ご主人様と【ドS横山さん×真希ちゃん①】

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126 ヤスえらい人気らしいやん。 何がホットミルクやねん（笑） でもあれやろ？ 恭子みたいにして欲しいってやついてんの、分かってんで？ なぁ、どっかにいてへんの？ この歪んだ愛情受け止めてくれるやつ #エイトで妄想 pic.twitter.com/6CIvgF6NPz

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127 「あっ、すみません横山さん、ちょっとそこ開けてくださーい！」 『おぉ、なんやすごい荷物やな。 てつだっ…』 手伝ったろかて言う前に、ダッシュして行きよった。 最近このテレビ局に入ってきた新しいスタッフ、名前なんてゆうたっけ… 村上〝笹井ちゃんやろ？笹井真希。〟

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128 『ヒナ…なんで俺の考えてること分かったん』 村上〝今の新しい女のスタッフの子、名前なんやったかな〜って顔に出とったわ〟 さすがやな。 笹井…マキ？ふーん… 村上〝でもお前のタイプてわけちゃうよな。俺は好きやけど（笑〟 『な、別にそーゆう意味で見てたんちゃうわ！』

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129 まぁ確かに俺は大人しそうな、綺麗な子が好きや。家庭的で…恭子みたいな… 恭子がヤスんとこ行ってから数ヶ月。 たまに仲良さそうに2人で歩いてるとこ見かけて、なんかもうエエかなて思えるようになった。 恭子も俺の傍におった時より幸せそうにわろてるし… ヤス優しいしな。

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130 村上〝でも笹井ちゃんヨコのことよう見てるけどな〟 『へー？』 もうちょっとええ女やったらな（笑） 「見てませんよっ！」 村上〝なんやおったんかい（笑）〟 「村上さん？あんまり変なこと言わないで下さいよ？！」 村上〝はいはい、わかりましたー〟 この2人仲良いやん

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131 『ただいま』 恭子のおらん部屋にも、もう慣れたわ。 1人でビールを飲んでると、ヒナからの着信。珍しいな。 『もしもし？なんや？』 〝あっヨコ〜？ヨコ！今から行ってええ？！〟 『いやお前酔うてるやん、自分の家帰れや』 〝もうお前のマンションの前やねん！入れてくれ〟

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132 諦めてオートロックを開けてやる。 あいつ誰と飲んでてん、すばるか？丸？？ ドンドンッ！ 玄関を叩く音。 『ちょ、お前静かに入ってこいって…』 ドアを開けると、ヒナ… と、笹井ちゃん？ なんで？ 「…す、すみませ〜ん…村上さんがどうしても横山さんの家に行くって…」

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133 めんどくさいことになったな。 あんまり自分の部屋にも知らん奴いれたないねんけど… 〝ヨコぉ！笹井ちゃん連れてきたったで♡〟 『わかったから！静かにせぇ』 ご機嫌なヒナはそのままソファに寝転がった。 『ヒナお前まさか泊まっていく気か？！』 〝俺とお前の仲やんか〜〟

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134 いやいや、この子どないすんねん… 俺人見知りなん知ってるやろ…（泣） 人のこと知らんとソファで寝始めた。 「ごめんなさい、こんな時間に私までついてきちゃって…」 『ええけど…自分ら2人で飲んでたん？』 「いえ、他のスタッフの方も何人か。」 『まだ電車あるん？』

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135 「あーっ！終電…なくなったー！ 村上さんのばかーっ！」 『もう泊まっていったら？それかタクシー代やろか？』 「えええ、ダメですっ！そんなっ…女の子が男子の部屋に泊まるとか！」 『ふは（笑）別に2人きりちゃうやん』 「たっタクシーで！」 『タクシー代あんの？』

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136 「えっ？さっきタクシー代出してくれるって…」 『俺そんなんゆうたっけ？（笑） まあええやん、ヒナも寝てもーたし、俺も寝るわ。 笹井ちゃんも明日も朝早いねんやろ？』 なんかこの子とおったら、弟とおるみたいやわ。 色気ないからか？（笑） 「じゃ…あの、ここら辺で」

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137 リビングの床に横になろうとする笹井ちゃん。 『いやさすがに俺も女の子そんなとこ寝かせられへんわ！』 「いえ！私が一番下っ端ですのでっ」 なん…？体育会系？（笑） そのやり取りを何回かしたけど、なかなか折れへん。 なんやもうめんどくさいわ。 『おん…分かった。』

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138 「ふぅ、よかったです、納得してもらえて…… ええ、あの！？」 『自分が床で寝るなら、俺もここで寝るで？ええの？』 笹井ちゃんの横に陣取った。 こうしたら諦めて寝室使うんちゃうか 「っダメに決まってます//」 『…別にお前がベッド使たかて、なんも言わんて。使い？』

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139 「いや、あのですね…私、横山さんのこと好きなので…どっちもダメです…」 ……は？ 今なんて？？ 「はっ// 私いま…、どっどうしよう」 俺いま告白されてんの？ 『お前…俺のこと、好きなん…？』 「あっ// …は、ぃ…」 『阿呆やな。俺なんかやめとけ』

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140 この子を抱きかかえて、寝室のベッドに放り込む。 『…おやすみ。』 小さい声でおやすみなさいって、聞こえた気がした。 こんな純粋な真っ直ぐな子が、俺なんかのどこがええねん… ほんまの俺のこと知ったらびっくりするやろな。 そんなことを考えながら眠りについた…

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141 翌朝、私は憧れの大好きな人のベッドで目が覚めた。 初めて来た横山さんのおうちで。 いつの間にか告白してしまって、だ…抱っこされたことも、彼の寝室に入ったことも、全部が全部信じられなくてキャパオーバー（笑） 疲れもあったのか、おかげで朝まで熟睡…この大雑把な性格。

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142 村上〝おっまえ、アイドルのベッドでようグースカ寝れんな！〟 「村上さんに飲まされて、疲れてたんですぅー」 『俺、お前らのせいでほとんど寝てへん…』 ほら、私と違ってこーゆう神経質なとこにキュンてする。自分のベッドじゃないと寝れないくせに、女の子に譲る紳士な横山さん…

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143 移動中の車の中。行き先は同じテレビ局のため、乗せてもらっている。 「はーぁ、もっとあのベッドにいたかったな…」 バッと2人同時に私の顔をガン見してくる。あっ、また失言？！ 村上〝お前、ほんま大胆やな〟 「ち、違いますよ？！あんなキングサイズのベッドなんか初めてで」

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144 『…そらよかった。』 一言つぶやいて窓の外を見る横山さん。 うぅー、横顔もかっこいいい… はぁ。 やっぱり迷惑だったよねー… 村上〝まぁあれは早すぎたんちゃうか？〟 小声で話しかけられ。 「えっ、聞いて…！？たんですかっ？」 村上〝お前声でかいやん（笑）〟

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145 村上〝まぁ最近あいつ元気なかったし、お前みたいな騒がしいいやつの方がええかもなと思て、連れていってんけどな〟 それって彼女さんとかと別れたとか、そーゆうこと…？ その日から横山さんは私のことを避けるようになった。 まあ、もともと仲良くなんて無かったけど（泣）

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146 前はただ人見知りとゆうか、優しくはしてくれるけど一線を引いてるような感じ。 でもあの日の告白以降、目も合わせない。 私が行けば、自分が離れる。 別にいいけど！なんか感じ悪いな！ また村上さんに愚痴きいてもらおーっと そして奢ってもーらお（笑） ＿＿＿＿＿ …ん？

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147 あれ？ この、フカフカの居心地のいい大きなベッド…… 「わあぁぁぁ！横山さんち！？！」 ガチャ。 『…起きたか』 うわぁ本人登場。 なにこれなにこれ？なんだっけ？ あっそうだ村上さんに無理矢理奢ってもらって… 記憶がない… 「あの、村上さんは…？」 『帰った』

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148 『俺の意見無視して、お前置いて帰りよった、あいつ…』 めっちゃ迷惑そうに目をひそめる横山さん。 『お前はお前で、ベロンベロンの状態で俺の寝室直行するわもう… ほんま腹立つ。』 「すっ…すみません！ごめんなさい」 謝ってベッドから降りようとした。 「ひゃっ？」

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149 気がつくとすぐ目の前に好きな人の顔。 覆いかぶさるようにして、私の上にいるのはもちろん横山さん… 『なんなんお前。俺のこと好きとかゆうといて、ヒナと飲みに行くし。 かと思えば俺んち来て寝よるし…』 …？ 『調子のんなよ… 俺を好きになったらどうなるか、教えたるわ』

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150 片手で手首をまとめて、乱暴に服を脱がす。 「べつに…怖くなんか、ないですから」 震えとるくせに。 強がって。 『へえ？慣れてんねや？こーゆうこと』 「……」 『ふっ、初めて…？』 図星か。顔そらして真っ赤にしてるやん。 「初めてだけど、べつに平気ですっ」