仮説検証『子供の甲状腺においては、手術が必要と見えて実は手術の必要のないガンが、短いサイクル(2年以内)で、発生と自然消滅を繰り返しているのか』cyborg0012さんと東京GIGOさんのツイートまとめ(2015.6.8作成)

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上記まとめより、cyborg0012さんのツイートを抜粋

cyborg001 @cyborg0012

去る5月末に福島市で日本内分泌外科学会が開かれ、鈴木真一氏が新たに79例の福島の甲状腺がん臨床データを公表しました。前回は54例でしたので、25例のデータが新たに追加されたことになります。少し驚くデータもあるので、まとめます。 pic.twitter.com/h5nyoxTr4b

2015-06-06 21:12:38
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cyborg001 @cyborg0012

鈴木真一氏の学会報告データをまとめたのが以下図です。リンパ転移75%、被膜外浸潤44%、肺転移が4%という結果です。この臨床データがどのくらい悪いものなのか、チェルノブイリ(ベラルーシ)と日本の他症例(伊藤・隈病院)で比較します。 pic.twitter.com/FbeI8teQvb

2015-06-06 21:15:34
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cyborg001 @cyborg0012

とくに福島のリンパ節転移率が高いのが分かる。また被膜浸潤と肺転移はベラルーシと福島ともに凡そ同率である。この点は鈴木氏も認めており、「ベラルーシと福島の浸潤率、肺転移率は同じ」と第4回甲状腺評価部会(2014年11月)で発言している。 pic.twitter.com/IsoENy9d8G

2015-06-06 21:27:14
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cyborg001 @cyborg0012

なお、「福島とベラルーシの肺転移率は4%で同率」、鈴木氏の発言は重要である。第4回甲状腺評価部会で西美和氏は、「肺転移の患者については過剰診断は言えない。放置すれば骨転移まで進行する」と発言している。西氏は過剰診断論の急先鋒である。 pic.twitter.com/SpOSljKMaS

2015-06-06 21:30:50
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cyborg001 @cyborg0012

福島では「術前診断」の段階で肺転移が少なくとも3人報告されている。術中、もしくは術後精密検査の結果は未報告だが、さらなる遠隔転移患者の増加も予測される。過剰診断論の急先鋒である西氏ですら少なくとも「肺転移患者」については早期発見のメリットを認めている。この重みを理解すべきだろう。

2015-06-06 21:34:38
cyborg001 @cyborg0012

さらに、日本の他症例(伊藤・隈病院、1964-95年)と福島を比較してみたい(前者データはShigenobu N. 1997)。リンパ転移、浸潤率ともに、福島の癌患者の状態は日本の今までの小児甲状腺がん患者の状態よりも悪いのである。 pic.twitter.com/LA86NydAIq

2015-06-06 21:42:30
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cyborg001 @cyborg0012

伊藤・隈病院(1964-95年、15才未満37人)の症例(Shigenobu N et al. 1997)については以下に出典、データがある。 twitter.com/cyborg0012/sta…

2015-06-06 21:47:16
cyborg001 @cyborg0012

医科大が負うべき説明責任の最たるものは、福島の癌患者の転移・浸潤率の高さである。他の症例と比較しても、福島の子の臨床データは極めて深刻である(以下図参照)。これをスクリーニング効果で説明することは端的にムリである。 pic.twitter.com/WclWJdX3LH

2014-11-16 00:05:33
cyborg001 @cyborg0012

ベラルーシ初期症例についてはBarverstock K. et al., 1992 を参照。 ratical.org/radiation/inet… 「福島とベラルーシの浸潤・肺転移率は同じ」とする鈴木氏の依拠するデータも上記と推察される。 pic.twitter.com/8SbKBD5TJa

2015-06-06 21:52:06
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cyborg001 @cyborg0012

最後に、福島で低分化癌(極めて稀で、未分化癌に次いで生命予後が悪いとされる)が3人出ている。14回検討委員会質疑では、低分化癌の患者は「ラジカルな手術が必要」とされ、実際に患者は全摘出の後、さらに補完手術を受ける予定と報告されている。 pic.twitter.com/0ls6zf8rjA

2015-06-06 21:57:33
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cyborg001 @cyborg0012

なお、今回発表79例の臨床データで特に深刻なのは被膜外浸潤(Ex)の増加かもしれない(37%→44%)。鈴木真一氏も「被膜外浸潤(Ex1)は、外科的に根治手術が不可能となるギリギリのところ。真摯に向き合う必要がある」と発言していた。 pic.twitter.com/TAHAlZ3qkI

2015-06-06 23:05:42
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cyborg001 @cyborg0012

@tit_tit_tit @kero_jiji 44%は先月末の日本内分泌学会での鈴木氏の報告データです。37→44%について鈴木氏がどう考えているのか?残念ながら、鈴木氏は「癌治療に専念する」との理由で健康検査の責任者を辞任しました。次回の甲状腺評価部会に出席するかも不明です。

2015-06-07 01:19:48

東京GIGO @ekb90377

サイボーグ001さんのこれらのツイートは、福島甲状腺ガン問題についての、非常に重要なインプリケーションと思う。一部の論者が主張する過剰診断/過剰治療論は、これによって完全に否定されたと言っても過言ではないだろう。

2015-06-06 22:18:35
東京GIGO @ekb90377

(子供の首にしこりが出来たんだけど、なかなか診察を受けられない)(やっと診察を受けたら、甲状腺ガンとのこと)(けども、手術が順番待ちで、だいぶ先になると言われた)(通院も入院も、自宅から遠くて負担が大きい)(主治医の方は、甲状腺ガンは、本来専門でないらしい)

2015-06-06 22:26:39
東京GIGO @ekb90377

こういう事態を、今後起こさないよう、(だいぶ出遅れたかも知れないが)今からしっかりと準備しておくべきと、強く主張したい。

2015-06-06 22:28:11
東京GIGO @ekb90377

公害問題での裁判を、30年40年と、引き延ばすだけ引き延ばすことに成功した原因企業は、それは果たして勝者と言えるのですか?それは結局は、全員が不幸になる道ではないですか?目先の利益や現状維持でなく、もっと長い目で考え、皆で力を合わせ、被害最小化の方向にスイッチしませんか?

2015-06-07 02:36:39
東京GIGO @ekb90377

【重要】.@nijiya_hige さんの「福島の小児甲状腺癌=第27回日本内分泌外科学会より」をお気に入りにしました。 togetter.com/li/831629

2015-06-07 16:34:17
東京GIGO @ekb90377

これでも『過剰診断/過剰治療』論を主張し続けるには、子供の甲状腺で、手術が必要と見えて実は手術の必要のないガンが、短いサイクル(2年以内)で、発生と自然消滅を繰り返しているという、無理な仮説が必要となる。これは最早、仮説というより妄想の類であり、主張する物好きもいないであろう。

2015-06-07 17:03:08
東京GIGO @ekb90377

①検査/治療のリソースを、将来不足しないよう計画的に準備すること。②検査の頻度を増やすこと(例えば年2回)。③対象地域を拡大すること(例えば北関東)。④治療後も十分なフォローアップを行うこと。⑤透明性を向上し、一層の情報公開に努めること。

2015-06-07 17:29:11
東京GIGO @ekb90377

…出遅れ感はあるものの、こちらの方向に軌道修正していくことを、改めて主張したい。

2015-06-07 17:31:33
東京GIGO @ekb90377

『子供の甲状腺においては、手術が必要と見えて実は手術の必要のないガンが、短いサイクル(2年以内)で、発生と自然消滅を繰り返している』このモデルが仮に正しければ、毎年スクリーニングすると、毎年同じような率でキャッチするか、あるいは、年齢に応じて、単調に増えるか、減るかであろう。

2015-06-08 00:19:47
東京GIGO @ekb90377

したがって、付図のようなピークが発生し、その後ピークアウトするはずがない。このモデル(と呼ぶのも恥ずかしい、妄想同然の代物であるが)は、成り立たない。 pic.twitter.com/ZsG0CExwSe

2015-06-08 00:22:53
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東京GIGO @ekb90377

まあ、このグラフと、そっくりそのまま同じ形で、(手術が必要と見えて実は手術の必要のないガンが、短いサイクル(2年以内)で、発生と自然消滅を繰り返している)と強弁できないこともないが、何の根拠もなくそこまで強引な主張をするような輩は、豆腐の角に頭をぶつけて、何とやらであろう。

2015-06-08 00:34:28