続・なぜ日本は海上護衛に失敗したか

ない袖は振れなかった…… タイトルを『日本海軍も海上護衛の重要性に一部が気づいていたけど……』から変更しました(2015/5/28
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以下のまとめの続きっぽい?

まとめ なぜ日本は海上護衛に失敗したか 日露、WW1と経験したはずの日本がなぜWW2では海上護衛を軽視しているように見えるのか。 環境の変化、他国の戦争から教訓を得る難しさ、持てるリソースの限界など。 13955 pv 45 1 user 2
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

数日前に呟いた、どうしてWW1のときに日本は海上護衛の重要性に気が付かなかったんだろう、というのは今読んでるレポートにも書いてあった。一部の士官らはどうもこの点にかなり注目していたらしい。

2015-05-27 13:24:15
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

第一次大戦前の日本の海軍戦略は制海権、海上の管制を目的とする艦隊決戦至上主義であった。(通商破壊の概念がなかったのではない。自由な通商破壊戦の前提としての海上管制を獲得するための艦隊決戦優先主義であった。)従って艦隊決戦は海上の管制のための手段にすぎない。(続く)

2015-05-27 13:30:29
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

(続き) 手段にすぎない艦隊決戦主義が戦争形態の変化にもかかわらず目的化し教条化し事実上の(defacto)「詔勅」となっていたのである。(終わり) あーあー、ありがちですよねー、とちらりと憲法9条に目を向ける。

2015-05-27 13:31:05
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

潜水艦というハードウェアに注目してたんだけど、あくまでも艦隊決戦のために、という名目でなんというかそのぉ(遠い目) 末次さーん…。

2015-05-27 13:33:10
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

「帝国士官の多くがこの「新しい現実」に注目していた。しかし、権威となっていた佐藤(鉄太郎)の艦隊決戦思想が、大きな障害となり、対米国劣勢海軍という自己規定もあり、この現実を軍備造成方針の再考に結びつけていくことができなかった。」ああ頭が痛い。

2015-05-27 13:36:01
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

あ、先ほどから引用していたのは「防衛研究所紀要 第3巻第3号(2001年2月)」からでした。「海上輸送力の戦い -日本の通商破壊戦を中心に-」でした。 nids.go.jp/publication/ki…

2015-05-27 13:37:42
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

『[憲法前文に書かれた理想を実現する]手段にすぎない[憲法第9条]が[世界情勢]の変化にもかかわらず目的化し教条化し事実上の(defacto)「詔勅」となっていたのである。』 ほら不思議汗;;

2015-05-27 13:39:38
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

目的と手段が入れ替わって教条化して、しかも(実績あげて)権威になっちゃった人が認識を改めないんもんだわで、明後日の方向へ潜水艦運用とそれが多もらす脅威について認識が足りてなかったとすれば、それは敗北間違いなしとしか言えまいよ。

2015-05-27 13:41:29
透過光P @Tohkakoh_P

@BARSERGA 艦隊決戦が目的でも、まぁいいんですが、そこに持ち込む手段が全く思い浮かんでなかったっぽいのが一番の問題のようなw>有利じゃない限り相手は早々都合のいい場所に来ないというw

2015-05-27 13:45:36
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@Tohkakoh_P 「自分が考えていることは相手も考えている」と考えてしまう蹉跌ですね汗;; 艦隊決戦は制海権の確保の一つの方法だって観点がそのー…ねぇ(汗;;)

2015-05-27 13:46:59
つむじ伯(混沌・善RX) @tsumuji_wind

海上管制のための艦隊決戦がいつの間にか艦隊決戦のための艦隊決戦に…… つらい

2015-05-27 13:42:04
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

まぁ、確かに日本の少ないリソースではなんともはやではあるんですけどねねねね。

2015-05-27 13:48:48
SUDO @sudo_simoigusa

@BARSERGA 実際海上管制・制海権を得るのに決戦ないしは封鎖以外の手があるのかという無いわけで・・・

2015-05-27 13:50:11
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@sudo_simoigusa ですね、それは確かにいえます。封鎖するには数が足りてないし、そもそも潜水艦に注力したところで、それを察知した米国がなかんずく違う対抗手段を編み出すでしょうし、結局は結末が決まっていたのは確かだと思うんですよ…。

2015-05-27 13:51:40
SUDO @sudo_simoigusa

ここらはWW1のドイツ軍でもわかるよね。せっかく外洋に有力戦力を散らせた状態で状況開始になったのに、それを生かし切れないまま雪隠詰めになってしまってなすすべなく終了した

2015-05-27 13:51:50
SUDO @sudo_simoigusa

潜水艦ですごい量を撃沈したのに、結局それでも最初から予想されたとおりにドイツは負けた。商船いくら沈めても中々トドメにはならんのだよな

2015-05-27 13:52:48
SUDO @sudo_simoigusa

潜水艦がなくてもドイツ海軍がなんかの間違いでユトランドで勝利してたら、それこそ英国は敗北してただろうな

2015-05-27 13:54:14
SUDO @sudo_simoigusa

WW1までの脳みそにおける通商破壊は、遊撃戦力による敵対策部隊の誘引拘束から主方面の戦力比を優位にする手段であり。また決戦に勝利した結果として獲得できる制海権を有効活用した通商遮断、この2つなわけであるな

2015-05-27 13:56:18
SUDO @sudo_simoigusa

これが潜水艦による通商破壊に移行すると、通商破壊艦(潜水艦)を見つけて追い立てるというのが凄く難しくなる。対処しようとするとすごい量の戦力を吸引されてしまう。対処しないと商船の損害が洒落にならない

2015-05-27 13:58:11
SUDO @sudo_simoigusa

まあ潜水艦とか飛行機は機能性能が急激に進んでいったから、その変化に誰もまともに対応できなかったんだろうなとか思うわけですよ

2015-05-27 14:03:34
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

@sudo_simoigusa たしかにWW1の航空機の搭載量とか速度かんがえれば戦艦や空母を撃破することを予見するのは難しいですね。そう考えると、よくまぁ日本は航空機に一点賭けしたなぁとは思うんですけどね汗;;

2015-05-27 14:05:34
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

引用はしてみたけれど、戦前日本のリソースでは制海権を封鎖することを選択しても潜水艦数が足りてないし、そもそも潜水艦に注力したところで、それを察知した米国がなかんずく違う対抗手段を編み出すわ、結局は結末が決まっていたのは確かだよねぇ、と。

2015-05-27 13:52:27
BARSERGA@C103【12/30土】 東 “ユ” 56b @BARSERGA

短期的に非対称戦(史実の機動部隊による航空攻撃)により気づいた優位も、短期決戦でないかぎりは対応を取られてしまう、というわけでしたとさ。味もそっけもない。

2015-05-27 13:54:10