意識の低い就活生花宮のチェス

赤司Co.,の最終面接の結果がコレかよ!爆
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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

リスケの連続でこんだけ待たせて、なんでンな夜中しか赤司の予定空かねぇんだよ。赤司Co.,ドブラックだな。大学生にして社畜とかオレでも赤司が可哀想になるわ。つーワケで、最終面接に行ってきます。 >>twitter.com/Entry2Hurt/sta…

2015-04-30 17:25:53
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

全内定を取り消された失意の淵で考えたが、マトモな方法で赤司を●すのは正直厳しい。最終面接当日は鍵かけっからヨロシク。 電車止めたり、先輩泣かしたり、殴り合ったり、ハードな人生送ってるオレが言うんだから相当だぜ? 心の弱い奴はぜひ見てくれよ! 一生のトラウマ植え付けてやるからさ!

2015-04-11 23:00:08

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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「行ってらっしゃい、花宮さん」 「ふぎゃッ!」 最寄り駅の改札を通ろうとしたら誰かに後ろから肩を叩かれた。 「なんだ…お前か」 黒子だ。 「もっとフツーに呼び止められねぇのかよ」 「花宮さんが最終面接前のイベントをスルーして行こうとするからです」 「お前のイベントまだあんのかよ」

2015-04-30 17:30:11
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「お返しします」 差し出されたのはオレのネクタイピンだった。 「おまっ…コレ…捨てたんじゃねぇのかよ」 「ボクが捨てるわけないでしょう。誰かさんと違って人の物を捨てて喜ぶような悪趣味はありませんし」 「だが確かに…」 銀色が堀に沈むのをオレは見た。 「手品は得意なんですよ、ボク」

2015-04-30 17:35:03
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「あのとき花宮さんは会話に気をとられていた…投げたのは百円玉です。というわけで100円返してください」 「なんでだよ! やらねぇよ!」 ともかく戻ってきたことに安堵してる自分が嫌だ。 「キミのでさえできなかった自分が嫌になります…あんなに捨ててしまえば良かったと後悔していたのに」

2015-04-30 17:40:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「花宮さんの言う通りです」 「何が」 「ボクは何もできない。バスケのように何かフォローできればいいのですが…」 俯く黒子は雑踏に紛れて今にも消え入りそうだ。そのまま消えてくれればどんなにいいか。だが、消されるのはオレの方だ。 「お前と仲良しこよし協力しろって? キモいこと言うな」

2015-04-30 17:45:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「優しいんですね」 「はぁ?」 何もかも見透かしたような目で笑う黒子。 「花宮さんがダメなら今年ボクが挑戦します」 「オイ! 負けフラグ立てんなよ。影薄い奴に50内定なんてムリに決まってんだろ、バァカ」 「そうですね。だから、」 黒子に手を取られる。 「頼みますよ、ヒーロー」

2015-04-30 17:50:11
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

@8 あーあ。天使に魂を売り渡しちまった。たった百円で。

2015-04-30 17:55:02

    ※ここから先は心の弱い奴にぜひ見てほしい。
     一生のトラウマ、植え付けてやるよ!

意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

海辺の湿地帯は江戸時代の天下普請により数々の大名屋敷を有する武家屋敷街へと様相を変えた。赤司家もまた城下町建設事業にその財…以下略。そんな歴史ある地にそびえ立つ地上70階立ての超高層ビル。いかにも最終決…最終面接の舞台だ。見上げると首が痛い。この城ラスボス戦後に崩れねぇだろーな。

2015-04-30 18:10:09
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「御待ちしておりました、花宮ちゃん♡」 コートを脱ぎ玄関をくぐると、エントランスには既に実渕が待機していた。オネエを受付嬢にする赤司のハイセンス人事に戦く。スカートから覗く筋骨隆々の足が絵的に厳しい。 「その呼び方やめてくれるかな^^」 「まこちゃん♡」 「もっとヤメロください」

2015-04-30 18:15:07
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

エレベーターで実渕は面接会場よりずっと下の階のボタンを押した。 「合説以来か、実渕k…さんはプロとか考なかったの」 結局コネ就職かよ。まぁ、昔からあれだけ大っぴらにしてりゃな。 「…小太郎と筋肉バカがいれば日本バスケ界は十分でしょ」 twitter.com/Entry2Hurt/sta…

2015-04-30 18:20:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

豪雪でたまたま会った実渕が…実渕が…女物のスーツ着てやがった。ぅおええええええええっ。

2015-03-15 15:54:12
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「さ、涼しい顔してられるのも今のうちよ。化けの皮、剥いでア・ゲ・ル♡」 実渕は“開”ボタンを抑え、先にオレをフロアへ通した。空いてる会議室に連れ込まれ(コレ以上は勘弁してくれ 「征ちゃんに会う前に隠してるモノ全部出してもらうわよぉ?」 「っ! どこ手ぇ突っ込んでんだよ、バァあっ」

2015-04-30 18:25:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「ちょっとォ、スタンガンなんて何に使う気よ」 「持ち歩いて…だけ…っ、やめ、っ〜!!」 「ヤダ、高尾ちゃんよりイイ反応するじゃな〜い」 武器取られた上に、自分より10㎝近くデカいスカート履いた男に体中まさぐられた…吐きそう。口元を抑えてると「次は口のナカね♡」と顎を掴まれ(以下略

2015-04-30 18:30:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「そのネクタイピンも没収! 洗濯バサミでジューブンよ」 実渕に後ろから羽交い締めにされる。剥かれる。このままじゃ剥かれる…! 「待て待て待て待て!! これは大事なもんなんだよ!」 「なぁに、彼女からのプレゼントか何かかしら?」 「…まぁ、そんなところだな」 「しょーがないわねぇ」

2015-04-30 18:40:08
ポエ峰大輝bot @PoeMinence

@entry2hurt 絶対運命黙示録 絶対運命黙示録〜♪ 出生登録 洗礼名簿 死亡登録〜♪ 絶対運命黙示録 絶対運命黙示録〜♪ 赤司の誕生 絶対誕生 黙示録〜♪

2015-04-30 19:32:06
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

ガラス張りのエレベーターからは東京湾が一望できた。ボディーチェックで荒んだ心に夜景が染み渡る。実渕は最上階のボタンを押した。 「…花宮ちゃんはプロとか考えなかったの」 「部活の仲間とやるバスケが好きだったんだ」 金もらってプレイしてる連中を潰してもイミねぇからな。 「私はね、」

2015-04-30 18:45:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「実力は…問題なかったのよ。でも…古臭くてヤんなっちゃうわね」 チームスポーツでは御法度。スポンサー収入は望めない。 「私は征ちゃんの駒にすらなれなかった」 「そんなことないさ」 実渕一人いれば、もしものとき赤司はいつでも仲間を見限り力を揮うことができる。 「赤司クンは幸せ者だ」

2015-04-30 18:50:06

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意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

指定された部屋の扉をノック。 「どうぞ」 「失礼します」 バカデカい応接室には向かい合わせに置かれたソファが何脚も並んでいる。その一番奥、面接官は総司令官のようなポーズで座っていた。 「自宅から参りました、花宮です。本日はヨロシク、赤司クン」 「†ようこそ†、残されし無冠の将」

2015-04-30 18:55:08
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

「この度はご卒業おめでとうございます、先輩」 「ふはっ、遅ぇよ。そんでテメェのおかげでこの春からめでたく無職だ」 赤司は万年筆を取り出し、に置かれたオレの履歴書に何やら書き込んだ。 「僕はこの戦いに命と未来を賭けている。そちらも未来の一つや二つ捨ててもらわなくては勝負にならない」

2015-04-30 19:00:10
意識の低い就活生だった花宮bot @Entry2Hurt

それより、と赤司は顔を上げ瞳孔を開いた。 奴の手から飛んでくる鋭利な先端。咄嗟に顔を背ける。 「どちらが上の立場か忘れたのか。口を慎め、」 赤司の投げた万年筆はオレの頬を掠めて壁に刺さった。傷口から滲んだ血がインクの代わりに肌に線を描く。 「頭が高いぞ」

2015-04-30 19:05:03
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