おっさんふたり

美々丞 @BB_rongesuki

「今入ってきたレディ達イイなぁ綺麗だ…」「ん、美味だ」「なぁお前さんの好みはあん中のどの子だ？」「酒に強くない女性が好きだからこの場では居ないな」「ふーんまぁそう言うと思っ…ええ！？マジかッッ！？！？」「いきなりなんだその食いつき…」 pic.twitter.com/QPr4HQgOJM

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美々丞 @BB_rongesuki

@BB_rongesuki この二人は良い絵になるなぁいやほんと pic.twitter.com/NIPKXYXazC

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美々丞 @BB_rongesuki

「なんでおまえさんよわな…うっぷ」「強いて言うなら俺がアンデッドだからだろうな」「くっそあんでっどほろべ」「はっはっはっアンデッドは簡単に死なないのが売りだ。そんなことも分からなくなったかハーレー」「年下弄りいくない」 pic.twitter.com/HkSSC6HFiX

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シキ @orikadoyuki

「パパ」 「あん…？」 「はい…？」 「パパ」 「ヒヅマ…おまえさん、子持ちだったのか」 「まさか。ハーレーの子だろう？」 「…………」 「…………」 「―――パパ」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「おまえさんと同じ緑の髪をしてるじゃねえか」 「おまえと同じくせっ毛だな」 「どことなくこう…、槍とか似合いそうだよな」 「どちらかというと拳銃の扱いのほうが長けていそうじゃないか？」 「いやいやいやいや」 「ない。ぜったいにない。こういうのはハーレーの担当だ」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「とりあえずジュースを飲ませてみたが…どうするんだ、パパ？」 「そうだなあ……って、ナチュラルにおれをパパにするんじゃねえ！」 「ははっ、バレてしまったか」 「……おまえさんもそういう冗談言うんだな」 「酒の席くらいはな」 （あ、ここ条約酒場の体です） #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「ま、年齢的にはどっちのガキでもおかしくねえわな」 「俺は３０半ばで、ハーレーは……」 「今年で３４。年上のおまえさんが怪しいな」 「身に覚えがない」 「男なら知らずに撒いた種のひとつやふたつ、あるだろうや」 「そんな、ハーレーじゃあるまいし」 「おい」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「そういえば、条約酒場は時空が乱れているらしいな」 「急にどうしたってえんだ？」 「つまり、本当にどちらかの子供かもしれないということだ」 「あー…、なるほど。未来の子供がコンニチハ、ってな」 「きみは帽子が似合いそうだな」 「オイおれに似せようとするのヤメろ」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「ほれ坊主、フォーク持て。おー似合う似合う」 「それを槍に見立てるのはムリがあるだろう…」 「えい！」 「痛ぇ！…くっ、なんて槍捌きだ…。こいつは槍使いのガキに違いな…」 「えい！えい！」 「ちょっ…待っ、…痛ぇ！痛ぇってんだよ！」 「ふっ」 「そこ笑うな！」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「これは返してもらぞ」 「ぼくの槍…」 「そうしょげるな。ほれ、こっちで遊んでろ」 「おいハーレー、拳銃を貸すなんて正気なのか？」 「球は入ってねえよ。まさか混沌の弾丸を自分で作れはしねえ―――」 BANG！ 「ぶっ」 「まさか……」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「幸いにしてけが人はいなかったな」 「壁の修理代は払わされたけどな…。つか、割り勘じゃねえの？」 「おまえが弾を抜き忘れたのが悪い」 「ちっ、ケチ。おい坊主、『ヒヅマ、ケチ！』って叫びながら店の中走り回ったら、ジュースもっとやるぞ」 「ほんと！？」 「やめろ」 #おっさんふたり

美々丞 @BB_rongesuki

これに出てくる子を描きました。 twitter.com/orikadoyuki/st… 描き始め「二人の要素が入った子供か〜当然可愛いだろ」 途中「男として接してるけど実は女の子とか良い」 描き終わり「…二人がパパ(意味深)でいいと思う」 pic.twitter.com/6fgeDGLTRX

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シキ @orikadoyuki

「お？どうした、急におとなしくなっちまって」 「体調が優れないのかもしれないな」 「……おしっこ」 「トイレならあっちだぞ。……なんで袖を引く？」 「ひとりでいけない、ということだろうな」 「ったく、しゃあねえなあ。こっち来い」 「……意外と面倒見がいいな」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

@orikadoyuki 「ああ、戻ったか。残念だったな。おまえ好みの女が入ってきたが、他の男に連れて行かれてしまった。……どうした、顔色がよくないぞ」 「女だった」 「は？」 「こいつ坊主じゃなくて女だった」 「マスター、自警団に通報を」 「仕方ねえだろ！」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「はあ…。なにが哀しくて、よそのガキのために、こんな恥ずかしい思いをせにゃあならんのだ…」 「よかったじゃないか。おまえは女ならなんでも好きだろう」 「冗談でもやめろよマジで」 「おなかすいた」 「ああ、そうかい。ヒヅマ、おまえさんがなにか見繕ってやれよ」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「なにか好きなものは？」 「おさかな」 「そうか。それじゃマスター、なにか魚料理を。量は少なめでけっこう。―――それと、なにかデザートも」 「急に対応が優しくなったな」 「レディにはそれ相応の対応をしなければな」 「こんなガキも女として見るのかよ…」 「ちがう」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「さて。おれはちょっと、かわいい子でも探しにいこうかね」 「愚痴っぽい絡み酒には付き合わないぞ」 「負け前提で言うなや！」 「懲りない男だ…。―――ああ、ぽろぽろこぼすと服が汚れてしまう。店主、ナプキンをいただけるか」 「ありがと」 「どういたしまして」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「くっそ～。あのチビのせいで子持ちと勘違いされちまって、ぜんぜん引っかけられねえ……」 「―――あら、あなた。こんなところにいらしたのね。あの子は見つかったの？」 「あん……？　おおっ、清楚系美人ッ！」 「美人って…妻を相手になに馬鹿なこと言って……、あら？」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「よく似てはいるけれど……わたしの旦那様でほないわね。ごめんなさい、人違いでした」 「艶やかなロングヘア、すらっとしたスタイル、なにより、気持ち冷ための美貌！すげえ！」 「ふふ、ありがとう。でもごめんなさいね、わたし、旦那と子供を探さなくちゃいけないの」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「そいつは残念。せめておまえさんみてえな良い女を射止めた幸せ者に、文句のひとつもいってやろうかな」 「あらあら、喧嘩はしないでくださいね。―――あ、いた。あそこにいるのがわたしの旦那よ」 「ほほお～、なかなか良い面構…え…？」 「ふふ。それじゃ、失礼するわね」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「なんだよおまえら、先に飯食っちまうなんてヒデェじゃねえか！」 「…失礼だが、どなたですか？」 「おいおい、冗談でもやめろよな。いくらアタシでも傷つく…って、あれ、うちの亭主じゃない？」 「結婚した覚えはありませんね」 「あ、ママ」 「よし、ガキはうちのだな」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「パパ、いた」 「ばーか、この人は父ちゃんじゃないよ。人違いなの」 「……パパじゃないの？」 「急に怯えられるのはやめてもらえないか。きずつく」 「あはは、うちの子が迷惑かけたね。お詫びとお礼に……そうだね、キスでもするかい？」 「遠慮しておきます」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「なんだ、つれないねえ。まあ良いや。ほれ、父ちゃんと合流しておうち帰るよ」 「うん。……ばいばい、パパじゃないおじちゃん」 「ああ、さようなら。―――どこかで見たような赤毛だったな。帽子も似ていたし。もしあいつが女になったらあんな感じ……、ん？」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「あの入り口のところに立っている男……、やけに俺と似ているな……。え、さっきの女と合流した？あれが旦那？ 　……あまり、うれしい偶然ではないな」 #おっさんふたり

シキ @orikadoyuki

「おいヒヅマすげえぞ！おれそっくりなヤツがベッピンさん連れてやがった！やっぱこの顔はモテ顔だ！」 「偶然だな。俺はおまえによく似た女と、俺そっくりの旦那をみた」 「へー。そういや、ベッピンはおまえさんに似てたかもしれん。……なんか気持ち悪いな」 「お互い様だ」 #おっさんふたり