「水中ニーソ」作者による自身の立ち位置考

古賀学さんの立ち位置や考えについての一連の流れをまとめました。 ※内容的に、カテゴリー分けが難しかったので【趣味】-その他に分類。
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古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

作者本人的には「水中ニーソ」シリーズをエロだとは思ってないです。フレーバーとしてのかわいい、フェティッシュ、萌え、エロ、かっちょいい、エクストリーム、ファンタジー、オタクみたいなのをミックスしたハイブリッドな作品群です。

2015-06-03 12:18:21
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

そしてフェティッシュだとか萌えだとかエクストリームの要素は融合してないので、角度によって見え方が違ってていいと思ってます。違ってる方がおもしろい。作者本人がエロだとは思ってないだけで、エロを悪者にするつもりはないし、無関係だとも思ってません。

2015-06-03 12:18:24
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

「エロとアートの融合」みたいな気持ち悪いことはやりたくないし、やるべきではない。そもそも作者本人的には「水中ニーソ」シリーズを(狭義の意味での)アートだとも思ってないです。そーゆーのは作者本人じゃないところが判断していくものだと思うのです。

2015-06-03 12:18:31
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

模型つくって同人誌つくってた地方在住(長崎出身です)のぼくが、上京してきてアート・デザイン系のミニコミ(peppergear.com/free-paper-pep…)を編集発行し、初期DTP装備を武器にチヤホヤされていた90年代中盤、とにかくオタクが怖かった。

2015-06-03 12:18:54
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

オタク系クリエイターだけじゃなく消費者としてのオタクにも怯えてました。自分の薄っぺらさ(20歳とかだからねー)が青春を謳歌している同世代の若者(今でいうところのリア充?)に向けたコンプレックスではなく、東京で生まれ育った情報も物質にも恵まれたオタクの先輩たちに向けられてました。

2015-06-03 12:19:06
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

ただ自分のアイデンティティーは模型つくって同人誌つくってたことを拠り所としていたので、つまりオタクだったので、その重力にズルズルと引き寄せられていくんです。同時に90年代中盤のグラフィックデザインがクリエイティブでサブカル的にかっちょいいみたいなチヤホヤにも乗っかってました。

2015-06-03 12:19:19
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

片方でサブカル的にチヤホヤされながら、もう片方でオタクの諸先輩にびびりまくりつつも、オタク重力圏(商業圏)に潜降していくってのが1995年くらいにあったですよ。だから当時の古賀の中にオタクとサブカルの対立構造など存在しなかったし、後日そーゆー対立構造があると知って驚いたくらい。

2015-06-03 12:19:32
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

ただ同時代的にオタクとアートの融合みたいな気持ちの悪いサブカルもたくさん溢れてて居心地が悪かった。オタクはオタク、アートはアートであって欲しかったので。過去形だけど。そのオタクもアートも多様化が進行したので、もはやカテゴライズは無意味だなーって最近は思ってます。

2015-06-03 12:19:41
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

フェティシストのことも同様に怖かった。恐れてた。「オタク」みたいな総体としての「フェチ」も怖かったし、「ガノタ」や「モデラー」みたいな個別の集合としての「アンダーウォーター・フェティシスト(水中フェチ)」も怖かった。ついでにいうと「クラブ(DJとかの)」も怖かったなー。

2015-06-03 12:19:51
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

ぶっちゃけ今もオタクもフェチもクラブも怖い。ついでにエロもオシャレもアートもダイビング業界も怖い。びびりまくってるし、尊敬と畏怖しかない。どこにも属さないで渡り合うには渡り合うなりの強度が必要になる(←となぜか思い込んでいる)。

2015-06-03 12:20:02
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

なにを持って必要強度に達するのかさっぱりわからないけど、ちゃんと言語化できるんだったらわざわざ作品なんかつくって発表しないです。結果として「水中ニーソというジャンル」ってゆー謎の書かれ方してるんだけど、今はこれでいいと思っています。スタンドアローン感、ブルーオーシャン感。

2015-06-03 12:20:27
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

直接的なエロって理解しやすいし強すぎる。強すぎるので他の要素が見えにくくなる。でも実際にはREALISEのプロダクトはエロだけでなくいろんな要素(テクノロジーとかテクニカル・クオリティとかファッション性とかバカさとか)のハイブリッドであって、エロ抜きでも強度がある。

2015-06-03 12:21:00
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

で、同様のスタンドアローン感、ブルーオーシャン感をコスチュームメーカーREALISEに感じるのです。エロ水着屋さんとして商売しているのは重々承知しているし、エロ水着は人類の平和のために(笑)重要な任務だと思っているんですが、その、クリエイティブな強度がエロ抜きでも充分高い。

2015-06-03 12:20:43
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

スタンドアローンでブルーオーシャンなぼっちなぼくにとって、2015年現在がとても都合がいい時代で、あらゆるクリエイティブがアートだとかファッションだとかテクノロジーだとかオタクだとかの所属ドメインを気にせずに、ランダムにアクセスされて楽しまれるってゆー。ハイブリッドのままでいい。

2015-06-03 12:21:11
古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

スーパーフラットになったよねー。

2015-06-03 12:21:29

古賀さんの一連のツィートにREALISEさんも反応

REALISE®︎ @realise55

古賀さんの解釈にちょっと泣いた。

2015-06-03 12:35:51
REALISE®︎ @realise55

めっちゃわかるわー。な部分がたくさんあってびっくりしましたが。あいかわらずグラビア系で競泳水着多いし。REALISEが活動を続けていけていることが答えだと思う。おかげさまで海外にもお客様がいるし。今年はそこにいろんなエッセンスを足してみましたが本質はエロ水着屋です。(エロは深い)

2015-06-03 12:45:44
REALISE®︎ @realise55

逆にきちんとつくっているからそこに『フェティッシュ』や『エロ』が存在するのだと思います。

2015-06-03 12:47:50
REALISE®︎ @realise55

けど悲しいかな、作っている人間はエロとかそれどころではない・・モデルさん見てもそういう感情ではないし(もちろんキレイ!とかこうした方がかわいいとかは有る)麻痺っているからたまに鳥瞰しないとえらいことに・・・

2015-06-03 12:55:27
REALISE®︎ @realise55

といったことを月刊水中ニーソでお話しします。と営業を。

2015-06-03 12:55:34

お二人が登壇する6月の月間水中ニーソは6/10ですぞ

古賀学(Manabu Koga) @manabukoga

来週6/10水曜日!月刊水中ニーソ6月号です。コスチュームメーカーREALISEさんがゲストです。facebook.com/events/7678711…(Facebookバナー・モデル:口枷屋モイラ/赤根京) pic.twitter.com/kLWwtLhNGc

2015-06-02 15:42:02
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REALISE®︎ @realise55

6/10 月刊水中ニーソ at Bar Zingaro(1D¥2,000-) おいしいお酒を飲みながら(ノンアルも◎)水中ニーソ×REALISEのトークを楽しんでください。リフレクター水着やフロントジッパー、新作公開など・・・ twitter.com/manabukoga/sta…

2015-06-02 15:49:16