「まおゆう」に関する海燕さんの疑問
- TakahashiMasaki
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『まおゆう』の書籍版PDF……。うーん、みんな、ぶっちゃけ、どう思う? http://www.enterbrain.co.jp/pickup/2010/maoyu/img/maoyu_otameshi.pdf
2010-12-26 10:18:13@kaien 個人的には読みやすいし、たしかに戯曲の解説書なんかはこういう形式で、それをとり入れたのはいい試みだなと思うのですが、枡田さんが当初目指していた「子供が読んだら」というテーマからは、体裁が実験的で、ちょっと遠のいたかなと。。
2010-12-26 10:22:17@kaien 最初にこの本を購入する人の大半は、すでにこの本に何が書かれているのか、結末まで知っている人だろうから、評判とか評価といったものをどう考えればいいのか、よけいにややこしくなりますよね。。
2010-12-26 10:24:54@kaien 中身もそうなんですが、そもそも商業版の正式タイトルが「まおゆう。魔王勇者」なのはどないかならんかったんでしょうかねえ…
2010-12-26 10:30:57@kaien 私、ママレ氏のスレ投下をリアルタイムで読めた人間なんですよ。その事そのものは非常に幸運だったと思うんですが、それだけに元タイトルの【魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」】がすごく強くて、なんかもう改変タイトルだけはどうしても受け入れられなくって…
2010-12-26 10:36:11それらのあらゆる問題点の原因になっている点は実はひとつだと思う。「リスペクトが足りない」。ママレードサンドという稀有の才能に対する敬意が足りなすぎる気がしてならない。
2010-12-26 10:40:45そもそも『まおゆう』という作品は、そのままで十分以上に読みやすくおもしろく、テンポよく、楽しい、そういう作品だった。でも、今回の書籍化にあたり色々ごてごてと余計で蛇足なものを付け加えて「ままれ分」を薄くしちゃっているような気がしてならない。それはやっぱりマイナスなんじゃないかな。
2010-12-26 10:46:41@kaien リスペクトが足りないのは5月に書籍化の話が持ち上がった時から感じていたところで、今は「なぜ俺は恥や外聞を恐れず醜態を晒してでも、桝田氏にもっと噛み付かなかったんだろう」と、後悔しているところですな…
2010-12-26 10:47:03制作スタッフは言うかもしれない。「いや、こうしないと一見の読者にはわかりづらいんだよ」。わかりづらくないよ! 作中で十分すぎるほど丁寧に解説されているって。そして、そのうえでなおのこるわかりづらいところは作品の魅力なんだって。だからこそみんな『まおゆう』を好きになったんだって。
2010-12-26 10:49:42「上から目線」という言葉は卑屈で好きではないけれど、でも桝田さんの解説読んでいるとどーしても「上から目線」を感じずにはいられないんだよね。「この奇書を書いたバカ(褒めてる)は、どんなヤツなのだろうと興味がわいた」。褒めてないよ! 尊敬しているなら仮にもいえないはずのセリフだよ!
2010-12-26 10:53:22言っちゃなんだけれど、この解説を読むと、桝田さんの態度は「無名の作品を書籍化してやる」という恩着せがましいものに見えてしょうがないんですね。そうじゃないんですよ。あなたが託されたものは、世紀の傑作で、あなたが好き勝手にいじりまわせるものじゃないんですよ。と言いたい。
2010-12-26 10:55:44@kaien 未読者への配慮という事なのか、注釈が多いですが、簡単な用語にまで注釈がついていますが、むしろ未読者には、用語解説よりも情景解説の方が必要な気がします。なにしろ地の文がない訳ですし。
2010-12-26 10:57:51たとえば、ピカソやゴッホの絵に「ここがまずいからこう描き足して――」なんてできるひとはいないですよね。でも、ピカソがデビュー前だったらそれができるかもしれない。今回の『まおゆう』書籍化はそういうようなことなんじゃないかと思えてならないんだが――実物を見たら安心できたらいいなあ。
2010-12-26 10:58:08今回の『まおゆう』書籍版を作ったスタッフは、たぶん皆、善意と親切心から解説やらイラストやらを付け加えたのだろう。でも、そこにはたったひとつ、「傑作に筆を加える畏れ」だけが欠けていたのではないか。自分たちがいじっているのがどういう作品なのかわかっていなかったのではないか。と思う。
2010-12-26 11:03:37もちろん、書籍版が出てみれば払拭される不満である可能性もなくはないですが――発売前の本にサンプルだけ見て文句をつけるのは良くないとは思いますが――でもほかならぬ奇跡の『まおゆう』。もっと純粋なかたちで書籍化してほしかった、と思わずにはいられません。
2010-12-26 11:04:49@kaien そう受け止めた読み手が少なくとも海燕さん一人はいるという事実は重いですね。しかし私としてはTwitter上でかの人が懸命になって喧伝されていく様に相容れないものを感じてリムってしまいましたし、その頃の発言を思い返すにさもありなんと思ってしまうのです。
2010-12-26 11:11:59@kaien 書籍化にあたって少し子供向けになったというか、敷居を下げようとしたみたいですね。自分の経験では、いくら解説があっても興味のない本は読まないんですが・・・。最後の解説では、「暇つぶしにやりました」って言っちゃってるし。
2010-12-26 11:20:09@kaien バイアスかかっている見方だと前置きして。とにかく作品を世に送り出す使命感に燃えていた、と。自分がやらなければ、それが可能な人間の中では自分が一番作品の魅力を理解している、しかし「このままでは難しい」、何が必要か意見を! みんなで考えよう! …といった感じでしょうか。
2010-12-26 11:22:59@kaien 失礼ですが、私はそうは思いません。思い入れが違うのかもしれませんがーーあのレベルの解説は、欲しいと思います。桝田さん達が思い描く新規ターゲットは、小中以上の普段物語に触れない層だと解釈しています。その層が初めて手に取れる大きな物語にしたいのではないでしょうか。
2010-12-26 13:08:40