死ぬのがこわくなくなる話 その10 「量子自我」
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後半、とても混乱してしまって申し訳ありませんでした。その後もかなりばたついてしまい、報告が遅れました。生放送を見られなかった人のためにも、事の顛末を記録しておきます。
2011-11-12 01:09:43まず、これまでの連載であぶり出されてきた哲学や技術をおさらいし深めていくことを試みました。資料の書籍・写真類を見て頂きながら改めて詳しく説明しました。例えばクライオニクスすなわち人工冬眠技術について。アルコア財団について。クローニングすなわち細胞再生技術について。
2011-11-12 01:10:20アーカイヴィングつまりネット上でのデータ保存処理技術について。SHINEサイトについて。「自分とは」という哲学的課題について。オバマ仮説について。
2011-11-12 01:10:53そして、ペンローズの量子脳仮説について。脳細胞の微小管を経由して「もう一つの世界」と行き来しているあなたの自意識について、など話しました。
2011-11-12 01:11:04つまり10分おきに、長い触手がしゅるると引っ込むように、あなたの本当の自意識は、肉体や、記憶に頼ることのない本当のあなた自身は、それが出現した、脳細胞の奥底深くに消えていくこと。そして、そこから量子テレポートして別世界へと戻っていくこと。
2011-11-12 01:11:41量子通信によってのみ行き来できる量子的別世界=「あちら側」の世界について書きました。微小管上の量子コンピューティングの仕組み。量子テレポーテーションの窓口機能。あなたの意識が、自我が、そこからやってくるものではないか、と。
2011-11-12 01:14:10量子通信によって繋がる別宇宙に存在する自我、略して「量子自我」と呼びます。これがDNAのさらに背後にいる、もしかしたらそれを作り出した強固なる意志なのかもしれません。
2011-11-12 01:18:26このあたり、実のところ自分としてはとても大切な考えで、できる限り多くの人に伝えたかったもので、あのような形で中断したことは残念です。自分で喋ったこと、喋ろうと思っていたこと含めて、改めてまとめたいと思います。
2011-11-12 01:23:59再現しますと、まず、放送中に電話が入りました。実のところ僕はこの電話を待っていました。しかし、電話口から声は聞こえず、シュウシュウと空気が漏れるような音がするだけでした。
2011-11-12 01:27:59>こえがでない。メールします。もう手遅れです。渡辺さん、すみません。あと10分で、私は入れ替わります。こんなふうに、いまこう書いている、私が私として書ける時間ももうあと少しです。
2011-11-12 01:28:33>いよいよ、もうすぐです。 ひとつさいごにおねがいです。私のことをもうしんじないで わたしがこの後いうことはそれは私のいってることではありません 私はもうすぐべつじんです>
2011-11-12 01:28:44