- uchida_kawasaki
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微細緑藻類による放射性物質除染法開発とその発癌抑制効果 志村 浩己 kaken.nii.ac.jp/d/p/24651074/2… 微細緑藻類バイノスによる放射性ヨウ素,放射性セシウム,放射性ストロンチウムを取り込む能力を定量した結果,(続)
2015-06-08 14:06:58(続)ストロンチウム-90は最大6.73 GBq/g・binos,セシウム-137は最大3.44 GBq/g ・binos,ヨウ素は1.52 TBq/g・binosであることを明らかにした。
2015-06-08 14:07:20(続)さらに,二次元質量分析法によりストロンチウムとセシウムは細胞外マトリックスに,ヨウ素は細胞内に集積することを明らかにした。上記実績についてはPLoS One誌に論文発表した。 (論文:journals.plos.org/plosone/articl…)
2015-06-08 14:09:26(続)一方,バイノスが直径10μmと非常に微細であるため,実際の除染においては遠心分離等の煩雑なステップを要する。道路除染により発生する汚染水の除染をバイノスを用いて容易に行う事を目的として,バイノスを死滅処理した後,凝集剤を混和したフロックを作成し,
2015-06-08 14:10:17(続)実際の道路除染において実験を行ったところ,放射性物質の99.8%を除去しうることを明らかにした(新聞報道)。その成果から,実際の環境所染事業において,本技術の利用が開始された。汚染土壌の除染方法に関しては上記フロックを用いた方法を現在検討中である。
2015-06-08 14:10:28(続)また,放射性物質取り込み促進遺伝子を導入した形質転換バイノス株の作製に向けた予備的実験(ライブラリー作製等)に関しては現在進行中である。(終)
2015-06-08 14:10:50微細緑藻類による放射性物質除染法開発とその発癌抑制効果 志村 浩己 2013年度 研究実施状況報告書(基金分) これまで,微細緑藻類Parachlorella sp binos (バイノス)は,放射性ヨウ素を細胞質内に取り込み,
2015-06-08 14:14:47(続)放射性ストロンチウムと放射性セシウムの取り込みは,アルギン酸に富む細胞外マトリックスに結合することを明らかにし,その取り込み効率の高さより,福島県の環境中に飛散した放射性物質の除染事業に利用されるに至った。
2015-06-08 14:14:55(続)平成25年度は,さらにヨウ素取り込み機序を検討した結果,ヨウ素取り込みには活性酸素の存在が必要であり,光合成に基づく活性酸素産生機序とその利用機構がヨウ素の能動輸送に関与している事が明らかになった。今後,この機構に関与する遺伝子の同定を行う。
2015-06-08 14:15:13(続)さらには放射性物質取り込み機能に関与する遺伝子の同定のため,バイノスRNAiライブラリーを作成し,遺伝子同定を試みている。
2015-06-08 14:15:33(続)一方,甲状腺癌症例の癌組織においてはSmall GTPaseの一つであるRhoBの発現が低下している事を明らかにした。
2015-06-08 14:15:57(続)さらに甲状腺ホルモン受容体のdominant negative点変異を導入したTRβPVノックインマウス(TRβPV/PV)は遠隔転移を伴う甲状腺癌を自然発症するが,昨年度我々は甲状腺ホルモンによる甲状腺ホルモン受容体の刺激が,
2015-06-08 14:16:39(続)small GTPaseの一種であるRhoBの発現を増加させ,甲状腺癌の増殖を抑制することを明らかにした。RhoBは放射線照射後の細胞においてアポトーシスを誘導する作用があることが明らかになってきており,
2015-06-08 14:16:57(続)放射性ヨウ素内部被曝後の甲状腺にRhoBの発現を誘導することは,発癌および癌の悪化に対し,非常に有効な手段になることが示唆された。(終)
2015-06-08 14:17:20ちなみに、バイノス関連記事は、@ginzanicoさんがまとめてられますね。 blog.livedoor.jp/ginzanico/tag/…
2015-06-08 14:20:37