「同性愛は自然の摂理に反する」には人間の呪術的思考と上位のものに従う習性が絡んでいる?

「人間」はいつから「自然」に含まれなくなったか togetter.com/li/345624 「同性婚や無痛分娩を『自然に反する』という理由で反対するのって…」にその通り!の声 http://togetter.com/li/811433
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CMTC @MontyGlycon0

「同性愛は自然の摂理に反する」の「摂理」は宗教用語であり、呪術用語だと思う。呪術というか亀の甲羅を焼いて天にお伺いを立てる亀卜的な発想。

2015-05-06 01:34:55
CMTC @MontyGlycon0

同性愛は自然界の他の生き物にも見られるが、仮に人類が唯一の例でも「同性愛は自然の摂理に反する」とは言えない。「同性愛は地球上で唯一ヒトにのみ、みられるものである」ことしか意味しない。「知性や文明は地球上で唯一ヒトにのみ、みられるものである」と同じである。

2015-05-06 01:54:43
CMTC @MontyGlycon0

「同性愛は地球上で唯一ヒトにのみ、みられるものである」から「同性愛者、両性愛者、同性カップルの権利を認めない。妨害・迫害は正当化される」等を引き出すのは飛躍なのだが、多くの人がしてしまう。『伝統』ならまだ理屈として通るが、本来それ自体人間の道徳や法と無関係な『自然』でしてしまう。

2015-05-06 02:04:51
CMTC @MontyGlycon0

亀の甲羅に熱を加えてヒビができても、それはただヒビであるに過ぎないが、そこから吉兆を占い、何をすべきを引き出すのと似ている。亀卜は加熱という一手間があるので、それ自体はいじらずに天気とかから直接占うやり方があるなら、そちらのほうがより適切な比喩になるだろう。

2015-05-06 02:09:45
CMTC @MontyGlycon0

「同性愛は自然の摂理に反する」から、同性愛を社会から排除する事に繋げる理屈には、人間社会を(何らかの意味で上位または善である)自然界に似せることで、社会を「善・正常である状態」に保つという発想があるのかもしれない。

2015-05-06 02:19:17
CMTC @MontyGlycon0

「善・正常である状態」を自然界と同じである事に求める発想は、かなり呪術的なものに思える。社会やそこにいる個人に(自然界と同じその状態)を要求する事で「善・正常である状態」を得たり、回復する。これは動物の毛皮を被ったり、刺青にする事でその動物の力を得る、という発想と論理は同じだ。

2015-05-06 02:23:45
CMTC @MontyGlycon0

そもそも、ライオンの子殺しや、エメラルドゴキブリバチのあの生態を許容する「自然の摂理」になんで人道のお伺いを立てなくてはならないのか。それは自然には文字通り野生的な力と神秘性があり、人間は力と神秘性を兼ね備えたものを「偉い」「上位である」と思うものだからだろう。

2015-05-06 02:43:36
CMTC @MontyGlycon0

「偉い」「上位である」が一定量を超えると神や真理になる。

2015-05-06 02:54:18
CMTC @MontyGlycon0

人間には偉いとみなしたものに従う習性がある。(言葉の定義がよくわからなくなるが)仮に「同性愛が自然の摂理に反する」として、なぜ人間社会まで自然の摂理に従い、真似しなくてはならなくなるのか。それは「自然の摂理」が偉い場合、偉さという要素において劣る人間に指図する権威が生まれるから。

2015-05-07 03:32:16
CMTC @MontyGlycon0

「同性愛は自然の摂理に反する」から「同性愛者、両性愛者、同性カップルの権利を認めない。妨害・迫害は正当化される」等を引き出す思考というのは、人間の本能の、かなり深く原初的な部分に由来していると思う。

2015-05-07 03:32:48