50年代までに最大の仕事をしたクラシック作曲家は

各年代ごとにクラシック作曲家を挙げる話題が興味深かったので、まとめてみました。 誰でも編集可にしてあるので、追加があればお願いします。
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Yoshihiko NONOMURA @nono_y

確かにフォーレは必須。主要室内楽は10年代後半以降なので、ヒンデミットを外してフォーレを入れては如何。シベリウスの頂点は親愛の声〜交響曲4で、10年代後半以降は交響曲6・7とタピオラ程度なので、それよりは室内音楽1〜7+マリアの生涯(初稿)を採ります。 @sharuy

2010-12-25 02:45:37
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

個人的には、ワイルはクラシック作曲家としては例外的にソングの素養があった人だという評価。ヨーロッパ時代の作品表の多くを占める絶対音楽の類は聴けたものではないので、クラシック作曲家として評価するのは疑問。 @sharuy

2010-12-25 02:50:56
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

だいたいお返事したつもり。確かにすべて非常に悩ましいポイントです。しかし、東独の世話になる以前のアイスラーは総じて素晴らしい作曲家で、30年代〜40年代前半には入らないとおかしい。ガーシュインの代わりに落とすならむしろベルクかと。ルルは未完、Vn協奏曲は過大評価 @sharuy

2010-12-25 02:57:04
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

プーランクの主要領域は声と室内楽なので、このあたりの作曲家たちとは一括りにはできないと思います。私が彼らを強く推せないのは、古典的エクリチュールでカーターやデュティユに及ばない(こちらも結局10人には残りませんが)と思うからです。 @KondoKohei @sharuy

2010-12-25 03:19:21
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

20年代は最も競争が熾烈なので、かなりハイレベルな足切りをかけていますが、本来は20世紀でのべ100人(息の長い作曲家は年代ごとに区切って)を選んでから年代ごとに並べるべきで、その場合は確かにこのあたりは気になります(特にヴィラ=ロボス)。 @KondoKohei @sharuy

2010-12-25 03:33:14
山の作曲家 @KondoKohei

@nono_y 古典的エクリチュールですか…

2010-12-25 03:33:39
山の作曲家 @KondoKohei

@nono_y @sharuy いや、ほんとに20年代は恐るべき時代ですね。

2010-12-25 03:35:18
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

カーターSQ#2、デュティユSym#2がともに1959年。このあたりまでは「古典的エクリチュール」でしょう。メタボールやピアノ協奏曲になってくるとそれでは済まなくなりますが、こちらは60年代半ばの出来事なので。 @KondoKohei @sharuy

2010-12-25 03:37:07
鈴木治行 @sharuy

アメリカでは現在そんな流れが?エリントンもクラシック作曲家として評価されつつあると。記譜が基準なら、ビッグバンドを書く人はみな入るよね。@nono_y 米国では記譜率の高いD.エリントンも入りそうな勢いで、遡及的にクラシック/現代音楽に組み込んで「クラシック/現代音楽SUGEE」

2010-12-25 03:43:26
山の作曲家 @KondoKohei

アイヴスに比べてカーターのほうが古典的エクリチュールの行儀の良さを感じる。カーターとブーレーズの相性が良い理由だと思われる。

2010-12-25 03:45:07
山の作曲家 @KondoKohei

@sharuy @nono_y エリントンのオーケストラ編曲をネーメ・ヤルヴィがシャンドスに録音しているのが面白いですね。スティルのアフロ・アメリカン交響曲などと一緒にシャンドスのCDに収まっていますね。

2010-12-25 03:49:33
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

レブエルタスは正直判断に悩みます。大澤壽人を悪く言いたくはないが絶賛するのも違うだろうというような… @KondoKohei @sharuy

2010-12-25 03:55:07
山の作曲家 @KondoKohei

@nono_y カーターやデュティユは古典的エクリチュールが優秀な作曲家ですね。

2010-12-25 03:55:17
鈴木治行 @sharuy

ヴィラ=ロボスも忘れてた訳じゃなくて、自分の中では検討してたけど、そこまでの重要さではないという結論。好きだけど。好きというだけなら他にもいくらでも。@nono_y 年代ごとに並べるべきで、その場合は確かにこのあたりは気になります(特にヴィラ=ロボス)。 @KondoKohei

2010-12-25 04:00:43
山の作曲家 @KondoKohei

@nono_y 古典的エクリチュールの美意識からどこまで離れたか、アンサンブル観や形式感、感情がどこまで18,19世紀のヨーロッパ音楽から離れた独自性を築いているか。技法は新しいが古典的エクリチュールの美意識の内にあるもの、調性的旋律さえ残存しながら美意識が遠いもの。いろいろ。

2010-12-25 04:05:38
山の作曲家 @KondoKohei

MPBの展開を見ているとヴィラ=ロボスがショーロスに関わったのは重要だったと思う。ヨーロッパのその後の現代音楽にとってはヴィラ=ロボスはあまり関わりない作曲家だと思う。

2010-12-25 04:10:11
鈴木治行 @sharuy

レブエルタスも出てくるとなると他にもいろいろ思い出されてくる人が。グレインジャー、ディーリアス、ヒナステラ、ウォルペの評価は。後期サティやブリテンもやっぱりどっかに入るべきではないのか、などと新たな悩みが。@KondoKohei @sharuy

2010-12-25 04:13:31
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

エリントンの素晴らしさを「クラシック/現代音楽」の延命に利用するのがフェアだとは思えません。RT @mcleanchance エリントンは是非とも入れて下さい。彼の仕事は最晩年に完成いたします。QT @nono_y 米国では記譜率の高いD.エリントンも入りそうな勢いで、

2010-12-25 10:08:10
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

「クラシック音楽の歴史を10人の作曲家で」くらい大きな話なら "マショー、オケゲム、モンテヴェルディ、J.S.バッハ、ベートーヴェン、ドビュッシー、ストラヴィンスキー、ケージ、クセナキス、メルツバウ" と答えますが。 @mcleanchance @sharuy

2010-12-25 10:17:27
山の作曲家 @KondoKohei

@sharuy ヘンリー・カウエルは、1912年のピアノ曲「マノノーンの潮流」でのクラスター以外に十分に業績の紹介がないと思う。本当の創作のピークは、管弦楽の為の変奏曲1956年や、1950年代頃の交響曲群、ペルシャの旋法の作品、1940年代の「賛美歌とフーガ風の調べ」など。

2010-12-25 12:13:35
鈴木治行 @sharuy

そのあたりへのカウエルの影響はわかりやすいけど、その後この流れというのは継承されてるんでしょうか。というかその前になぜいきなり僕に向けてカウエルの話が始まったのかという疑問が。@KondoKohei カウエルの影響をどう評価するかは、ルー・ハリソンやピーター・ガーランドや米西海岸

2010-12-26 01:44:42
山の作曲家 @KondoKohei

@sharuy それはグレインジャーなどをあげられていたので、英語圏での民族音楽、民謡への関心の高まりの中で、カウエルがアジアの民族音楽やアメリカの古い賛美歌を注視したことを思い出させていただいたからです。

2010-12-26 09:30:15
鈴木治行 @sharuy

なるほど、ようやくつながりました。(笑) @KondoKohei @sharuy それはグレインジャーなどをあげられていたので、英語圏での民族音楽、民謡への関心の高まりの中で、カウエルがアジアの民族音楽やアメリカの古い賛美歌を注視したことを思い出させていただいたからです。

2010-12-26 10:10:01
hujiie @hujiie

(´ヘ`;) http://bit.ly/dzZXmV RT @nono_y (ry)ガーシュインの代わりに落とすならむしろベルクかと。ルルは未完、Vn協奏曲は過大評価 @sharuy

2010-12-26 15:56:54
Yoshihiko NONOMURA @nono_y

最大激戦の10年代後半〜20年代1位がベルクなのでご容赦を(ヴォツェック、室内協奏曲、叙情組曲) RT @hujiie (´ヘ`;) http://bit.ly/dzZXmV RT @nono_y ガーシュインの代わりに落とすならむしろベルクかと。ルルは未完、Vn協奏曲は過大評価

2010-12-26 19:44:19