以前にも書いたけど、1980年くらいまでの雑誌をみると、本当にイラストが多いんだ。イラストレーターさんの仕事もたくさんたくさんあったものと思うし、それは芸術家のとりあえずの糧を得るための手段としても、出世の糸口としても機能していたように思える。今はほとんど写真なんだよね。
2015-05-06 21:40:35昔は写真家にもいっぱい仕事があったと思う。でも今はライターさんが撮った写真を使うことも多いだろうと思う。プロの写真はやっぱり「違う」って感じるので、そうでもない写真はライターさんの写真だと思う。さらに言えば、コービスのようなデジタル画像販売もあるからそちらで済ませる例もよく見る。
2015-05-06 21:42:21昔の雑誌記事を読んでいると、おそらく海外の雑誌の記事を無断で翻訳して転載しているような記事もよく見たように思う。今なら、ブロガーとしてもあまり成功しなかっただろうな、という人がちゃんと連載を持っていた例もいっぱい見た。かつてはそれらはちゃんとした「職業」だったんだよね。
2015-05-06 21:43:32雑誌が、それに掲載しているさまざまな種類の文化的営みを支えてきたわけだが、それが崩壊しつつあるわけなんだよね。文化的営みを支えるほかの方法を誰かが発明しないと大変だ。整理して選別しなければ困るほど読んだり見たりするものがある時代に、どんなモデルがあるだろう。いまだにわからない。
2015-05-06 21:46:20人間には表現する欲求や、見てもらいたい欲求があるわけで、表現する側から何らかの貢献や経済的利益を得るということを組み入れることは、これから必須の仕組みになると思う。
2015-05-06 21:47:52モノとして本が好きな私は、近所の古本屋に時々出てくる戦前日本文学の復刻本を買って、モノとして愛でている。でもたいていの人にとって活版がとか装丁がとか、どうでもよいことなのだ。残念なことだけど。一生繰り返し読むような本なら、革装の豪華版でもいいな、と思うけど(続
2015-05-06 21:52:24お気に入りのイラストレーターさんに手書き挿絵を依頼し、装丁家に一冊だけ作らせる、みたいな超豪華本の世界しか残らないのかもねえ、とはずいぶん昔から考えている。実際にそういうものはあるようだ。
2015-05-06 21:55:15