「ドガ展」で予想外の収穫「エトワール」と「バレエの授業」

はせがーわとも一 @tang_yaguchi

「エトワール」「バレエの授業」この二点が観られただけで、今日はほんとに最良となった。ドガ展、あんまり期待してなかったのに、久々に当たりを引いたかんじ。やったね！

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「エトワール」。それとは知らず誰もがどっかでいっかいは目にしたことがあるに違いない「あったりまえ」の名画だけど、実物を視界に入れた瞬間びっくりした！ぼんやりうっすら、白が浮かび上がってる！なにこれ？3D！？ってぐらい。

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もちろん、展示者の照明の妙もあるだろう。薄暗いなかで、下から小さなLEDをあてていた。でも、最後まで残って、許可をもらってLED光を遮ってみたけど、第一印象は変われども、絵から光がうっすら浮き上がる感じはなくならなかった。

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あの感じは、映像や写真では再現出来ないだろう。少なくとも、今まで見たたり、図録で見た「エトワール」は、それがない。なんというか、あの絵が表示された、ありえないくらい綺麗な液晶モニタのバックライトがうっすらついているかんじ。

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あのうっすらとした光の包まれ方は、トップとフットとサイドと、色んな方向から光を浴びている「舞台の上」の感じなんだ、と気付いた。ドガは、舞台の上のエトワールを、同じ目線で描いている。

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「脚光」を浴びて跳躍している「エトワール」そのものの主体的な喜びと、体から発散され、かたちづくられる美しさ。これを、客席からでなく、舞台の上からか、袖からか、しっかりとみていたんだ。あの「浮かび上がる光」は、そのあかし。

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「バレエの授業」は、バレエとか踊りとか舞台とか関係なく誰もが一度は経験する「発表する場」の緊張感と「学ぶひとたち」の姿、そして、それぞれの雑多な思いが交錯する場面、一瞬が、すぱーんとぶつかってくる。胸がいや、具体的に胃袋が、きゅーんとなった。

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「バレエの授業」。「エトワール」も合わせて大判の印刷物買っちゃった。エトワールに比べれば、こちらの方が画像でも再現度高いかなあ、と思って貼ってみたけど、やっぱり伝わってくるものはうすくなっちゃうなあ。 VT: http://twitvideo.jp/04F1w

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バレエの授業、色んなリボン（帯？）を腰に巻いてる。クラス分けなのか、役柄からくるものなのか。それぞれの娘は自分のリボンの色を気に入っているのか、内心嫌がっているのか？自分で巻いたのか、友達につけてもらったのか。そんな他愛もないエピソードに想いを廻らせるだけで、また、きゅーん…

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ドガ、明日でおしまいなんだよなあ。観にいったばっかだけど、もいっぺんいこかなあ。あんまり時間ないけど…。大げさでも比喩でもなく、リアルにうっすら浮かび上がる「エトワール」を、もう一度網膜に焼き付けてやりたい。