私家版ハイデガースタディー05 カント講義書とカント的退却
- sunamajiri
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長くて10日ぐらい入院なので、また哲学談義は退院してきてから。目の手術なのであまり読書もできないですし、でも暇だからつい読んじゃいそうですが(^-^)/ @jeanbeauty2 色々ありがとうございます。入院ということで、どうぞお大事になさってください。
2015-03-29 23:47:10まとめを更新しました。「私家版ハイデガースタディー04 カント書へ還れ Vol.2」 togetter.com/li/791136
2015-03-29 23:48:55言い古された言葉だが、我々は死を経験しない、死は常に他者の死である、という観念ほど死の本質を言い表したものはないだろう。我々は人の死を前に自分の死を類推することしかできない、そこに横たわっている死者はとっくにこの世ならぬ異形へと変質しやがて遅かれ早かれ自分もそのような姿になると。
2015-03-30 12:44:42けれども死は本当に経験できないのだろうか。我々は常に毎晩睡眠という虚構の死を体験しているのではないか。寝る事は一時の仮死状態ではないか。脳の働きがあるとは言え、覚醒していないならば深い睡眠において我々は毎夜死を経験する。それは自己が自己を超え人類の生を無として生きる時間かも知れぬ
2015-03-30 12:50:29先のツイートはアーラヤ識の事を言うたものである。が、DNAはアーラヤ識とは断じて違う。アーラヤ識はむしろディルタイの生の哲学、文化として全人類の生の根幹に関わるものだと理解したい。従って子は無くとも人は全人類の意識下、無意識下においてかつて行為した事の伝播として生き続けるのだ。
2015-03-30 13:31:26院内ファミマに届いたハイデガー、古本屋なのだが、まっさらだった。(^-^)/ pic.twitter.com/AoYmqDsaJV
2015-03-30 15:51:01学としての形而上学から、非学としての認識論(単なる論という意味)へ突進してて、頼もしい先カント書的講義。(^-^)/ pic.twitter.com/LauunkFvXT
2015-03-30 16:15:29もちろん中身も古本というより、まっさら。無限の量(実在性の量というデカルトのいわば反対語)の箇所も、必当然的にくっきり(^-^)/ @LitoSnowfield pic.twitter.com/ZigPDn0s8J
2015-03-30 16:42:22所詮哲学は死の考察に始まり死の考察に終わる。現代社会では死は常に忌避され、隠蔽されるべく宿命づけられている。華やかなテレビの世界でも死は興味の対象として娯楽!の一部として対象化されるだけだ。死を徹底的に洗い出す事によって生が高貴になり輝きを増すという事は哲学の新面目かも知れない。
2015-03-30 17:29:37リトさん、ファボるならこっちよ。twitter.com/sunamajiri/sta… 全体が問題なのだが、このようにハイデガー(だけ)は、直感=全体=無限と純粋化=超越論性の徹底があるということなのだ。カントだけでは不徹底ということなのだろう。@LitoSnowfield
2015-03-31 10:55:46カントは直感=全体=時間を根といいつつ、自我(自発とか理性)に対する構想力(触発とか今でいう無意識)と語りきれず、根源の全体性が欠損する不純を招いた、という程度の話題。ハイデガーまで(彼以外は)その不純を主題にしがちなのだろう。@LitoSnowfield
2015-03-31 11:06:04単に直感=全体=時間という話題なのに、特殊と普遍の差異性なんか、柄谷は語りはじめてしまうからね。そもそも直感=全体=包摂=図式に、特殊も差異も話題として絡みようがないのに、誤解しているのだろう。twitter.com/sunamajiri/sta… @LitoSnowfield
2015-03-31 11:10:43柄谷の語りは、共同体の間、非西欧の日本の特殊性を普遍性に、というところで、読者が安心して思考停止するだけだが、単にヘーゲルの根源的同一性を斥け、ハイデガーが根といえたカントの時間性(普遍性)を忘却したいだけだよ。@LitoSnowfield
2015-03-29 13:01:38それにしても病院ベッド、眠くて全くテクストが読めない。読書はベッドでなくデスクと習慣化してるので、ハイデガーの力強い語りでも眠気に勝てず、つい買ったばかりのiPhone触ってしまい、入院してから集中力コントロールに成功しない。@LitoSnowfield
2015-03-31 11:18:34哲学においてかくも他者問題が重要事になるのは、近代以降つまりデカルトの孤独な『我』の発見以降だ。中世には『他者』は肉体を持ち脳を持つ実在論的なものとして捉えられまたそれは神による保証があるために人は他者問題で苦しむ事はなかった。デカルト以降、他者の精神が蓋然的不可思議なものになる
2015-03-31 12:21:47デカルトは強引に神の存在証明をしたが、それらの完全な観念による証明を彼自身が本当に信じていたか疑わしい。彼ほどの明晰な頭脳ならその論理の破綻、反証は簡単に見つけられるものだからである。ゆえに神による保証のない他者問題は類推による推測すなわち言葉や身振りや空間を検分せねばならない。
2015-03-31 12:28:11そろそろ眠くなってきたから、病室にもどってアプリオリな綜合判断しよっと(^-^)/ pic.twitter.com/tn0wAi0Tno
2015-04-03 00:16:49ハイデガーほど読んでいて、心が安らぐものはないねー(ハイデッガー全集25『カントの純粋理性批判の現象学解釈』) evernote.com/shard/s157/sh/… pic.twitter.com/QtYYBUvm78
2015-04-03 16:49:46ハイデガーほんとに主著以外の語りは柔らかく冴えて鋭い。「カント主義者」が嵌ってしまう感官、派生的直感、つまり解消できない感性論の順序性、という現代的思考停止すら、ものの数ページで端的に一蹴してるかのよう。evernote.com/shard/s157/sh/…
2015-04-03 21:45:52ハイデガーの語りほど、わかりやすく誠実なものは、あり得ないのではないか、と思えるほどだ。evernote.com/shard/s157/sh/…
2015-04-03 21:49:59おそらく、カントをハイデガー以外に語らせるから、妙なことになるとしか思えないほど、クリアだ。evernote.com/shard/s157/sh/…
2015-04-03 21:53:58高田訳?@sunamajiri ハイデガーの語りほど、わかりやすく誠実なものは、あり得ないのではないか、と思えるほどだ。evernote.com/shard/s157/sh/…
2015-04-04 06:32:04いや、全集は用語統一で高田訳ではないが、ハイデガーは主著の『存在と時間』と比べ、他は講義録で、彼の講義は超人気だっただけあり、ぐいぐい引きつけるから、訳文気にならない。書くより語り部ねハイデガーは。@08child 高田訳?
2015-04-04 06:47:48なるほど、ジャズ的な?人なのか@sunamajiri 他は講義録で、彼の講義は超人気だっただけあり、ぐいぐい引きつけるから、訳文気にならない。書くより語り部ねハイデガーは。@08child 高田訳?
2015-04-04 06:50:23