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【水玉タイの秘密】日本に初めて“クラシコ・イタリア”という言葉を紹介し、メンズファッションの流れを大きく変えた服飾評論家・落合正勝氏。鬼籍に入られた今もなお、氏が看破し、広めたメンズファッションの黄金律は多くの人をうならせています。
2010-12-27 11:04:27【水玉タイの秘密2】今日ご紹介するのは、その落合氏による「水玉のタイが他人に好印象を与える理由」について。さ、いってみましょう!
2010-12-27 11:04:54【水玉タイの秘密3】僕は、今まで著した本のなかで、もっともクラシックなネクタイの柄は、紺地に白の小さなドット(水玉)だと何度も繰り返した。ベルルスコーニがコレクションしたタイだ。だが、なぜそれがクラシックなのか、まだ述べていないのでここで述べる。
2010-12-27 11:05:15【水玉タイの秘密4】ただ、僕は色彩学者でも図形学者でもないので、あくまでもただの推論である。信ずるも無視するも、読者の自由だ。
2010-12-27 11:05:40【水玉タイの秘密5】「点」は、図形の原点なのだ。秩序を具えた「点」は、人に、そのままの秩序を伝達する。建築現場に打ち込まれた、規則正しい杭がいい例だ。
2010-12-27 11:06:18【水玉タイの秘密6】秩序ある人間が、正しく他人に秩序を伝達することができるのも同じことだ。つまり秩序正しいドットの配列は、図形以前に人間が感じる、間違いのない原初的感覚なのだ。
2010-12-27 11:06:49【水玉タイの秘密7】ドットが細かになればなるほど、秩序に密度が加わり、より秩序の効果を増していく。細かな水玉のタイが他人に好印象を与えるのはそのためだ。
2010-12-27 11:07:19【水玉タイの秘密8】好印象とは秩序で、秩序は上品な装い、落ち着いた装い、ネクタイだけが浮き上がらない装い、すなわちクラシックスタイルに通ずる。
2010-12-27 11:08:26~『成功する人だけが知っている モノ選びのディテール』(落合正勝)より。成功する人のモノ選びのディテールを詳しく知るならこちらもどうぞ⇒ http://amzn.to/fZw4JR
2010-12-27 11:09:20とはいえ、これをがーんと全部載せると、「また長文か!」ときっとお叱りを受けてしまうので(って、だれに?)、がんばって短くしてみました。←頼まれてない
2010-12-27 11:12:33ネクタイ、シャツ、スーツの色と素材のミックスって、見てるだけでもおもしろいんですよね。でも、それがどうしておもしろいのか、さきほどの落合氏の著書を読んで、なるほどなーと思いました。
2010-12-27 11:14:39~柄は、大別して三つある。ごく小さなシンメトリー柄、ストライプ柄、そのほか数多(あまた)の柄だ。ミスマッチのような上品なお洒落を求める人は、初めの小紋柄だけに注目し、後の二つは無視する。
2010-12-27 11:18:33~ただし、ここでは、無地は除いてある。無地は、簡単のようだが、素材と作りの判別ができないと、ありきたりのお洒落になってしまう。
2010-12-27 11:23:19~歴代のアメリカ大統領の赤のタイがいい例だ。どうしても無地を締めたいという人は、素材から入る。
2010-12-27 11:24:22~35オンス以上のシルク、上質なカシミアやにっとだ。日本で買えば、2万円以上する。色は、紺を選べば間違いない。応用範囲が広いからだ。
2010-12-27 11:24:55落合氏にご興味をもたれたかたは、こちらを今すぐクリック♡ http://amzn.to/fZw4JR シンプルななかに、ファッションへの熱い情熱がほとばしる……というか、素直にファッションっておもしろい&理由があって人はその服を着ている、のがわかり、おもしろいです。男女ともに。
2010-12-27 11:29:59