湘南OT交流会 発表 in湘南OT交流大会2015

認知症クライエントへの実践
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Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

湘南OT交流会 スタート 愚痴OTのところで実習をし、春から働きはじめた山田さんの発表

2015-05-05 17:19:38
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:手芸をしているのに視線は窓の外。少し前に伝えた指示を忘れている。指示理解ができていない。同じ話を繰り返す。ここはどこ?市役所?慶応大学? 信頼関係を築くために興味関心から介入しようと思った

2015-05-05 17:23:37
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:風船バレーなどの運動系の作業「余計な労力は使わないよ」と宣言。疲労感みられた。 トイレ・更衣・入浴。できる能力はありそうだけど、途中で動作が止まる。やらされている感があった。

2015-05-05 17:25:48
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:強制的作業よりも意味のある作業が有効ではないかと思った。 音楽鑑賞。「昔、コンサートに行ったのよ」自発的な発言が多い。興味関心は高そう。楽しい・懐かしい気持ちになる。

2015-05-05 17:26:54
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:手芸。黙々と進める。馴染みのある作業だが、楽しそうではない。「昔、兄弟にセーターを編んだのよ」。 楽しみというよりも、懐かしみ黙々と手を動かす作業

2015-05-05 17:27:58
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:自由会話 話しだすと止まらない。女子会のような雰囲気を好む 話す環境が必要。楽しいとよく笑う。ケースらしさを引き出す大切な作業

2015-05-05 17:29:06
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:屋外散歩 作業前は興味関心が低そう。しかし実施後は高そう。 興味関心の高い作業を選択することで、能力を発揮できる人だと感じた

2015-05-05 17:32:04
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山田:楽しい雰囲気、屋外の要素は有効そう お誘いの時、表情・声のトーン・話すスピード・声をかけた時の反応 この4ポイントはしっかり観察した ✖「リハビリに行きましょう」 今日は疲れちゃったのよーと反応する ○「一緒に行きましょう」「楽しいことを見つけました」反応良好

2015-05-05 17:35:07
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山田:カラオケ。初めは「えー歌うの?やだね!」。他のCLも誘って皆でやると、すごくノリノリ。マイクをはなさずずっと歌った。 環境を変えると作業の取り組みが変わると感じた。

2015-05-05 17:36:36
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山田:屋外はVQから反応良好。「いい天気ねー!」 懐かしい遊び。シャボン玉。一番反応が良かった。「うわー懐かしいねぇ」「大きく膨らませるのは難しいね」。積極的。目が輝く。

2015-05-05 17:38:12
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:声かけした時の反応「疲れた。今日は動きたくないのよね」 という時はのんびりできる作業。 コーヒーをひいて振舞う。 懐かしい作業、お手玉・あやとり。麻痺側うまく使えずイライラ舌打ち。感情の伴う記憶は残りやすい。無理な作業提供は避けるようにした。

2015-05-05 17:40:32
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:珍しく日中寝ていた。「戦争中は怖かった。毎日空襲があってね」。傾聴して外に散歩した。 よかったのかどうか、スタッフに相談した。 過去の嫌な思い出を傾聴すると、過去にとらわれてしまう。こういう時は作業を通して現在に心をとどめてもらうのが有効。好きな音楽を聴くなど。

2015-05-05 17:43:16
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:声かけして「ここはどこ?市役所?」 病院内の案内をした。「ここは○○病院」と言える状態になった。ある程度落ち着いてきたときに行うと有効な作業。 次第に信頼関係が出てきた「あらー来てくれたの?」

2015-05-05 17:44:49
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:女子会のような雰囲気をめがけながら接すると自発性・積極性も出てきた。集中力が上がってきた。「あらまー見たことある顔だ」「今日もかわいいね」 介入が進むにつれて笑う機会が増えた

2015-05-05 17:46:27
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

山田:作業療法って何?作業療法士ってどんなことをするの? 人生の道案内係  と私は感じました。

2015-05-05 17:48:13
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:一般的な認知症 家に帰る お金貸して 介入時間外に袖を強くつかまれてせがまれる。見当識障害 どこにもメガネがないんだよ 持ってきていない。記憶障害。 ひたすらぼんやり 発動性低下 あれ何?キョロキョロ 注意の転導

2015-05-05 17:52:51
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本: なぜか他の部屋から外してきた電球を正座して両手で大事に持っている。文脈不明な奇怪行動。 症状を切り取り問題点として介入する それが一般的だった。

2015-05-05 17:55:04
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:OTが尋ねる「今日は何日?」 CL寝ていると「起きてくださーい」 注意転導していると、静かな環境で机上訓練 奇怪な行動。興味ある別のものを提示してそらす。平坦な感情に戻ったところで次の作業を導入 これでは認知症が改善しないかな?そういう実感がないことが多いのでは?

2015-05-05 17:58:04
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:古典的な方法。 正常と比較して原因を脳の問題と診断。そうなってしまったら最後、脳の可塑性に訴えるか代償手段の導入。

2015-05-05 17:59:23
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:認知症という言葉でくくり、脳の問題と大きく診断し、正常との差を埋めようとする介入=医学モデルを選択しているとうまくいかないことが多いのではないか。 その人らしさを捉える評価介入ではなく。

2015-05-05 18:00:51
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:AさんでもBさんでもCさんでもみんな認知症患者とくくり、人として捉えていない方法。それが古典的な方法になります。 症例?事例? 症状について報告するとき症例報告 事象について報告するとき事例報告 と言ったりする。

2015-05-05 18:03:20
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:作業に対する行動を捉える。認知症、症状ではなく、「ありのままに」捉えることが大事。障害名でまとめない  これはやってみると非常に大変。見当識障害という5文字で済んでいたものがA4用紙1枚分とかになったりする。これがOT評価だと信じている。

2015-05-05 18:04:51
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:19名の少年にテスト。全員100点を取れませんでした。 知的低下と命名したとします。それが医学モデル。 原因がそれぞれで、書く欄を間違えた。計算できない。お腹すいていた。居眠りしていた。サイコロに頼んだ。やる気がない。遅刻。 これを全部テスト結果だけで知的低下としてしまう

2015-05-05 18:07:02
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:医学モデルなら知的低下だから知的機能を上げる訓練となる。シンプル。でもこれだとみな同じ介入になり、思うように成果が得られない。 ありのままに捉えることが大事。 障害名でまとめない。

2015-05-05 18:08:06
Shintaro_Kuga @Shintaro_Kuga

藤本:まずは推奨される評価法。 VQ 作業に対する好奇心・挑戦・好みなど観察するOT専用評価法。 なん場面も評価するのがポイント  習うより慣れろがこの評価法習得の近道。

2015-05-05 18:09:45