《パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む》のメモ

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tu-ta @duruta

里見実《「被抑圧者の教育学」を読む》を読んでる。そこに最近、自分で全訳しなおしたという里見さんの訳が部分掲載されてる。たぶん、読みやすくなっている。でも、繰り返し部分しか掲載してないことの問題を自ら指摘している。別の人のポルトガル語からの訳の出版準備がされてるとのこと。

2010-12-19 02:39:32
tu-ta @duruta

里見実訳「被抑圧者の教育学」から:(対立関係から解放された抑圧者は)何百万人の人びとが食えず、衣服も靴もなく、勉強も、旅行もできず、ましてベートーヴェンを聴くこともできなかった格差の下で、彼は飽食し、着飾り、…してきた。これらの特権のどのひとつであれ、万人… #ikitotter

2010-12-19 02:51:25
tu-ta @duruta

の権利の名において制限されることは、彼の人権にたいする甚大な権利侵害と思えるのだ。 #ikitotter

2010-12-19 02:51:26
mackeeee @mackeeee

「人間として生きるとは、他者と世界とに関わる(アンガジェ)こと」(だったかな?)という定義は、どのように訳し直しているのでしょうか?RT @duruta: 里見実《「被抑圧者の教育学」を読む》を読んでる。

2010-12-19 22:16:05
tu-ta @duruta

@mackeeee 「人間であるということ、それは他者との、世界とのかかわりにおいて、生きるということだ」という文章が『自由の実践としての教育』の冒頭にあるって書いてあります。この本、『被抑圧者の…』に匹敵する重要な著作なのに価値が正当に評価されてないと里見さんは書いてます。続く

2010-12-20 00:15:17
tu-ta @duruta

@mackeeee 続き)それだけでなく、「思考の密度からいえば、こちらのほうがフレイレの主著といってよいのかもしれません」とまで書いています。もしかしたら、このフレーズ『被抑圧者の教育学』にも使われていて、この本にもあるのを読み飛ばしてるかも?ともあれこの本、フレイレ批判(続く

2010-12-20 00:18:46
tu-ta @duruta

@mackeeee 続き)含んでいて、なかなか面白いです、ぼくには。 2800円+税、もとがとれそうです。ぼくは大田区の図書館の本を借りていて、買おうかどうか、迷ってますけど(笑)。

2010-12-20 00:21:32
tu-ta @duruta

フレイレ、ここは「近代西洋的幸福感基準」的なところもありますね。ここはどんなことも人間は手放せないというのが主眼でしょうが。そして、彼は人間中心主義で、そのあたりはこの著者の里見さんが批判してる点でもあります。 #ikitotter

2010-12-20 17:32:58
tu-ta @duruta

里見さんの『フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』を読もうと思って起きてたのについツイッター。もうブラウザは落とそう。

2010-12-21 04:49:52
tu-ta @duruta

《「被抑圧者の教育学」を読む》から:意識化とはひとことで言えば、間をおいてみずからの状況と向きあうこと、と言ってよいのでしょうが、その「間合い」をとる技法のひとつがコード表示なのです。現実は、絵や写真、あるいは一場の劇として切りとられることによって、異化されます

2010-12-22 05:50:34
tu-ta @duruta

《「被抑圧者の教育学」を読む》では:70年~80年代のアフリカの民族独立運動では、フレイレの識字の方法が広く採用…ナミビアの南西アフリカ人民機構SWAPOが1986年に刊行した識字教育手引き書…は、その代表… として、この本を使ってフレイレの手法が具体的に説明されている

2010-12-22 06:21:52
tu-ta @duruta

SWAPOの識字教科書から:気をつけないといけない。読み書きもさることながら、肝心なのは生活をよくすること。コードによっては、具体的な行動の手がかりになるものもあるし…情報を交換するためのものもある。グループが何か行動しようとしているときは読み書きの効率ばかりを急いではいけないね

2010-12-22 06:26:09
tu-ta @duruta

《「被抑圧者の教育学」を読む》から:真にその名に値する教育とは、AがBのために、ではなく、また、AがBに対して、でもなく、AがBとともに、世界を仲立ちしておこなうものだ。

2010-12-22 08:02:31
tu-ta @duruta

「テーマ調査っていうものは、人びとがもっているものを人びとに返すことで、はじめて申し訳のたつものとなる。あれって、人びとを知る行為なんかじゃない。人びととともに、人びとの上にのしかかっている現実を知ることなんだよね」マリア・フェデイラ(《「被抑圧者の教育学」を読む》180pから)

2010-12-23 03:38:46
tu-ta @duruta

植民者が行ってきた「原住民」に対する「他者化」と「同化」…人類学者もまた繰り返す…危険性…。たんなる調査「方法」の精緻化では、この危険を回避することはできない…。被調査者自身が調査の主体にならないと、このアポリアは解決できない(《「被抑圧者の教育学」を読む》189pから)

2010-12-23 09:52:48
tu-ta @duruta

民衆と調査者がともに研究の主体になってテーマを追求した場合、調査の客観性がそこなわれる…と言う人もいる…。…調査結果は「純粋」なものにはなりえない、といいわけだ。……こういう反対は、調査…についての浅はかな偏見を曝けだしたもの…この手の調査屋に…テーマはもっぱら純粋で客観的(続く

2010-12-23 09:59:17
tu-ta @duruta

続き)で、当事者の人びとをすっとばした、何かモノのようなものとして存在するらしい。(《「被抑圧者の教育学」を読む》191pから)

2010-12-23 10:00:56
tu-ta @duruta

その「調査」はたんに地域の「客観的」な諸事実の調査に終わるものであってはならず、事実とのかかわりにおいて人びとがかたちづくっている表象や信念の調査こそが決定的に重要(《「被抑圧者の教育学」を読む》201pから)

2010-12-23 11:43:00
tu-ta @duruta

勝手にぼくのお勧め、里見実さん《「被抑圧者の教育学」を読む》、マニアックで社会運動から離れられないけどね RT @cizca: ゆっくり読書がしたいなー@hoputrueさんが教えてくれた梨木香歩『裏庭』、@kozoppeさんのおすすめ桐野夏生『ナニカアル』読んでみたいなー。

2010-12-25 01:46:34
tu-ta @duruta

「普通の人びとが思考することを革命家たちが拒否してしまうとすれば、彼ら自身が考えることをさぼっているということ。革命家たちの思考は普通の人びとの思考なしにはありえない。人びとのために、ではない。人びととともに、なのだ」フレイレ

2010-12-25 02:50:19
tu-ta @duruta

里見実さん《「被抑圧者の教育学」を読む232p》から《フレイレの教育思想は「解放の神学」を特徴づけているダイナミックな希望への信仰から「左翼が陥る絶望とシニシズムへの強力な解毒剤をつくりだした」とジルーは評価》

2010-12-25 04:15:20
tu-ta @duruta

@nigoiaouo とりあえず、ぼくが今、読んでる里見実さん《「被抑圧者の教育学」を読む》はお勧め。これ、読んでみてください。できれば、ひとりで読むよりグループで読んだほうがいいと思います。その先、ヒントが欲しければ、ぼくに向かってツイートしてください。

2010-12-25 04:42:02
tu-ta @duruta

@shinjihi 革命に対する偏見・誤解。里見実さんの《「被抑圧者の教育学」を読む》とか読むと、勉強になると思います。http://twitter.com/#!/shinjihi/status/18401551798247424

2010-12-25 05:32:31
tu-ta @duruta

「希望とは私たちがいまかたちづくる出来事や体験としてあるのだというメッセージを、『被抑圧者の教育学』は、そしてラテンアメリカの民衆運動は、日本の私たちに伝えてくれているように思うのです」里見実さんの《「被抑圧者の教育学」を読む》243pから

2010-12-25 09:14:34
木村静@広島(広報・コミュニケーション・人つなぎ) @cizca

また1冊、おすすめされてしまった。春までに読めるかな。がんばりますRT @duruta: 勝手にぼくのお勧め、里見実さん《「被抑圧者の教育学」を読む》、マニアックで社会運動から離れられないけどね RT @cizca:...

2010-12-25 23:08:27
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