共産主義が現実的には全体主義に陥りやすい理由の簡潔な説明

共産主義がなぜ多くの場合理想と異なり全体主義に陥ったのかを簡潔に説明しています。それはロシアの文化という特殊事情ではなくて、共産主義の基本である私有財産の否定という判断を強制なしに行うことの不合理性という共産主義というシステム自体に内在している問題として考えている。共産主義が全体主義的になるのは、偶然ではないのだ。
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大澤遼 / Camino de Tokio @y_yt

共産主義または社会主義は国家統制経済のことで、共産主義、社会主義を名乗った国家が全体主義に近かったのは事実だけど、共産主義=全体主義ではないと思うのですがいかがでしょうか。 RT @yutakioka: アンパンマンと全体主義または共産主義について考えると、これまた興味深い。

2010-12-22 09:22:33
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt 少なくとも私有財産制の否定を公的権力なしですべての人が同意しなければなりません。RT共産主義または社会主義は国家統制経済のことで、共産主義、社会主義を名乗った国家が全体主義に近かったのは事実だけど、共産主義=全体主義ではないと思うのですがいかがでしょうか。

2010-12-22 09:39:44
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt ですから、確かに原始社会には共産主義的社会が見られたのも事実です、全体主義を伴わずに成立したという意味で言えば。しかし、そうであっても、一人でも私有財産の否定に同意できない人間がいると、私有財産の否定の前提である、相互性が保たれなくなるので、

2010-12-22 09:41:32
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt それを防ぐために強制的に、合法・非合法的を問わず、私有財産の否定という考えをそれに疑問をもつ個人に押し付けざるを得なくなります。ですから、成立自体は仮に原始強制社会であったとしてもその制度維持の為に全体主義にならざるを得ません。

2010-12-22 09:44:10
大澤遼 / Camino de Tokio @y_yt

@yutakioka しかし、私有財産の否定=全体主義、ではないですよね。

2010-12-22 09:44:50
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt なので、共産主義社会を構成する個人が、誰の命令も聞かずに、自分たちの自由意思で、私有財産を否定することが合理的だと考え自主的に自らの財産の所有を諦めるという個人だけで構成されている場合なら全体主義的ではない共産主義は理論的にはありえます。

2010-12-22 09:47:09
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@nyorirc こんな”理想的”で同じ考えしかもっていない個人しか存在していない共同体ということ自体が現実的存在するとは思えないので、現実的には無理です。

2010-12-22 09:47:32
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt ええ、全く別の話です。私有財産の否定あるいは肯定を国家が何らかの権威で全員に強制したら全体主義と言えますが、私有財産の否定自体は全体主義でもなんでもありません。RTしかし、私有財産の否定=全体主義、ではないですよね

2010-12-22 09:49:07
瀧岡 優 (Yu Takioka) @ytakioka

@y_yt こんな”理想的”で同じ考えしかもっていない個人しか存在していない共同体ということ自体が現実的存在するとは思えないので、現実的には無理ですし、ロシア革命以後の意識的な共産主義革命を考慮すると、存在したことはありません、ユーゴスラビアも他の共産圏も暴力なしでは無理でした。

2010-12-22 10:11:44