審神者になった聖闘士BOT、小説パートまとめ

中の人が手動で投稿した小説パートのツイートのみまとめました。
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審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

……同じ頃、本丸では刀剣男士たちが朝食を食べていた。 「……検非違使の審神者殿はどうしている?」 「さっき朝ごはんを運んだ時はまだ寝ていました。そろそろ起きるはずです」 蜂須賀の問いに瞬が答えた。小夜左文字や蜻蛉切、鯰尾藤四郎、骨喰藤四郎、獅子王が耳を傾けた。

2016-12-13 22:33:50
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「アテナは一体何を考えているんだ?」 「今回は手負いだったから仕方ないけれど……恩を仇で返されたら、僕は検非違使に復讐をしにいくよ」 「アテナの行動は、使えてる僕たちにすら、稀に予測ができない時があるから……」 「誠に申し訳ない」 瞬と紫龍が困った顔をした。その時だった。

2016-12-13 22:36:48
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

……ドゥン! 外から破壊音が聞こえた。全員が警戒態勢を取った。 「敵襲です!全員戦闘態勢!」 『おう!』 沙織が叫んだ。同時に本丸から刀剣男士たちが庭に現れる。 「……あれは……」 その時、蜂須賀は見た。昨日助けた審神者が、城戸邸の玄関前で立ちふさがる姿を。

2016-12-13 22:40:43
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

検非違使審神者は端末から昨日しまい込んだ、青白い燐光を纏う短刀2振り、脇差2振り、打刀2振りを呼び出し、自らも端末から獲物である薙刀を取り出した。彼らの前には、遡行軍の群れがひしめいている。 「検非違使!」 「刀剣男士ども!宿と飯の恩をかえさせてもらう!共闘だ!」

2016-12-13 22:43:43
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「わかった!俺と蜻蛉切は検非違使の援護!鯰尾と骨喰は索敵、小夜と獅子王は遊撃だ!」 「わかりました!」 「よし、わかった!小夜行くぞ!」 「うん」 「蜂須賀!パッと見た限り奴らはこちらを舐めてる。人数で押し切るつもりだ!」 「全体的に人数は少ない。少しずつ削る」

2016-12-13 22:47:28
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「よし!脇差と短刀は刀剣男士の支援!打刀はここで俺と刀剣男士たちと遡行軍を討つ!」 パッと短刀と脇差が散開し、玄関前で戦闘が開始された。沙織は自らニケの錫杖を手に、祈りを捧げる。本丸の結界が強固になり、黄金の光を放つ。結界を突き破ろうとした遡行軍の短刀や脇差が消滅した。

2016-12-13 22:51:36
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

瞬は沙織の守りに付き、紫龍は獅子王や小夜と合流し遊撃に回る。 そして、蜂須賀と蜻蛉切は検非違使らと行動を共にしていた。玄関前から先に行かせまいと、検非違使審神者が振るう薙刀を避けた遡行軍を倒しにかかっている。 「斬る!」 「どうした、近寄れんか!」 蜻蛉切の槍が深々と脇差を貫く。

2016-12-13 22:55:32
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

蜂須賀の刀は遡行軍の太刀を袈裟斬りにした。隣では検非違使の打刀が遡行軍の打刀の首を刎ねている。しかし、なかなか数が減る気配を見せない。少しずつ、検非違使も刀剣男士も消耗していった。そして、タイミングが悪く検非違使審神者の足に太刀が振るった刀が当たってしまったのだ。その場に蹲る。

2016-12-13 22:59:05
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「検非違使!」 「検非違使殿!」 「俺のことはいい!早く敵を討て!」 検非違使審神者が叫んだその時だった。本丸の中から、スペインから帰還した刀剣男士たちが援軍に駆けつけたのだ!中には新たな刀もいる。星矢たちの任務は成功したのだ! 「みんな!山姥切たちが帰ってきたぞ!」

2016-12-13 23:02:48
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「蜂須賀、蜻蛉切、無事か!……なぜ検非違使が?」 「検非違使殿は、沙織さんが蜂須賀と外出した際に保護したんだ。今、恩返しのために戦っている」 「そうか。こちらは無事に大倶利伽羅と燭台切を保護した。星矢も数時間後には帰る予定だ」 「よし、星矢が帰宅する前に決着だ」

2016-12-13 23:06:20
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「ああ」 「全員、検非違使たちと共闘して、遡行軍を撤退させるぞ!」 『行くぞ!』 新たな刀も、すでに馴染んだ刀も綯い交ぜに、付け焼き刃の共闘、連携をなんとかとりながら、刀剣男士と検非違使は遡行軍を押し返していった。 そして、ついにその時は訪れた。星矢が帰宅したのだ。

2016-12-13 23:10:40
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「みんな、大丈夫か!」 「ああ!だいぶ倒したがまだ残っている!」 「俺が不在の時を見計らうとは……許さん!」 「同感だ。行くぞ!」 星矢と、同行したシュラが参戦し、形勢は一気に傾いた。星矢が流星拳で遡行軍を削り刀装を破壊しにかかると、そこに乗じた蛍丸が複数の敵をなぎ斬る。

2016-12-13 23:14:46
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

山姥切、宗三、長谷部、蜂須賀が機動を活かして切り崩しにかかる。短刀や脇差たちも素早く敵の首を掻き切り、一気に遡行軍は追い詰められていく。 そして、最後の一体を蜂須賀が打ち倒した……! 「や、やったのか?」 「ああ、蜂須賀がやってくれた!」 「そうか……」 検非違使審神者は言う。

2016-12-13 23:18:37
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「審神者、こうやって共に戦うことが出来たこと、感謝する。……次に会う時は、きっと敵同士だろうが、貴殿の強さと、女神アテナの慈愛を私は認める。だから、この2振りを審神者に託す」 検非違使審神者は端末から2振りの刀を取り出し、星矢に渡した。 「いいのか?本来戦って手にするものを」

2016-12-13 23:21:56
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

星矢は戸惑ったが、検非違使審神者は有無を言わせずに彼に刀を押し付け、そのまま仲間と共に城戸邸の門から出ると、姿を消したのだった……。 「どうしよう、この刀」 残された星矢は、手渡された2振りを見て考えあぐねていた。まあ、いきなり見も知らぬ検非違使から渡されたのだから無理はない。

2016-12-13 23:24:45
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

その2振りを見て、蜂須賀は複雑そうな顔をしたが……意を決して星矢に進言した。 「その2振り、顕現しよう」 「いいのか?確か、これは……」 「知っている。長曽祢虎徹と浦島虎徹だ。かなりイレギュラーな形ではあるが、この本丸に来たことは事実。それなら、受け入れるべきだ」

2016-12-13 23:27:55
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

「……わかった。蜂須賀は覚悟を決めたんだな」 「ああ」 蜂須賀が頷くのを見て、星矢は2振りの刀に力を込める。 「長曽祢虎徹という。贋作だが、本物以上に働くつもりだ。よろしく頼む」 「俺は浦島虎徹!ヘイ!俺と竜宮城へ行ってみない?行き方わかんないけど!」

2016-12-13 23:32:38
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

二人を見る蜂須賀の目には、心からの歓迎の意が浮かんでいたのだった……。 「お疲れの所悪いですが、まだ問題はありますからね?」 宗三が呆れたように星矢に向けて呟く。……そう、焼け身の燭台切光忠の問題を解決しなければならないのだ……。どうやらまだ安心は出来なさそうだ。 【続】

2016-12-13 23:35:55
審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

刀剣奇譚・0 きっかけは突然に | なずな #pixiv pixiv.net/novel/show.php… 盟「たいへん長らくお待たせいたしました。刀剣奇譚シリーズの更新です。今回は前日譚扱いのため、オリキャラという名の政府職員と聖闘士しか出ません。最後に一振りだけ出ますが」

2017-02-17 22:59:00

審神者になった聖闘士10話目支部投稿

審神者になった聖闘士bot @NazunaSeiya

審神者になった聖闘士・10 | なずな #pixiv pixiv.net/novel/show.php… 盟「連続投稿だけど、こちらも更新しました」

2017-02-18 00:05:04

以降随時更新

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