牧野本(黄色)批判

会津のがんが5割少ないは、受診者年齢分布を考慮しなかったために見えた幻想だ。会津は高校生の受診率が低い。
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

牧野本(黄色)を市立図書館に予約してたら、意外に早く用意ができたの案内が来たので借りてきた。前回(赤色)はアマゾンで買って読んだが、今回はもうお金を出したくなかった。

2015-05-31 15:34:16
早川由紀夫 @HayakawaYukio

表紙の「思い込みは危険だ その解釈は科学的なのか?」に打ちのめされた感。

2015-05-31 15:36:02
早川由紀夫 @HayakawaYukio

第7章 まとめ を読んだ。 ・甲状腺調査。2013年度とそれ以降は5割の差があると書いてる。 ・「だからといって現在、健康被害がでている、とか、これから必ずでる、いえるわけではありません」 ふむ。傍観者なんだな。あるいは、科学の方法最優先主義なんだな。

2015-05-31 15:44:22

× 2013年度とそれ以降は5割の差がある
○ 2013年度(いわき市を除く)とそれ以前は5割の差がある

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「自分のみを守る、という観点からは、特に汚染度が高い一部の地域を除いてはそれほど困難な問題ではなくなってきているかもしれません」 なんだ、そう思ってるのか。

2015-05-31 15:45:45
早川由紀夫 @HayakawaYukio

4章 「地域差はない」といえるか を読んでる。ああ、牧野さん、二次検査結果確定率を誤解したままこの本を書いたんだ。

2015-05-31 15:55:44
早川由紀夫 @HayakawaYukio

福島県検査で二次検査確定とは、すべての検査が済んだことを意味するのではない。二次検査でB確定したひとを精査してA1, A2, B, Cのどれかをもう一度決める。半分くらいはA1, A2になる。ほんとにB判定のひとは細胞診などに進む。「完了者の割合の差は1割程度になって」いない。

2015-05-31 15:57:15

このツイート、わかりにくいから書き直します。

福島県検査で二次検査確定とは、すべての検査が済んだことを意味するのではない。一次検査でB判定だったひとを精査してA1, A2, B, Cのどれかをもう一度決める。これが決まると二次検査確定という(半分くらいはA1, A2になる)。二次検査確定でB判定のうちの何割かが細胞診に進んでがんかどうかを調べる。あのときはまだ「完了者の割合の差は1割程度になって」いなかった。

早川由紀夫 @HayakawaYukio

検査と統計分析のやりかたが、自分の好みではない。だから、その結論は疑わしい、とゆってるだけだ。地域差がこれこれこのようにあるの独自証明はない。

2015-05-31 16:00:14
早川由紀夫 @HayakawaYukio

福島事故で何が起こったか。チェルノブイリ事故で何が起こったか。それらが知りたいのではなく、科学的方法を適用したいだけの自己満足本に見える。もうこれ以上読む気が失せた。

2015-05-31 16:01:18
早川由紀夫 @HayakawaYukio

見るに見かねて、 - Togetterまとめ togetter.com/li/687563 二次検査確定が意味するところを、1年前にまとめた。

2015-05-31 16:04:48
早川由紀夫 @HayakawaYukio

牧野本批判(2013年10月25日) - Togetterまとめ togetter.com/li/700147 9ヵ月前の赤本批判。

2015-05-31 16:06:03
早川由紀夫 @HayakawaYukio

科学と政治 牧野さんを批判する。 - Togetterまとめ togetter.com/li/777447 3ヶ月前

2015-05-31 16:08:11
早川由紀夫 @HayakawaYukio

福島県の地域差についての私の見解。「福島県の子ども甲状腺検査(1巡目)の結果検討 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-665… 地域差はない。もしあるとすれば、汚染がひどかった地域の甲状腺がんが少ない。

2015-05-31 16:11:53

6月3日

早川由紀夫 @HayakawaYukio

「きちんと2次検査結果確定率を補正しても2013年度(いわき市を除く)とそれ以外に年齢補正前で5割の差がでている」牧野本(黄色)81ページ 2次検査結果確定率ががん判定済みを意味しないことはすでに書いた。つまり、途中データで牧野さんは判断した。でも、それで5割は説明できない。

2015-06-03 07:30:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

5割の違いは、地域による年齢分布に違いを牧野さんが考慮してないために生じたみかけであろう。会津は高校生の受診率が低い。甲状腺がんは年齢を重ねると増える。 pic.twitter.com/Xw2ChbZy3A

2015-06-03 07:33:54
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

11-18歳だけに注目すると、会津のがんが5割少ないのは事実でないことがわかる。表は12月25日データに更新ずみ。 pic.twitter.com/cIz0w6a9T8

2015-06-03 07:37:51
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

地域変化はないと多くが見るなか、会津は5割低いと牧野さんひとりがどんな根拠で結論したか、十分解明されたとはまだいえないが、たぶんこういうことだろうと思う。分析は不十分だが、これ以上時間をつかってこれを確定することに意義を見出せない。

2015-06-03 07:41:04
早川由紀夫 @HayakawaYukio

11-15歳10万人あたりのがん数。福島県5月18日発表データに書き換えた。福島県は暫定版と書くが、1巡目の検査はすべて終わったようにみえる。会津若松市の107が目を引く。会津はがんが少ないどころか、むしろ多い。 pic.twitter.com/BHfW6Quj5w

2015-06-03 08:41:17
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

地域変化よりむしろ時間変化がある。福島県13市における11-15歳のがん率と検査日の関係。 pic.twitter.com/VzOCEIaNed

2015-06-03 08:42:55
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

いや、福島県は、「「会津地方」 については、まだ二次検査結果が揃っていなことから本分析はあくまで暫定となる」と書いているから、会津のがん数はもう少し増えるのかもしれない。

2015-06-03 08:47:00
早川由紀夫 @HayakawaYukio

検査時期の補正をすると、時間とともにがん率が増える傾向が解消される。 pic.twitter.com/2zNiwmJITW

2015-06-05 07:08:39
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

福島県13市の11-15歳10万人あたり甲状腺がん数。 ▼変更点 ・15-18歳のがん率を3倍ではなく2.2倍に、 ・検査年のずれを1.3倍ではなく1.2倍で補正、 kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-665… pic.twitter.com/ANHVyOpIoD

2015-06-09 08:21:57
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