日本記者クラブ2015/6/12の山崎拓、亀井静香、武村正義、藤井裕久各氏の共同記者会見
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山崎拓さんよりあいさつ。「本当は古賀さんも出席予定だったが、よんどころのない事情により出席が難しいということだった。我々の共通点は戦前生まれであるということ」
2015-06-12 13:05:57亀井「先日5人で意見交換をした。その時の共通認識は日本が戦争に負けて以来ある意味で最大の危機に直面しているということ。その点で認識が一致していた。今後我々がじじいだからといってこういう危機に黙っておるわけにはいかない。共同記者会見で我々の思いを国民の皆さんに発信することになった」
2015-06-12 13:09:05亀井「ご承知のとおり、我々の日本は戦後普通の国ではないということを国是としてきた。それを一内閣が解釈だけでこれを変えてしまうというのはルビコン側を渡ること。当然ながらワニが出るかサメが出るか、わからないし制御することはできない」
2015-06-12 13:10:28亀井「今国会でイカダで渡るのか泳いで渡るのか細かい話を国会でしているが、相手は制御できない。必ず戦死者が出ます。戦闘行為があれば戦死者は出る。にもかかわらず一内閣が一国会でそれをやろうとしている。子どもが考えても無茶なことがわかるはずだ」
2015-06-12 13:11:52亀井「国会議員だけで国是を変更するようなことをしてはいけない。国会議員は当選したり落選したりする。こういう基本的な問題については国民の意思を問うことは当たり前。子どもでもわかる常識。それをしないで国家のあり方をがらっと変えようとしている」
2015-06-12 13:13:12藤井「いま国会で機雷の話など始まっているがあれは細かい話。根っこは昨年7月の閣議決定にある。あの閣議決定は極めてインチキな文章。最初の3要件は集団的自衛権ではなく個別的自衛権の話。そういうごまかしがある」
2015-06-12 13:15:29藤井「集団的自衛権とは何か。それは対等な軍事同盟ということである。日本は軍事同盟は2回しかやったことがない。最初は日英同盟、日独伊三国同盟。戦後は軍事同盟がない。日米同盟は米国は軍事、日本は土地を提供するという建前があり、対等な軍事同盟ではない」
2015-06-12 13:16:47藤井「軍事同盟、集団的自衛権を作ることの本質とは何か。それは仮想敵国を作ること。しかしこの点を安倍さんがごまかしている。仮想敵国を明言しない」
2015-06-12 13:17:52藤井「今後日米同盟ができたとする。その時の仮想敵国は中国であるとする。そうした衝突を増やすようなやり方は避けるべき。殴ったら殴られる。その連鎖を生む。ではどうそうした事態に対処するか。それは国連を使うしかないだろう」
2015-06-12 13:20:57藤井「米国は日本に肩代わりを求めている。俺たちだけで世界の警察官はダメだという意識を持っている。少し日本がやれよという話に尽きている。本当のことを言えば経済でも肩代わりを求めている。軍事と経済、2つの肩代わり」
2015-06-12 13:22:06藤井「ベイナーからの安倍さんの評価。歴史修正主義者的なのを変えるべき、岸信介は周りと仲良くしてやってきた。あとは自分の意見を言うべきでない。こんなことをやっていたら日本は間違った道に行く。これを止めたい」
2015-06-12 13:24:00武村「とにかく安倍さんは70年続いた日本の平和主義をがらりと変えようとしている。これでは外国の戦争に日本がいよいよ巻き込まれようとしている。日本の防衛はこれまで専守防衛を貫いてきたし、それによって世界の国々から高い信頼を得てきた。私はこれこそが最大の抑止力と思っている」
2015-06-12 13:25:49武村「安保法制の進め方は一貫性がないし、荒々しい。選挙のときは集団的自衛権の行使は憲法改正でやるという考え方だったが世論の反発が強くて引っ込めた。そのあと出てきたのはもっと安易な解釈改憲だった」
2015-06-12 13:27:54武村「国民世論が納得しない状態で強行採決したら大きな禍根を残す。3つのことを提案したい。1つは国民を守るのは個別的自衛権の幅で対応が可能であるということ。2つ目は現在のGNP1%の制限を緩和して自衛力強化すること。3つ目は正々堂々と国民投票を前提とした憲法改正の道を選ぶべき」
2015-06-12 13:29:42