死ぬのがこわくなくなる話 その2 「タイムトラベルする方法・肉体編」
これから「死ぬのがこわくなくなる話」10日目をツイートします。既にお気付きの方もいるようですが、この連載には大きな目的がありました。このあたりで、はっきり掲げておくべきですね。
2011-08-22 03:25:18何度も書いていますが、これは宗教ではありません。妄想の共有ではなく。概念的に、ではなく、本当に、死なない方法を突き詰めていきます。実のところ、目途が立っています。それは技術的なことではなく、むしろ、今のこの状況、インターネットを使っての情報共有によって、可能になることです。
2011-08-22 03:35:30あなたが死なないための方法。その1。今、使用しているその体を機械のように修理して使い続ける。この一番シンプルなアイデアが、現実的になっている。
2011-08-22 03:36:301950年代、機械が、人間の工員の仕事を奪い始めた頃。アメリカの数学者フォン・ノイマンは「機械を製造する機械」というアイデアを提示した。彼は、機械が、自分と同じ機械を作ることができると予想した。
2011-08-22 03:37:041台が2台を作るなら、同じ時間でその2台が4台を、さらにその4台が8台を作ることができる。そういうふうにして、人間は産業において限界を突破できるということだ。
2011-08-22 03:37:36ノイマンはさらに、当時創成期だったコンピュータ上でのシミュレーションも行った。その結果、機械が自分自身よりも複雑な構造の機械を製造することも可能だと証明した。
2011-08-22 03:38:051970年代、マサチューセッツ工科大学の工学者エリック・ドレクスラーはそれをさらに進めて「ナノテクノロジー」という概念を提唱した。コンピュータ制御によって、ロボットに、ロボットを作らせることができる。のみならず、自分より小さいロボットを製造することができる、と。
2011-08-22 03:38:38ある1台が自分の1/2のサイズの1台を作る。その1台がさらに1/2のサイズの1台を作る、それを繰り返していけば、やがて、原子を掴み取ることができるほどのサイズの自立型極小ロボットが、製造可能である。
2011-08-22 03:39:05将来的にはこのナノロボットの大群を制御することにより、細胞を原子・分子レベルで修復することができるという発想である。つまり人間を内側から若返らせるということだ。
2011-08-22 03:39:281983年、ナノロボットの実用化がはじまる前に、IBM研究所の学者達は走査トンネル顕微鏡を発明した。原子レベルの凹凸を読み取るだけでなく、原子レベルでその形に変更を加えることのできるものだ。
2011-08-22 03:39:43ベル研究所のエンジニアは、これを使って、原子を並べて文字を書いてみせた。原子を自由に動かすことができるようになったとしたら、どんなことだって可能ではないだろうか? そう考えるのはごく自然だろう。
2011-08-22 03:40:13@kozysan どんどん興味深い話になっていますね。僕も以前から考えていました。現在、人間に身体的な理由による淘汰が起こっていない以上、人間の身体(そのDNAの質)は劣化する一方であると思います。そして、その劣化スピードは加速し続けると思います。(続
2011-08-22 03:58:24女性は全員12歳まで若返らせよう RT @kozysan: 将来的にはこのナノロボットの大群を制御することにより、細胞を原子・分子レベルで修復することができるという発想である。つまり人間を内側から若返らせるということだ。
2011-08-22 15:41:31@izudancer0 今の大橋のぞみちゃんくらいですね。実はその年代をポインティングされことに重要な示唆があるのですが、この話を誤解なく進めていく自信がありませんのでよき機会が来るまで先送りします(爽笑。
2011-08-22 20:57:25肉体の最小単位までを操作制御できるとしたら、およそ不可能なことはなくなる。ただ、そんな仕事をするロボットが実現したとしても、全身の細胞を分子単位で修復するのにはいったい何台、必要になるのか。そしてどれくらいの時間がかかるのか。そういう点はまだ明確ではない。
2011-08-23 00:08:41