2015年5月27日

続・なぜ日本は海上護衛に失敗したか

ない袖は振れなかった…… タイトルを『日本海軍も海上護衛の重要性に一部が気づいていたけど……』から変更しました(2015/5/28
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以下のまとめの続きっぽい?
まとめ なぜ日本は海上護衛に失敗したか 日露、WW1と経験したはずの日本がなぜWW2では海上護衛を軽視しているように見えるのか。 環境の変化、他国の戦争から教訓を得る難しさ、持てるリソースの限界など。 12118 pv 45 1 user 2
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数日前に呟いた、どうしてWW1のときに日本は海上護衛の重要性に気が付かなかったんだろう、というのは今読んでるレポートにも書いてあった。一部の士官らはどうもこの点にかなり注目していたらしい。

2015-05-27 13:24:15
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第一次大戦前の日本の海軍戦略は制海権、海上の管制を目的とする艦隊決戦至上主義であった。(通商破壊の概念がなかったのではない。自由な通商破壊戦の前提としての海上管制を獲得するための艦隊決戦優先主義であった。)従って艦隊決戦は海上の管制のための手段にすぎない。(続く)

2015-05-27 13:30:29
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(続き) 手段にすぎない艦隊決戦主義が戦争形態の変化にもかかわらず目的化し教条化し事実上の(defacto)「詔勅」となっていたのである。(終わり) あーあー、ありがちですよねー、とちらりと憲法9条に目を向ける。

2015-05-27 13:31:05
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潜水艦というハードウェアに注目してたんだけど、あくまでも艦隊決戦のために、という名目でなんというかそのぉ(遠い目) 末次さーん…。

2015-05-27 13:33:10
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「帝国士官の多くがこの「新しい現実」に注目していた。しかし、権威となっていた佐藤(鉄太郎)の艦隊決戦思想が、大きな障害となり、対米国劣勢海軍という自己規定もあり、この現実を軍備造成方針の再考に結びつけていくことができなかった。」ああ頭が痛い。

2015-05-27 13:36:01
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あ、先ほどから引用していたのは「防衛研究所紀要 第3巻第3号(2001年2月)」からでした。「海上輸送力の戦い -日本の通商破壊戦を中心に-」でした。 nids.go.jp/publication/ki…

2015-05-27 13:37:42
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『[憲法前文に書かれた理想を実現する]手段にすぎない[憲法第9条]が[世界情勢]の変化にもかかわらず目的化し教条化し事実上の(defacto)「詔勅」となっていたのである。』 ほら不思議汗;;

2015-05-27 13:39:38
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目的と手段が入れ替わって教条化して、しかも(実績あげて)権威になっちゃった人が認識を改めないんもんだわで、明後日の方向へ潜水艦運用とそれが多もらす脅威について認識が足りてなかったとすれば、それは敗北間違いなしとしか言えまいよ。

2015-05-27 13:41:29
透過光P @Tohkakoh_P

@BARSERGA 艦隊決戦が目的でも、まぁいいんですが、そこに持ち込む手段が全く思い浮かんでなかったっぽいのが一番の問題のようなw>有利じゃない限り相手は早々都合のいい場所に来ないというw

2015-05-27 13:45:36
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@Tohkakoh_P 「自分が考えていることは相手も考えている」と考えてしまう蹉跌ですね汗;; 艦隊決戦は制海権の確保の一つの方法だって観点がそのー…ねぇ(汗;;)

2015-05-27 13:46:59
つむじ伯(混沌・善) @tsumuji_wind

海上管制のための艦隊決戦がいつの間にか艦隊決戦のための艦隊決戦に…… つらい

2015-05-27 13:42:04
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まぁ、確かに日本の少ないリソースではなんともはやではあるんですけどねねねね。

2015-05-27 13:48:48
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

@BARSERGA 実際海上管制・制海権を得るのに決戦ないしは封鎖以外の手があるのかという無いわけで・・・

2015-05-27 13:50:11
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@sudo_simoigusa ですね、それは確かにいえます。封鎖するには数が足りてないし、そもそも潜水艦に注力したところで、それを察知した米国がなかんずく違う対抗手段を編み出すでしょうし、結局は結末が決まっていたのは確かだと思うんですよ…。

2015-05-27 13:51:40
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

ここらはWW1のドイツ軍でもわかるよね。せっかく外洋に有力戦力を散らせた状態で状況開始になったのに、それを生かし切れないまま雪隠詰めになってしまってなすすべなく終了した

2015-05-27 13:51:50
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

潜水艦ですごい量を撃沈したのに、結局それでも最初から予想されたとおりにドイツは負けた。商船いくら沈めても中々トドメにはならんのだよな

2015-05-27 13:52:48
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

潜水艦がなくてもドイツ海軍がなんかの間違いでユトランドで勝利してたら、それこそ英国は敗北してただろうな

2015-05-27 13:54:14
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

WW1までの脳みそにおける通商破壊は、遊撃戦力による敵対策部隊の誘引拘束から主方面の戦力比を優位にする手段であり。また決戦に勝利した結果として獲得できる制海権を有効活用した通商遮断、この2つなわけであるな

2015-05-27 13:56:18
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

これが潜水艦による通商破壊に移行すると、通商破壊艦(潜水艦)を見つけて追い立てるというのが凄く難しくなる。対処しようとするとすごい量の戦力を吸引されてしまう。対処しないと商船の損害が洒落にならない

2015-05-27 13:58:11
SUDO@大和さん可愛い @sudo_simoigusa

まあ潜水艦とか飛行機は機能性能が急激に進んでいったから、その変化に誰もまともに対応できなかったんだろうなとか思うわけですよ

2015-05-27 14:03:34
BARSERGA@新刊通販&電書版販売中 @BARSERGA

@sudo_simoigusa たしかにWW1の航空機の搭載量とか速度かんがえれば戦艦や空母を撃破することを予見するのは難しいですね。そう考えると、よくまぁ日本は航空機に一点賭けしたなぁとは思うんですけどね汗;;

2015-05-27 14:05:34
BARSERGA@新刊通販&電書版販売中 @BARSERGA

引用はしてみたけれど、戦前日本のリソースでは制海権を封鎖することを選択しても潜水艦数が足りてないし、そもそも潜水艦に注力したところで、それを察知した米国がなかんずく違う対抗手段を編み出すわ、結局は結末が決まっていたのは確かだよねぇ、と。

2015-05-27 13:52:27
BARSERGA@新刊通販&電書版販売中 @BARSERGA

短期的に非対称戦(史実の機動部隊による航空攻撃)により気づいた優位も、短期決戦でないかぎりは対応を取られてしまう、というわけでしたとさ。味もそっけもない。

2015-05-27 13:54:10
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コメント

Gruner_Wind @Gruner_Wind 2015年5月27日
一時話題になった「海上護衛戦」読むと、『一部が気づいてた』のは確かだろうけどそれだけじゃ何の意味もないってのを、これでもかってくらいに教えてもらえる。
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delphinus @Delphin_apterus 2015年5月27日
そもそも、アメリカ相手に太平洋を封鎖して、どのような意味があるというのか?米国の太平洋側の主な交易相手は、オーストラリアとほかならぬ日本です。オーストラリア、米国共に資源国で太平洋を仮に封鎖されても、それだけで白旗を揚げてはくれません。
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時計じかけのミカン @mkn_inv 2015年5月27日
日本海軍は基本的に戦術軍・防衛軍であって、日本本土に接近する敵を撃破して、日本近海の制海権を確保するもの。対して大海での海上護衛戦は、植民地を有する大国が持つ戦略軍としての海軍がやるもの。戦術軍を戦略的に使わざるを得なかったのが誤算かな。
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言葉使い @tennteke 2015年5月27日
ゲーム「提督の決断」では、パルミラを占領すると米豪分断ができたなぁ。米軍航空機の補充とかができなくなるんだよね。アメリカの優先目標がパルミラになる。
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BARSERGA@新刊通販&電書版販売中 @BARSERGA 2015年5月27日
前述に上げたレポートの中に記述されていますが42年にアフリカ沿岸で通商破壊した際には一ヶ月で12隻の戦果を上げています。太平洋を封鎖するのではなく、裏口のインド洋で妨害することにより英国のアフリカ支援(地中海を渡れないので反対側から物資補給していました)とインド支援を阻害という手も…とあるんですが、実際はそれを継続的に行なえるだけの余力は日本にはなかった(単純計算でも当時運用していた潜水艦の半数以上が必要でした)実情があります。
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BARSERGA@新刊通販&電書版販売中 @BARSERGA 2015年5月27日
またアメリカは全資源を自国でまかなっていたかというとそうでもなく「錫、錫鉱石、ゴム、クロ-ム鉱石、植物油、マンガン鉱石、艦船用のロープの材料であるファイバーなど」は100%輸入に頼ってました。もっとも大体はアメリカの勢力圏だったりするので、基本太平洋では米-豪州のラインを妨害するしか手がないので封鎖というレベルではありませんね。
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cinefuk 🌀 @cinefuk 2015年5月27日
艦隊決戦主義:日本海海戦の戦訓に備える様子は『軍人は一つ前の戦争に備える』の通りですねえ。
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欠点’s @weakpoints 2015年5月28日
ぶっちゃけ商船を保有している海運業者の認識はどうだったんだろ?
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言葉使い @tennteke 2015年5月28日
前に、海軍に徴発された商船のまとめがあったな…。あ、中国で訴訟を起こしたけーすもあった。
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おばた はじめ @yamamoto1208815 2015年5月28日
当時のアメリカと比較して圧倒的な戦力不足だった、というのはその通りだと思いますが、その少ない戦力すらも有効的に使えていなかったのでは?というのが『海上護衛戦』等で示されてる疑問かと。また潜水艦の運用ではガ島やアッツ島への物資輸送にあてられそこで大きな損害を受けてたことからも、その戦力でガ島戦直前に予定されてたインド洋での通商破壊強化が成されていたら…?と思考してみたくなるものです
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おばた はじめ @yamamoto1208815 2015年5月28日
まぁ、インド洋通商破壊を大規模にやったところでそれだけで戦局逆転出来るとまでは自分も楽観してませんし丸通輸送しない分、前線部隊はより困窮したでしょうから簡単な問題ではないのは確かですが…
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nekosencho @Neko_Sencho 2015年5月28日
そもそも対中国戦ですでにアップアップしてたような国が、決着もつけられないうちにアメリカまで相手にしようって段階で、何もかも足りなくなるのは目に見えてたよな。
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欠点’s @weakpoints 2015年5月31日
NekochaQB tennteke いやいや、戦争前の認識についてだって。日中戦争時は護衛の必要薄かったんだし。普通だったら船団組むためにスケジュール調整して民間船が他の民間船を待つなんて非経済的で平時は誰も考えないじゃん
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オブジェクト@図書館はいいぞ @oixi_soredeiino 2015年6月2日
南方進出後、当初の見積もりより産油量が多すぎたという、笑うに笑えない事態が起きたり。用意周到な金持ちにとケンカした貧乏人というか、なんというか。戦国時代に例えると、米国を絶頂期の豊臣秀吉に対して、日本はそれにケンカを売って滅ぼされた北条氏という図式……。
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オブジェクト@図書館はいいぞ @oixi_soredeiino 2015年6月2日
日本海海戦快勝という麻薬めいた記憶+それまで想定しなかった南方資源地帯の通商護衛という難問
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q @q1346786 2016年3月21日
予算目当てで本気ではなかったと言うと邪推が過ぎるかもしれないが、海軍は南方の海上護衛を考えていなかったどころか、不可能と分かった上でもなお南進論を主張していたということになる。 これは対米戦勝利の見込み無しが分かっていたにもかかわらず政府の対米戦見込みの問いに答えなかったのと同様に、海軍が南進論を主張して予算を獲得したにもかかわらずその執行責任を怠ったということであり、仮に太平洋戦争で敗北しなかったとしても海軍は許されなかったのではないだろうか。
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