高橋健太郎さん『スタジオの音が聴こえる』発刊の辞

『スタジオの音が聴こえる』リリース記念のような…
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6月3日

kentarotakahashi @kentarotakahash

原稿依頼がないと言えば、僕は『スタジオの音が聴こえる』に出てくるようなミュージシャンに関して、過去三十数年、ほぼ原稿依頼を受けたことないです。ザ・バンドもボニー・レイットもロニー・レインも10CCもニック・ドレイクもジョニ・ミッチェルもカペンターズもスティーリー・ダンも〜

2015-06-03 19:34:06
kentarotakahashi @kentarotakahash

〜ローリング・ストーンズもデヴィッド・ボウイもエルトン・ジョンもフィービー・スノウもグラム・パーソンズもトム・ウェイツもルーサー・ヴァンドロスもマッスルショールズもフィリー・ソウルも、ほぼ原稿なんて書いたことなかった。そういう音楽は詳しくない人と思われてきたのかもしれない。

2015-06-03 19:38:27
kentarotakahashi @kentarotakahash

でもって、そのへんの60〜70年代の音楽は、この何十年か、同じような人達が同じようなことを繰り返し、ライナーやレココレほかの記事で書いているだけなので、録音物に何を聞いてきたんですか?貴方達は?という本でもあったりする訳です。やや喧嘩腰で言えば、今回の本は。

2015-06-03 20:05:42
kentarotakahashi @kentarotakahash

関連する話で言うと、サンレコ連載「音楽と録音の歴史ものがたり」で、僕がしている参考書に、鈴木道子先生のコレがあります。日本語の本では圧倒的に参照頻度高い。 『アメリカンミュージックヒーローズ~米国ポピュラー音楽の歴史~ 改訂版』 amazon.co.jp/gp/product/488…

2015-06-03 20:13:18
kentarotakahashi @kentarotakahash

通史として(良い意味で通俗的に)適切に情報の網羅している、という点で、これを越えるものはないんじゃないかと思います(大和田先生の『アメリカ音楽史』を読んで、アメリカ音楽の通史が分かったようなつもりになってはいけないです。あれはチャレンジングな視点を提示した本ですから)。

2015-06-03 20:16:10
kentarotakahashi @kentarotakahash

ただ、この鈴木道子先生の『アメリカンミュージックヒーローズ〜米国ポピュラー音楽の歴史』にしても、レコード会社、スタジオ、エンジニアなどについての記述はほぼ一切ありません。残された録音物に基づいて歴史を語っているにもかかわらず。ティン・パン・アレーの作家の話とかまではあっても。

2015-06-03 20:19:45
kentarotakahashi @kentarotakahash

自分が生きていない時代の音楽を、残されたレコードで追体験しているにもかかわらず、その録音作品の成り立ちについて、何も考察せずに、あたかも録音物=音楽であるように音楽史を語るのは、そもそも間違っているのではないか?

2015-06-03 20:29:17
kentarotakahashi @kentarotakahash

そういう意味では、中村とうようさんなども完全に間違っている、というのが、僕の考えなのですよね。音楽をレコードという形でそこに残した人達というのは、透明人間ではないのだから。

2015-06-03 20:32:32
kentarotakahashi @kentarotakahash

@kentarotakahash 「僕が重宝している参考書」でした。根本的な疑義は述べましたが、「通史」の本としては、とても優れています。他の評論家が見過すような流れ(例えば、ヴィクター・ハーバートのオペレッタ)などにも、一応の言及があります。

2015-06-03 20:35:57

6月4日

kentarotakahashi @kentarotakahash

昨日、鈴木道子先生のこの本のことを書いたけれど、今朝見返してたら、カントリーについて記述がないのに気づいた。ヒルビリーとかブルーグラスとか、ゴッソリ抜けた感じ。 『アメリカンミュージックヒーローズ~米国ポピュラー音楽の歴史~ 改訂版』 amazon.co.jp/gp/product/488…

2015-06-04 10:07:48
kentarotakahashi @kentarotakahash

そういう意味では、これは米国ショービズの通史本ですね。ショービズっぽくないものは出てこない。 『アメリカンミュージックヒーローズ~米国ポピュラー音楽の歴史~ 改訂版』 amazon.co.jp/gp/product/488…

2015-06-04 10:13:54
kentarotakahashi @kentarotakahash

実際には、カントリーもフォークも、十分にショービジネスとして成り立ってきた訳ですけれど。

2015-06-04 10:14:46
kentarotakahashi @kentarotakahash

ギラギラしてても、素朴そうでも、どちらもショービズ的演出なのが、アメリカ音楽です。RT @wms: @kentarotakahash カントリーなんてバリバリにショービスですよねw

2015-06-04 10:20:04

6月5日

kentarotakahashi @kentarotakahash

おはようございます。昨日は昼間は叔父の葬式で、夜はMACがご臨終となりましたが、何はともあれ、24年ぶりの単著『スタジオの音が聴こえる』の発売日になりました。発売前からのAMAZONで好順位となり、編集者、版元も喜んでいます。どうもありがとうございます。

2015-06-05 07:57:22
kentarotakahashi @kentarotakahash

ちなみに、何で二冊目出すのに24年もかかったのか、という話ですが、その間、誰も僕に依頼しなかったからですね。『ポップミュージックのゆくえ〜音楽の未来に蘇るもの』は、ある日、編集者の菅付雅信さんこういうものを書いて欲しい、とやってきたから、書いたものですし〜

2015-06-05 08:09:49
kentarotakahashi @kentarotakahash

『スタジオの音が聴こえる』はやはり編集者の渡邉淳也さんが単行本化を視野に入れた連載企画を持ってきてくれたからでした。タイトルも、内容の基本線も、渡邉さんのアイデアです。単行本の加筆した章も、渡邉さんのアドバイスのもと、進めました。

2015-06-05 08:12:32
kentarotakahashi @kentarotakahash

そういう意味では、パートナーとなる編集者がいないと、単行本を作るなんて出来そうもないのが僕です。

2015-06-05 08:14:20
kentarotakahashi @kentarotakahash

菅付雅信さんも渡邉淳也さんも、私が読みたいので、こういうものを書いて欲しい、と言って、やってきました。それまで、特に親しかった訳でもなく、仕事もほとんどしたことなかったのですが。

2015-06-05 08:22:39
kentarotakahashi @kentarotakahash

録音作品というのは総合芸術であって、主役となる音楽家の名前が冠されていても、その中身はプロデューサーやエンジニアやテクニカル・スタッフに至るまでの人々がいて、初めて作られるものであるということを僕は『スタジオの音が聴こえる』に書いています。しかし〜

2015-06-05 08:25:44
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コメント

もうれつ先生 @discusao 2015年6月5日
まとめを更新しました。タイトル修正して本日分追加。
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