英国ロイヤルベビーとマスメディア「星占い」

鏡リュウジ @Kagami_Ryuji

英国ロイヤルベビーの誕生と、現代の占星術の普及には実は深い関係があるのだ。新聞というマスメディアで最初に「星占い」が掲載されたのは1930年8月24日だとされる。同年21日にお生まれになったマーガレット王女のホロスコープを分析、と同時に、同じ週に生まれた人の星占いをした。（続く）

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この時点では実はまだ「誕生星座」はマスコミには出てこない。太陽星座を取り上げる占いは16世紀の年鑑にまでさかのぼることは可能だし、アラン・レオの太陽重視やバトラーの「太陽生物学」などはあったものの、大衆が周知するのはまだ先。ネイラーの連載でも1936年までは誕生星座占いではない。

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くだんのマーガレット王女のホロスコープ。マスメデイア星占いの誕生の意味も持つとみると面白い。太陽は「占星術の角度」獅子座27度に近く、出版9ハウスのルーラー木星は蟹座でエギザルト、革新の天王星とアスペクト。だがあくまで4ハウス、プライバシーの領域にとどまっている。（続く）

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社会の主流（天頂の強力な山羊座の土星）は、マスコミ占星術を示す木星を180度で抑圧。どうしても「星占い」は高度な社会的認知は受けにくい状況。ただ、蟹座の木星、4ハウスは強力なのでプライベートな領域では完全に抑圧はできない様子。（続く）

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木星をレセプトする月も蟹座で強力、正確に6ハウスの強力な水星と60度の吉兆角。創意工夫あふれる勤勉なライターたちによって支援を受けている、ということかな。たまには、占星術家らしいことを呟いてみる。

鏡リュウジ @Kagami_Ryuji

件のマーガレット王女のチャートです。astro.com/cgi/chart.cgi?…

鏡リュウジ @Kagami_Ryuji

さっきの英国マーガレット王女の出生図をマスメデイア占星術の象徴として見るというアイデア。また面白いことに気が付いた。最初の世界的な「太陽星座占い」のヒットは1968年のグッドマンの本。出生の太陽を進行させるとドンピシャで太陽がDESに。象徴的日の出であり太陽の公共圏への出現。