:49
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

レイ・カーツワイル:今後現れるシンギュラリティ(技術的特異点)を学ぶ大学 ted.com/talks/ray_kurz…

2015-04-30 12:47:10
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『おそらく、研究の中心が論理推論だった時代の印象を引きずっている』と書かれているが、むしろシンギュラリティを喧伝している研究者は機械学習による統計的な手法を頭の中で描きながら、「知能が加速度的に進歩する」と考えている人が多い気がするけど。

2015-04-30 12:51:04
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

つまりシンギュラリティを信じている人たちは「論理推論だった時代の印象を引きずっている」という意見は違っていて、むしろ統計的機械学習の印象を持って主張しているんだと思うけど。

2015-04-30 12:52:07
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『知能を合理性や科学的な正しさといったものと漠然と結びつけている。でも、人間の知能はそういうものではない。少なくとも、それだけではない』知能を説明するために科学以外の何が必要なんだろう。少なくとも「重力」「電磁気力」「弱い核力」「強い核力」以外の「心力」なるものは見つかっていない

2015-04-30 12:55:55
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

もしも人間の知能が科学出来ないのなら、それは既存の物理法則を越えた何かが関わっているはずだが。実証的にはそんなことは確認されていないはずだし。

2015-04-30 12:57:37
小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1

『画像認識ができたら知的といえるだろうか。そんなことは猿にでもできる。いや、もっと原始的な動物にだってできる』と書かれているが、画像認識だけが出来たら「知的だ」なんてことはなく、世界に存在している様々な多様な分野が同時発展的に進歩しているのが現状だと思うけどな。

2015-04-30 13:01:43
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コメント

小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 2015年5月1日
補足:自然言語処理はこれからの分野だと思っている理由は、「有名な教授が主張しているから」というものではなく、個人的に色々とこの分野に関して考えていることがあるから、だ。ただ思ったよりも文章量が多くなってしまったから、その理由については機会があれば書くことにして、ここでは控えることにした。
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mnianzinno @mnianzinno 2015年5月1日
人間を凌駕するAIができたとして、そいつが文明を変えてしまうような発明をしてくれるのだろうか。AIの動機を考えると、絶対に壊れないコンピューターとか絶対に落ちない電源とかばっかり発明しそうな気がする。
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 2015年5月1日
TJOさんのツイッターを見ていたら次のように書かれていた。『「いや脳研究は今でも発展している」と訴える人を見かけたが、今の予算総額は(例えば)全盛期の2004年頃に比べて何%ぐらいかご存知なのかなぁ』と書かれていた。2004年頃の予算は分からないけど、現在の予算も相当なものだと思っていて、脳ブームの終焉と言えるほどじゃないというのが個人的な感想。
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 2015年5月1日
実際、2013年2月12日にオバマ大統領が一般教書演説で「 brain initiative 」とか言って、脳研究にかなりの額の投資を行うと主張していたはずだが。次のリンクにその予算案がかかれている。→欧米における脳科学関連大型プロジェクトの動向についてhttp://www.lifescience.mext.go.jp/files/pdf/n1160_01.pdf
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 2015年5月1日
そこから引用させてもらうと、アメリカ衛生研究所が4千万ドル、DARPAが5000万ドル、全米科学財団が2000万ドル、アレン脳科学研究所が6000万ドル/年、ハワード・ヒューズ医療研究所が3000万ドル、カブリ財団が400万ドル/年で10年間、ソーク研究所が2800万ドルなどなど・・・ で、これで本当に脳ブームが終焉して、予算が大きく削られた、と考えていいのだろうか? 世界的に見れば、脳研究は今でも発展している、という主張は正しいように思えるが。
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小猫遊りょう(たかにゃし・りょう) @jaguring1 2015年5月1日
「脳を研究すればわからないことが次から次へと出てくる」と書かれている点に関しては同意するが、それは別に脳科学に限った話ではないな。これは科学分野であれば、大抵はそのような性質を持っている。科学・技術が進歩して、Aの原因はBであるとわかったとする。すると次の疑問はではなぜBなのか?となり、新たな疑問が生じる。つまるところ、科学であるなら、研究が進めば進むほど、わからないことは出てくるものだが、だからと言って後退しているわけではないことには注意が必要だろう。
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難波修羅 @nanbashura 2015年5月3日
人工知能の研究者よりも、専門家でないシンギュラリタリアンの未来予測が信用できるというのは一見、奇妙に見える。けれども、たとえば建築家が高層建築の収容限界を予想できなくても、都市人口の拡大を都市経済学者の新書を読むことで知ることが出来る。科学技術の未来予測は、人工知能研究者の専門分野ではないということは、盲点なのだろうと思う。
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さかいっち @trigate099 2015年5月3日
科学技術の進歩を俯瞰してみると「収穫加速の法則」が働いていることに気づく。よってこの法則による技術の指数関数的な進歩(その到達点としてのシンギュラリティ)を議論すべきと感じる。指数関数的な技術の進歩とは、短期的にはたいした変化がなくても、中長期的には予想を大きく上回る変化をもたらすこと。一例を出すとヒトゲノム計画がある。1990年代の初め、人の遺伝子解析に数千億円と10年ほどかかったのが、現在では10万円と1日で終わる。
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