記憶がない燭台切光忠botボーナスステージ２

【極】記憶がない燭台切光忠bot @shositu_mitubot

光忠「絶対、大丈夫だよ！」 #絶対に信じちゃいけない言葉

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……俺の二度寝は…………防げない…………むにゃ……

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御手杵「起きてくれって、じーさん。自分でじじいとか言っておきながら、ほんと朝弱いよなあ」 三日月「あいすまぬ。身支度も苦手でな」 長谷部「怠慢は許さんぞ。……む、手を挙げろ。うまく着せられん」 御手杵「あの二人、まだ寝てるっぽいからいいけどさあ。土日専用自動に当たってよかったぜ」

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御手杵「あー……ってわけで、企画リクエスト”大倶利伽羅と燭台切の一日を実況する”隊、隊長の御手杵だ」 長谷部「隊員の長谷部だ。隊長ならしゃきっとしろ」 御手杵「う゛ぇえ……だから俺は向いてないって」 三日月「同じく隊員の三日月宗近だ。天下五剣の……」 御手杵「自己紹介はいいって」

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御手杵「こんなメンツでほんとにやれんのかぁ？ もう不安しかないぜ……」 長谷部「なんでこんな緩いのが主たちの投票で選ばれたんだ。俺ではなく。俺ではなく」 御手杵「それ俺も思ってるから言わないでくれよ……。んあ、ターゲットが動き出したみたいだ、仕方ない、行くかぁ。待ち伏せするぜ」

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御手杵「8時15分、大倶利伽羅と燭台切が起きてきたぜ。燭台切は時間がなくて整えきれてないのか、髪型を気にしてるなぁ。俺には違いわかんねえけど」 長谷部「座敷にいるのは早起きの十数人程度ですね、主」 御手杵「大倶利伽羅が燭台切の体を気遣う感じに手を回してるけど、眠そうなの珍しいな」

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御手杵「8時18分、寝ぼけた燭台切が”遅くなってごめんね、天国見たよ……”と爆弾発言してったぜ。一期が弟の耳を塞ごうとして”手が足りない”って顔してるんだが」 長谷部「爆弾発言？」 御手杵「え、わかってない感じかよ。……気まずすぎて大倶利伽羅が”二度寝だ”って補足してったぜ……」

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御手杵「くっ、……大倶利伽羅が補足するレベルの気まずさ……わるいツボに入っ……ふふっ、」 三日月「よきかなよきかな。……この菓子は美味いな」 長谷部「おい二人とも炊事場に行ったぞ」 御手杵「あーそうだ。じゃあ、……炊事場の歌仙、様子はどうだ？」

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歌仙「こちら歌仙。初夏とはいえ今日も空気の澄んだ朝だね。……二人が炊事場に入ってきて朝餉の支度を始めたところだよ。大倶利伽羅が手伝うことも最近増えた。手が多いのは助かるけどね。……燭台切が一人分だけ別の椀で卵を溶いているね。砂糖をたっぷり入れてる。大倶利伽羅用の甘い玉子焼きか」

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歌仙「玉子焼きを作る燭台切の横で、大倶利伽羅が葛藤に悩んでうろうろしているね。燭台切の玉子焼きは食べたいが火を使わせたくないというわけだね。燭台切のほうは心配しすぎだと笑っているよ。まったくだね。大倶利伽羅にはこちらの煮物の盛り付けをやらせておくよ」

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御手杵「8時50分。朝メシが出てきたな。うまそうだ」 長谷部「大倶利伽羅は今朝は右だな。……食事時に大倶利伽羅が燭台切のどちら側に座るか、毎度違うんですよ、主」 御手杵「右で見えないのをカバーするか、左で左利きで他と肘がぶつかるのを気にする燭台切をカバーするかって。悩むらしいぜ」

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長谷部「9時15分、食事の片付けをする大倶利伽羅をおいて、燭台切は先に部屋に引き上げましたね。……俺がそちらを追う」 御手杵「えー、後片付けするの見てても楽しくないだろぉ。俺も行く」 長谷部「おい分担だ」 倶利「暇なら手伝え」 御手杵「う゛ぇぇえ」 長谷部「仲が良いことだな」

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長谷部「部屋に戻った燭台切は、……！？ いや、これはあいつの部屋じゃない。続きになっている大倶利伽羅の部屋ですね。本棚を漁っている……！？ 何をしているんだあいつは」 三日月「本棚の下から何か引っ張り出したな。春画か？」 長谷部「"なるほどこれの影響か……"とひとり言を……」

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長谷部「いったいどういう意味だ……？」 三日月「よきかなよきかな」 長谷部「なんの本かよく見えませんが……別のページをめくっては燭台切が顔を赤くしていますね」 三日月「よきかなよきかな。俺も興味があるぞ」 長谷部「む。大倶利伽羅が戻ってくる。隠れるぞ。燭台切も本を戻しています」

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長谷部「姿は見えませんが、大倶利伽羅が間の戸越しに声をかけています。内番の時間ですね。あいつらは朝餉のときにはジャージなのでそのまま行けるはずです」 御手杵「ふえー片付け疲れたぜ。どうだ、二人は」 長谷部「俺たちも内番があるな」 獅子王「おい三日月のじーちゃん遠征の時間だぜー！」

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御手杵「あー俺も馬当番だった。あいつらは今日の内番は……」 長谷部「畑当番だ。もちろん把握済みだぞ。隊長なら確認しておけ」 御手杵「ということは、……」

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山姥国「午前9時45分、畑当番なう、だ。畑に着くと大倶利伽羅と燭台切は真っ先に枝豆の確認をしに行った。……育ち具合が良いとかで嬉しそうな顔をした燭台切の頭を大倶利伽羅がわしゃわしゃしているな」 浦島「なー……俺わりと来たばっかだから知らないけど、あの二人いつもあんななのか？」

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山姥国「聞くところによればあの燭台切は写しの写しだそうだな。……仲良くしたいが大倶利伽羅を突破する勇気が出ない」 浦島「そうなの？　おーい、燭台切さーん。俺といっしょに竜宮城行かない？　絶対乙姫さま一発で落ちるってー……あ、大倶利伽羅に睨まれた」 山姥国「（こわい）」

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石切丸「あれはもともと目つき悪いだけじゃないかな……」 青江「そうそう。そんなに心の狭い男じゃないよ、彼は。見ててごらん」 浦島「おっ、ふつーに燭台さんと話してる」 山姥国「（燭台？）」 浦島「燭台さん笑ってるなー。あ、青江の手が腰に伸び……叩き落とされた」 石切丸「青江……」

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青江「……つまり、お触り以外はOKってことだね」 浦島「見てればわかるって」 石切丸「どれ、青江、痛いの痛いのとんでけーしてあげようか」 山姥国「？　燭台切が手招きしてるぞ。……休憩だそうだ」 浦島「やった、おやつおやつ～」 石切丸「暑いからところてん用意してきたって。嬉しいね」

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青江「ところてんって……いいよねえ。肌がつやつやするよ。……なんでとは言わないけど」 石切丸「はいはい」 山姥国「大倶利伽羅の頬に土がついてるのを燭台切がとって……やろうとして余計に土がついて笑ってるな。大倶利伽羅も仕返しに頬を撫でてる」 浦島「11時半、畑当番終わりだなっ」

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三日月「昼どきだな」 御手杵「あれなにしてんだろなー」 長谷部「炊事場の前を……うろついてます。警戒する猫のごとく」 御手杵「あっ、炊事場の中から燭台切が呼んだ。呆れてるな」 長谷部「心配ならいっそ中に来て手伝え、だそうですよ、主」

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三日月「ふむ。歌仙は昼の当番は休みだったか。二人だけだな」 御手杵「大倶利伽羅の怒った声がするぞ、なんだなんだ」 長谷部「火を見てぼーっとしていたからのようです、主」 御手杵「あっ、燭台切の反論の声がいきなり止まった」 長谷部「何かあったのか？」 御手杵「あー、入んないどこうぜ」

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御手杵「無事昼飯だな！　あー、燭台切の顔が赤いし……」 長谷部「火を使ったからか」 御手杵「……あんたの今日のその堅物ポジションなんなんだよぉ……俺は突っ込めねぇよ？　堅物は元からだけど……」 三日月「今度は燭台切の左に座っているな。ふむ。……焼き魚が美味いな。よきかなよきかな」

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御手杵「12時半。のんびり食ってたら見失っちまったぜ」 長谷部「部屋にもおらんぞ。怠慢だ」 御手杵「わるかったって、でも魚美味くて。でもあの二人、どこいっちまったんだぁ？」 三日月「よきかなよきかな」 長谷部「お前も仕事をしろ三日月」 三日月「ふむ。……まあ、庭にでも出よう」