『中日新聞』2015年1月18日記事 「がん三ヵ所福島第一原発作業員 胃と膀胱を切除 『労災認めて』と訴え」

中日新聞の記事の紹介です。 2015年3月3日『北海道新聞』朝刊で報道された、労災認定申請を却下された、元原発作業員の被ばく状況と作業環境等が詳しく記述されています。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

先行のまとめとかぶりますが。 先ほどまとめた、札幌で労災認定申請が却下された、事故原発収束作業従事者に関する、 東京新聞(中日新聞)の過去の記事をまとめておきます、

2015-05-03 13:45:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

がん3カ所 福島第一原発元作業員 【中日新聞】(2015年1月18日) 【朝刊】 胃と膀胱を全摘 「労災認めて」と訴え iryou.chunichi.co.jp/article/detail… 以下記事の引用です。

2015-05-03 13:46:18
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用開始) 東京電力福島第1原発の緊急作業をした作業員について、被ばくの健康への影響を調べる国の疫学的な研究が近く始まる。難しい調査となるのは必至で、どこまで解明できるかは未知数だ。

2015-05-03 13:47:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)そんな中、事故発生当初、福島第1で4カ月間作業し、その後、胃や大腸など3カ所でがんが見つかった札幌市の男性(56)は、被ばくが原因だとして労災と認めるよう訴えている。(東京社会部・片山夏子)

2015-05-03 13:47:41
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  男性が働き始めた2011年7月は、溶け落ちた核燃料を安定的に冷却できるようになったころ。無数のがれきが散らばり、建屋からは水蒸気が上っていた。「とんでもない所に来た」と恐怖を感じたという。

2015-05-03 14:03:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

重機オペレーターの経験を買われ、大型トラックに載せた鉛の箱の中でモニターを見ながら、無人重機を遠隔操作してがれきを除去するのが仕事だった。しかし、がれきの下には配管やバルブなどがあり、慎重な作業が要求された。側溝に鋼材を渡した仮設の土台に重機を載せ、遠隔操作するのは至難の業だった

2015-05-03 14:04:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続) 元作業員が福島第一で働いていた時期  現場を見ながら直接操作しないと無理なケースもあり、その際は鉛のベストを着て重機に乗り、30分交代で作業した。重機でつかめない小さながれきは、腹で支えるようにして手で持って運んだ。

2015-05-03 14:05:39
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  がれきの中には赤で「×100」「×200」などと書かれたものもあった。毎時100ミリシーベルトや200ミリシーベルトを発する高線量がれきの印だった。男性は「やべえなぁと思ったが、元請け社員もやっていた。やらないわけにはいかなかった」。

2015-05-03 14:06:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  当時は空間線量も高く、線量計の警報が鳴りっぱなしに。これではすぐに線量限度に達し、作業ができなくなるため、高線量の時は線量計をトラックに置いていかざるを得なかった。

2015-05-03 14:07:21
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)男性が働いた同年10月末までの4カ月間の被ばく線量は、記録上は56・41ミリシーベルト。だが「実際はこんなものではない」。

2015-05-03 14:07:53
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  12年春に血尿が出たため診察を受けると、膀胱(ぼうこう)がん。その1年後、東電の負担でがん検診を受けたら、大腸と胃にがんが見つかった。東電や厚生労働省の窓口に相談したが、「因果関係がわからない」とたらい回しにされたという。

2015-05-03 14:09:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  転移でなく3カ所もがんが見つかったのは、被ばくが原因として、男性は13年8月に労災を申請。一方で胃と膀胱を全部摘出し、大腸がんも切除。重度障害者の認定を受けた。

2015-05-03 14:09:59
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  男性は「国や東電は検査を受けろと言うが、労災が認められなければ治療は自費。命懸けで作業をしたのに使い捨てだ。働きたくても働けない。個人では因果関係を立証できない。国は調査するなら徹底的にしてほしい」と語った。 被ばく影響2万人調査

2015-05-03 14:11:00
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  国が実施する疫学的な研究は、11年12月16日までの間に福島第1で緊急作業をした約2万人の作業員が対象となる。原爆被害を研究してきた公益財団法人「放射線影響研究所」(広島市)が担当する。近く福島県で2千人の作業員らを先行調査し、新年度から本格的にスタートする。

2015-05-03 14:11:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  長期にわたって作業員の被ばく線量とがんなどの病気を調査。血液なども保存する。事故後の被ばく線量が100ミリシーベルト超の173人は染色体も検査する。

2015-05-03 14:12:07
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続)  研究所の大久保利晃理事長は「初期は特に被ばく線量も正確にわからない。作業の詳しい聞き取りをする必要がある」と話す。作業員らは、研究が100ミリシーベルト以下の被ばくや一般住民にも役立つよう期待する。

2015-05-03 14:12:36
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

引用続) 大久保氏は「それが目標だが、線量が少ない場合、因果関係の解明は難しい。研究は何十年もかかる。被ばく研究が進むよう結果は公開していきたい」と話した。 (以上引用終了)

2015-05-03 14:13:18