'Evil, Women and the Feminine'「悪、女、女性的なるもの」第七回研究集会二日目
- Cristoforou
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#ewf7_jp 新宗教の研究をしているという研究者に、「あなたの大学は宮本武蔵に関係ありますか?」と興味津々できかれたのだが、研究の話をしていて「同僚がオウム真理教に騙されてしまって」とかむちゃくちゃシリアスな話になった。おう…
2015-05-07 15:57:57#ewf7_jp Irene Bulla, '“The maternal sin”: Traumatic Memory and Sublime Violence in Gabriele D’Annunzio’s Fedra’ ダヌンツィオの芝居フェードラ について
2015-05-07 16:08:36#ewf7_jp ダヌンツィオのフェードラはテセウスによるレイプの被害者であり、強姦と強制結婚という暴力を繰り返し舞台で反芻する。最後は愛で消耗して死ぬ。愛の純粋かつ破壊的な力。
2015-05-07 16:15:57#ewf7_jp ダヌンツィオのフェードラは母パジファエの罪に悩まされている。Maternal sin。女性の性欲が病理化されている。
2015-05-07 16:20:52#ewf7_jp ダヌンツィオのフェードラはネコや牛にたとえられたり、自分を狩られる野獣にたとえたりする。動物化された女性の性欲。フェードラはイポリットに無理矢理キスして拒まれるなどの暴力の応酬がある。親指が出血するとかいうアレな象徴も。
2015-05-07 16:22:08#ewf7_jp Barren WomanとChildless Womanという詩を見ている。プラスの詩には子どもについての楽しい詩もあるが、プラスの妊娠・子育て観は明るいだけではない。女性の生殖のネガティヴな側面、ダークサイドに切り込んでいる。
2015-05-07 16:28:45#ewf7_jp Thalidomide とEdgeという詩は自己中心的な女性を描いている。サリドマイドはつわりの薬として使われていたが、子どもに悪影響があるとのちにわかった。
2015-05-07 16:36:40#ewf7_jp アンジェラ・カーターはネオペイガンっぽい女神系フェミニズムは嫌っていたが、小説ではいろいろな神話的象徴を用いている。
2015-05-07 16:46:34#ewf7_jp The Passion of New Eveは、イヴリンというイングランド人がアメリカで地下に住む大地母神に会って、去勢され女性に生まれ変わる話である。
2015-05-07 16:48:28#ewf7_jp 女性は伝統的に文芸において神話やふしぎな力などと結びつけられがちだが、アンジェラ・カーターの作品は単純に女性を神話化しておらず、曖昧性がある。
2015-05-07 16:53:30#ewf7_jp カーターの小説はラディカルフェミニズムやフランス系のフェミニズムに対する批判を含んでいるが、アンチフェミニスト小説ではない。カーターのフェミニズム的表現には独特のものがある。
2015-05-07 16:57:42#ewf7_jp カーターと第二波フェミニズムの微妙な関係についての質疑。最初は第二波から影響を受けていたが、カーターのフェミニズムはその後かなり独特の発展をした。
2015-05-07 17:00:42#ewf7_jp イタリアのファシズムと、ダヌンツィオのリバタリアン的政治観の間の微妙な齟齬と、それがどう作品に表れているかについて
2015-05-07 17:07:35#ewf7_jp ダヌンツィオは再演されたかという質問、したかったが他の人にされてしまた。一度90年代に再演されたが全然批評とかもなかったらしい。
2015-05-07 17:23:10#ewf7_jp ギリシャ神話における母は全然理想とかけ離れているという話。男性の神すら理想化されていないので、いわんや母親をや
2015-05-07 17:29:12