東方紺珠伝の「紺珠」に関する資料とその翻訳

東方最新作のタイトルの中にも有る「紺珠」について、 自分なりに中国のサイトを巡って集めて訳してみました。
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張説の簡単な説明(Wikipediaより)

張 説(ちょう えつ、667年(乾封2年) - 730年(開元18年))は、中国唐代の政治家である。字は道済(説之)。

688年に科挙に第2階級で合格して太子校書郎となり、以降、文官、武官として順調にキャリアを重ね、工部侍郎、同中書門下平章事、中書令、按察使、節度使を歴任し、3度も宰相となった。

張説が紺珠を得た由縁について

もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について1 绀珠之助   传说张说少年时代勤奋好学,乐于助人。一次,受到张说帮助的一个老者赠送给他一颗颜色深青而泛红的绀珠。最初张说不接受,老人便向他讲述了这颗绀珠的妙用:绀珠,名叫记事珠。读书行文办事时,将这颗绀珠握在手中,就能记事不忘

2015-05-10 21:13:38
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について2 平时拿着这颗珠子把玩欣赏,能使自己过目即知,一无可忘。老人讲罢,将这颗绀珠塞入张说手中,转身就不见了。张说认为这是神佑好人,上天要助他成就功名。因此,张说就将这颗绀珠秘藏于身,终身携带。后来,张说在朝廷中出将入相,笔墨文章,无一不通,广负盛名。

2015-05-10 21:14:56
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について3 紺珠の助け   張説という少年は人助けと勉強が大好きであった。ある日、張説が助けた老人は彼に深い青に薄い紅が浮かび上がる珠をお礼に与えた。最初は貰うのを断ったが,老人はこの珠の説明を始める。

2015-05-10 21:18:58
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について4 紺珠、又の名を記事珠といい、勉強執筆書記においてこの珠を手に握っていると絶対に忘れないという。更には日頃から愛でていれば神経が磨かれ、一度見たものは忘れなくなるというのだ。 老人はそう伝えたあと紺珠を彼の手に捩じ込むように渡し、虚空へ消えた。

2015-05-10 21:21:24
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について5 老人が消えるのを見て張説はこれは神が私に与えた報いなのだと思った。それ以降彼は大切に、死ぬまで肌身放さず紺珠を携帯した。 その後彼は朝廷で役人になり、筆においても文においても詩においても、中国中にそのに名を轟かせたという。

2015-05-10 21:25:40

その後

もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方最新作のタイトルにある「紺珠」の持ち主、張説について 有宰輔之才,而多詭詐,複貪財賄。時亦多之,亦汙之。每中書議事,及眾僚巡廳,或有所忤,立便叱駡,為眾所嫌。故朝彥相謂曰:“張公之言,毒於極刑。”言好面辱人也。

2015-05-10 21:05:02
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

@morisobamyojin 自家翻訳 宰相の才能がありながらも、欺瞞にまみれ、汚い金を貪る。その金は多額で汚い。会議等がある度に廊内を徘徊し、逆らう者を見つければ直ぐに叱るため、周りに嫌われていた。朝彥曰く“張公の命に於いて極刑に処す。”との言は聴こえはよけれど屈辱的だった。

2015-05-10 21:10:19

どうやら晩年はなかなかに性格が悪かったようだ。

「紺珠」という単語自体について

もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について6 《绀珠集》作者不詳,一說是朱勝非編成,共十三卷。 方回〈《小学绀珠》序》〉“唐张燕公患多读少记,得紺碧大珠一颗,握以自照,则平生所读所记,了了不忘,故后人摘书小説奇事,名《紺珠集》。”晁公武《郡斋读书志》稱此書為朱勝非之作品,“编百家小记而成”。

2015-05-10 21:28:32
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について6 紺珠集は作者不詳(一說によると朱勝非編集)の全十三巻の本 《小学绀珠》によると唐の張燕公は多く読むが記録することは少なく,紺碧の大珠を一つ、握って照らせば,今までの記憶が全て蘇るという

2015-05-10 21:32:20

「張燕公」とは「燕国公という役職についた張説」の愛称。

もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について7 それ故に後世の人々は中国中の噂話等を集めて紺珠集と名付けた。 晁公武の《郡斋读書志》ではこの本を朱勝非の作品として,“色んな場所からのメモや小話を集めて編纂したもの”と説明した。

2015-05-10 21:33:34
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について8 比喻博记,也多用于能帮助记忆的物事,见五代王仁裕《开元天宝遗事.记事珠 清 冒襄 《影梅庵忆语》:“余凡有选摘,立抄成帙,或史或诗,或遗事妙句,皆以姬为绀珠

2015-05-10 21:38:29
もりそば大明神 78.0 @morisobamyojin

東方新作・紺珠と張説について9 記憶力が良い人・または記憶を助けるものへの比喩としても使われるようになる(五代王仁裕《开元天宝遺事.記事珠》参照) 例文 清、冒襄 《影梅庵憶語》「指摘があれば詩であれメモであれ歴史であれ金言であれ全て書き残したため、皆姫を紺珠と讃えた」

2015-05-10 21:40:16