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NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
【ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ10101526:フェアウェル・マイ・シャドウ】#4
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「サヨ……ナラ!」リボルバー銃弾で頭を撃ち抜かれたスレッショルドは、ゆっくりと後ろに倒れ、爆発四散!シェリフはにやりと笑って銃口の煙を吹き、仰向けのまま得意のガン・スピンを決めようとしたが、巧く行かず、銃は胸の上に落ちた。モナコは床に転げ、顔を真っ赤にして苦しげに息を吸った。 1
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少し離れた場所でコンプレッサーは標的を仕留めようとしていた。「イヤーッ!」「ンアーッ!」ユンコに回し蹴りを入れ、壁に叩きつける。壁にヒビが生ずる。「ファック野郎!」彼女は痛みを感じない。表情を変えずマシンガンを構えんとする。「無駄だ!」ニンジャの拳に圧縮空気渦が生み出される。 2
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それは彼のヒサツ・ワザ、コンプレッション・ケンであった。その一撃は、戦闘用オイランドロイドの強化外殻ですら容赦なく破壊するだろう。ハタモト・エージェントはそれを知っていた。シャドウ・ピンでは間に合わぬ。ゆえに彼は危険を冒し、敵の注意を引くべくアンブッシュを行った。「イヤーッ!」3
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謎の介入者がハイデッカーをカラテで蹴散らし迫る。「何者だ!?イヤーッ!」コンプレッサーは側面からの突撃に反応し、迎撃のコンプレッション・ケンを放った。「イヤーッ!」影は素早い前方飛び込みでこの致命的カラテを間一髪回避。そして敵の影の上で前転すると、そのままの勢いで前方跳躍した。4
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「チィーッ!」コンプレッサーは敵が後方へ抜けたのを感じた。重なるシャドウドラゴンの認識信号。爆発四散するスレッショルド。「何が……!?」「くたばれ!」すぐ横でドロイドが銃を構える。これを回避し、背後の敵と向かい合おうとするも……コンプレッサーの身体は凍りついたように動かない。 5
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コンプレッサーは己の影を縫い止めるクナイに気づき、戦慄した。前転時に、敵がこれを突き立てたのだと悟った。ジツにかかったのだ。「イイイヤアアーーーッ!」彼はカラテを振り絞り、この謎めいた束縛から逃れようとした。「……無駄な足搔きだ。俺のジツは破れない」後方から敵の声が聞こえた。 6
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クナイ・ダートは彼を実際束縛し、決して離そうとはしなかった。アイサツを交わす暇すら無かった。BRATATATATATATATA!戦闘用オイランドロイドが至近距離でマシンガン銃撃を行った。彫像めいて凍りついたコンプレッサーは、無抵抗で全身を撃ち抜かれた。「サヨナラ!」爆発四散! 7
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ユンコは背中の放熱フィンを再び展開して排熱しながら、階段踊り場側にカラテを構える。マシンガン全弾撃ち尽くし。そのウカツな過剰射撃は、彼女の本性が戦士ではないことを物語っている。だが敵はまだいる。至近距離にもう1体ニンジャがいる。エネルギー残量が少ない。トロ成分も不足してきた。 8
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「ドーモ、シャドウウィーヴです」爆発四散の煙が晴れ、謎の介入者の姿が露になる。「……誰?」ユンコは戦闘用AIを思慮深く御し、相手を油断無くスキャンする。同時に腰のマルチタッパーを開き、スシを補給する。未確認存在。胸の奥でマイコ回路が軽率に作動する。彼女はこれも思慮深く御する。 9
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「誰でもいい。お前をこの包囲網から逃がすために来た。俺はアマクダリの敵だ。お前はデータを持っているな」影は手短に答え、焦燥感に満ちた声で問うた。ユンコは彼を警戒したまま、後方をちらりと見やる。シェリフとモナコは互いに肩を貸し合って立ち上がり、非常階段の扉を開け離脱してゆく。 10
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『シャドウドラゴンより報告。コンプレッサー=サンが規律違反。スレッショルド=サンとこれを粛清。スレッショルド=サンは戦死』返事を待つ間、シャドウウィーヴは直結されたバイタル認識装置付IRC端末に論理タイプを行う。『目標確保。支援必要無し』そして直結を解除し、端末を踏み砕いた。11
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ユンコはスシ補給とマガジン交換を終えた。彼を信ずるべきか否か。銃口は下げない。「俺の行動は時間稼ぎにもならない。セクトは強大だ」彼は影のフードを脱いだ。必死で言葉を探し、自殺的歩調でオイランドロイドに近寄った。「頼む。助けたいんだ。お前はデータを持っているな、ツァレーヴナ」 12
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「……」ユンコは短い状況判断の末に、首を縦に振り、銃口を下げた。「よし」シャドウウィーヴは影のフードを目深に被り、手を引いて階段を登る。「急ぐぞ、時間が無い!」「何処へ!?」階下へと脱出しようとしていたユンコが問う。「下はもう手遅れだ!オナタカミの多脚戦車が何匹も来ている!」13
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「「「「スッゾコラー市民!」」」」再び突入し、階段を駆け上がってくるハイデッカー。シャドウウィーヴとユンコは階段を駆け上り、屋上へと向かった。一方、シェリフとモナコは非常階段を下り、ハイデッカーの追跡を逃れてシェリフの部屋へ、そしてシェルターへと向かった。 14
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「まだ完全に信じたわけじゃないけど!」ユンコは引く手を振り払いシャドウウィーヴと並走する。「確かにこれしか手が無さそう!」そして屋上階の扉をゴス・ブーツの重いカラテキックで蹴破った。「イヤーッ!」「「「ザッケンナコラー市民!」」」そこには既にヘリから着陸したハイデッカー部隊!15
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「ファック!」ユンコはその場で立ち止まって銃を構え、射撃態勢を取る。BRATATATATATA!「止まるな!押し潰される前に、走れ!時間が無い!」シャドウウィーヴが彼女の横からニンジャの速度で飛び出し、ジグザグに屋上を縫うようにして跳び、カラテを振るってクナイを投擲した。 16
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ユンコはすぐに、その言葉の意味を理解した。市街上空を飛ぶ輸送ヘリが、ハイタカ編隊が、自動ショーギ反応めいて群れ集ってくる。空が、窒息しそうだ。「カラテ・アクション!」ユンコはブーツからローラーブレードめいた車輪を展開。ゴーグルを下げて、マンション屋上を高速滑走し始める! 17
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ハイデッカーの銃弾を辛うじてかわしながら、ユンコは屋上をブレード滑走射撃!BRATATATATA!弾幕で敵を翻弄する動きだ。シャドウウィーヴは彼女を護るように跳び回り、敵の首にクナイ投擲!「グワーッ!」さらに壁際の敵に飛び掛かりボレーキックで蹴り落とす!「グワーッ!」 18
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シャドウドラゴンであった頃ならば、彼は真正面から容赦なく飛び掛かり、鉤爪を備えた腕でハイデッカー二人をまとめて引き裂いていただろう。だが影の鱗ははがれ落ち、翼は折れ、獣じみた戦い方もできない。「イヤーッ!」「アバーッ!」クナイ・ダートと速度を活かしたカラテで突き進むのみ! 19
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二人は隣のビルへ、さらに隣のビルへと跳び渡る。過密スラム街ゆえ容易い。「「イヤーッ!」」ユンコは予想外のAI動作によってトリック・ジャンプめいた姿勢。少し離れた場所を並走するシャドウウィーヴは、身を削るように影の腕からクナイを引き抜きながら跳躍し、先の敵部隊に対し投擲する。 20
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記憶は未だ混濁していたが、洗脳下の行動を忘却してなどいない。セクトが如何に異物を追いつめ、囲み、抹殺するかを知っている。己自身が迫害者を指揮する側にいたのだ。その記憶が身悶えする程の屈辱と後悔、そしてそれを塗り潰す怒りをもたらす。「次はハイタカが来るぞ」彼女に短く告げる。 21
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「私がやるッ!」ユンコが腕を大きく振り滑走の勢いを増す。上半身だけを右側に向け、サイバネアイで射程限界のハイタカ編隊をロックオン。「インダストリ!」脚部から最低限のマイクロミサイルを射出!「イヤーッ!」シャドウウィーヴは背中を晒した彼女を護るべく前方の敵部隊をカラテで突破! 22
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コメント

オスツ🍣 @alohakun 2015年6月22日
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